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バイオ・フィードバックによる脳波のコントロール

主題:
バイオ・フィードバックによる脳波のコントロール
著者名・研究者名:
長山珠子(鳴門教育大学大学院教育研究科)末田統、本馬朱三(徳島大学大学院工学研究科)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 129~134頁(1997年8月)
キーワード:
バイオ・フィードバック、進行性筋ジストロフィー、筋萎縮性側索硬化症、Wolpaw、ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)、ミューリズム、脳波
連絡先:
末田統(徳島大学大学院工学研究科 エコシステム工学専攻)
〒770 徳島市南常三島町2丁目1番地
電話: 0886-56-2167
概要:
筆者らは進行性筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症患者のコミュニケーション手段として、バイオフィードバックによるミューリズムの振幅コントロールの可能性を確かめ、合わせてミューリズムを利用した実用的BCI用脳波の処理法を検討した。本研究ではディジタルフィルタでミューリズム帯域成分を抽出し、被験者にフィードバックによる被験者の学習効果及び周波数帯域の違いによるミューリズム振幅の増減の違いを分析した。3名の被験者による実験の結果、1名はフィードバック訓練の効果が見られたが、他の2名にはあまり効果は見られなかった。またミューリズム周波数帯域毎の振幅の違い及び電極位置によるミューリズムの振幅の違いを検討したが、目立った違いは見られなかった。