音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

デジタル音声変換による老人性難聴疑似体験に関する基礎的研究

主題:
デジタル音声変換による老人性難聴疑似体験に関する基礎的研究
著者名・研究者名:
渡辺進一朗(明治生命フィナンシュアランス研究所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 139~144頁(1997年8月)
キーワード:
デジタル音声変換、老人性難聴、疑似体験、シニア・シミュレーター開発、デジタル補聴器、QOL
連絡先:
渡辺進一朗((株)明治生命フィナンシュアランス研究所 業務開発部)
〒100 東京都千代田区丸の内2-1-1
電話: 03-3283-8044
概要:
高齢社会における環境整備については高齢者や障害者が快適に生活できるサービスを提供することが望まれる。本研究では我々が開発したシニア・シミュレーターのうち、感音難聴を想定した老人性難聴疑似体験キットを使用した。これを50歳程度の成人男性健聴者が装用したときに70歳程度の加齢による聴力低下に近くなるよう聞こえを模擬し、聴力低下の模擬をデジタル補聴器によって可能かを検証した。無響室で裸耳と補聴器装用耳による語音明瞭度検査を行ったところ、期待されていた効果がほぼ得られていることが分かった。以上のことからデジタル補聴器によるシニア・シミュレーターは加齢による聴力低下を体験するのに適した方法の一つであると言える。