肢体不自由者のキー入力における判別式の検討
- 主題:
- 肢体不自由者のキー入力における判別式の検討
- 著者名・研究者名:
- 有福義範、石黒勝 (通信・放送機構小石川リサーチセンター) 北風晴司(日本電気(株)第一C&Cシステム事業本部)
- 掲載雑誌名:
- 第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 145~150頁 (1997年8月)
- キーワード:
- 連絡先:
- 有福義範(通信・放送機構 小石川リサーチセンター)
電話: 03-5978-9611 - 概要:
- 頸椎損傷者6名、脳性麻痺者1名、健常者1名によりキー打鍵の過程を実験により分析し、障害の内容毎にキー入力の特性を把握した。その結果、打鍵の困難な障害者でも確実に入力するためには、障害毎にキー打鍵過程におけるパラメータを調整することが有効であることを確認した。さらに、統計的手法を用いてこれらのパラメータを決定するための判別式を提案した。将来的には、これらの値は保存・転送し、利用する各キーボードにおいて設定することでパソコンが代わっても利用者にとって適切な入力が可能となることを目指している。