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肢体不自由者用特殊キーボードの開発

主題:
肢体不自由者用特殊キーボードの開発
著者名・研究者名:
坊岡正之(兵庫県総合リハビリテーションセンター)奥英久(岡山理科大学工学部)相川孝訓(国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)小畑順一(心身障害児総合医療療育センター)畠山卓朗(横浜市総合リハビリテーションセンター)八藤後猛(日本大学理工学部)岡田伸一、渡辺哲也(障害者職業総合センター)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 173~178頁(1997年8月)
キーワード:
肢体不自由者、上肢障害者、特殊キーボード、コンピュータ、キーガード、時間パラメータ、パソコン
連絡先:
坊岡正之
〒674 明石市二見町東二見515-1-701
電話: 078-941-1421
概要:
上肢障害を伴う肢体不自由者がコンピュータを操作する場合の問題点としてキーボード操作がある。我々は形状が異なる複数の特殊キーボードが有効と考え、開発と研究を行った。開発した特殊キーボードは接続対象を日本電気(株)製と日本IBM(株)社製(含互換機)とした。形状は標準型、大型3種、小型4種とし、いずれもキートップと盤面との高低差が小さく、加えて厚みの異なる数種類のキーガードを標準設定している。また時間パラメータはプログラムで設定し、ファイルとして記録できるようにすると共に使用者に適しているかを簡易的にチェックするテスト・プログラムも併せて開発した。比較実験と使用実験の結果、本研究において開発した特殊キーボードは上肢障害を伴う肢体不自由者のコンピュータ操作環境改善に有効と考えられる。