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高齢者の住宅改造助成制度に関する研究-東京都23区のアンケート調査をもとに-

主題:
高齢者の住宅改造助成制度に関する研究-東京都23区のアンケート調査をもとに-
著者名・研究者名:
秋山祐子(日本社会事業大学大学院研究生)原 鉄哉(東北福祉大学)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 217~222頁(1997年8月)
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概要:
この論文では、住宅改造助成制度の利用件数に影響する要因を明らかにするために行われた調査について記述されている。調査では、各区に配布、回収したアンケート調査票と統計資料をもとに14項目を抽出し、それらを独立変数とした強制投入法による重回帰分析が行われた。その結果、住宅改造助成制度の利用件数にもっとも影響する要因は「65歳以上の同居世帯総数」であり、利用件数ともっとも相関関係がある項目は「老年人口の割合」であった。この結果より、区に在住する高齢者と同居している若い世代の意識が利用件数に影響していることが分かった。また、各項目の相関関係の結果より、「持ち家数」、「老年人口」、「民生費」が間接的に影響していることも示唆された。さらに、助成制度の利用数が極端に多い江戸川区とその他の区の比較では特に顕著な違いは見られなかった。