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福祉職から現状を見たときに感じること

主題:
福祉職から現状を見たときに感じること
著者名・研究者名:
古瀬喜久(東京都大田区立大田生活実習所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 223~224頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
古瀬喜久(大田区立大田生活実習所)
〒144 東京都大田区萩2-10-11
電話: 03-3745-0878
概要:
障害者にとって、補装具や福祉用具は確実に必要なものが入手できることが重要である。しかし、現状では、福祉事務所などにおいて利用する本人に合った補装具や福祉用具が供給されないケースが多い。その原因の一つは、福祉事務に関わる職員が一般事務職であるため勤務先が広範囲にわたり、長期にわたって専門職として働くことが困難なことである。そのため、担当者の福祉に関する専門的な知識や技術が不足することになる。また、たとえ担当者が福祉の専門家であっても、その養成過程において用具についての専門教育を受けないために、用具に関する専門的知識に欠けることが多い。こうした問題を解決するには、福祉に携わる人々に対する教育体制の確立が必要である。特に、用具についての基礎知識を集約し、テキストなどの標準化を目指す必要がある。