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高齢者の車いす座位能力分類とその対応(高齢者に適する座位保持装置と車椅子)

主題:
高齢者の車いす座位能力分類とその対応(高齢者に適する座位保持装置と車椅子)
著者名・研究者名:
木之瀬 隆(東京都立医療技術短期大学)廣瀬秀行(国立身体障害者リハビリテーション研究所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 327~330頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
木之瀬隆(東京都立医療技術短期大学作業療法科)
東京都荒川区東尾久7丁目2番10号
電話: 03-3819-1211
概要:
この論文では、高齢者の座位能力の簡易的分類とそれに基づいた座位保持装置の適応について書かれている。開発された簡易車椅子座位能力分類は、体幹のレベルと車椅子操作レベルをそれぞれ3段階に分類している。体幹のレベルは座位能力を示し、車椅子操作レベルは自立能力の確認用である。座位能力については、国際ストークマンデビル車いす競技連盟の座位バランス評価基準をもとにした、青木の高齢者の椅子座位バランスのグレードとの比較検討が行われた。簡易車椅子座位能力分類で“体幹の垂直位保持が長期的に可能”のレベルでは、JAYコンビクッション、タカノクッション、ソロクッション、ALE座位保持装置(スタンダード)が適しており、“体幹の垂直位保持が短期的に可能”のレベルではALE座位保持装置(国リハタイプ)、リピート車椅子、JAYシステム(デュオクッション+ケアバック)が適しており、“体幹の垂直位保持が不能”のレベルではJAYシステム(ケアクッション+ケアバック+ヘッドレスト)、コンフォート座位保持車椅子、クイッキーリクライナー車椅子+JAYシステムが適していることが示された。