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車いすSIG発~車いす技術の動向(手動車いすについて)

主題:
車いすSIG発~車いす技術の動向(手動車いすについて)
著者名・研究者名:
沖川悦三(神奈川県総合リハビリテーションセンター リハ工学研究室)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 339頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
沖川悦三(神奈川県総合リハビリテーションセンターリハ工学研究室)
神奈川県厚木市七沢516
電話: 0462-49-2590
概要:
欧米と比較して我が国において比率の高いオーダーメイドの車いすに関しての現状紹介と問題点及びその問題点とそれに対する最近の動向が記載されている。オーダーメイドによる車いす処方において、処方に関わる者には高度な使用者評価能力と車いす設計能力が要求されることを指摘している。また、製作する企業にはその要求に応える高度な設計・製作技術が要求されることも指摘している。処方から完成までに多くの時間を要する、身体状況の変化などに対応できない、多品種少量生産で製造効率が悪いなどのオーダーメイドの問題点を列挙している。そして最近の動向として、処方の指示を受けたらできるだけ早期に本人に適合性の高い車いすを処方し、姿勢の調節や最も適した車いす上動作が可能になるように車いすの各部を調整が求められることを記載している。それらの問題点を解決するためにはモジュラー方式の車いすが有利であるとの見解を示している。