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車いすSIG発~標準化の動向

主題:
車いすSIG発~標準化の動向
著者名・研究者名:
高橋義信(財団法人自転車産業振興協会技術研究所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 340頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
高橋義信(財団法人自転車産業振興協会 技術研究所)
愛知県犬山市字新川1-6
電話: 0568-67-0437
概要:
車いすの標準化・規格化に関して、国内規格(JIS)と国際規格(ISO)での現状を紹介し、今後の車いすの標準化の動向に関する筆者の見解を示している。標準化・規格化の目的として、製造面からのコストダウンと使用者に対する安全性の確保の二点を挙げている。加えて互換性による部品交換などのメリットに関しても言及している。JISにおける「手動車いす」と「電動車いす」の二つが規格化されていることを紹介している。またISOでは現在27規格が制定及び検討されていることを紹介している。しかし、製品作りの上ではJISは指標となっているが、車いすがJIS指定対象品目になっていないことから、JIS認定製品が存在しないことを指摘している。今後国内の関連機関がネットワークを組んで車いすの評価の体制を構築していく方向にあることなど今後の車いすを含んだ福祉機器全体の動向を説明している。