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前傾姿勢保持装置「ラブモーリー」の開発

主題:
前傾姿勢保持装置「ラブモーリー」の開発
著者名・研究者名:
奥田勝博(川村技研株式会社)、海原義公(川村義肢株式会社)、大川敦子(ボバース記念病院整形外科)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 373~376頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
奥田勝博(川村技研株式会社)
〒554 大阪府大阪市此花区常吉1-1-60
電話: 06-460-6600
概要:
自動車での補助用、床上でのあぐら座位での姿勢保持が可能な前傾姿勢保持装置(商品名ラブモーリー)を試作している。内面には塩化ビニール系スポンジとチップスポンジを併用し、表面には塗料コーティングを行っている。販売は、採寸をもとに仮合わせを行い表面処理後行っている。本装置の最大の特徴は前傾姿勢がとれるように前面を低くして傾斜をつけている点である。利点として伸展痙性の減少、ヘッドアップが可能になる、上肢屈曲の抑制などが挙げられる。また床上などでの本装置はあぐら座位にも対応しており、座位において膝を伸展すると伸展痙性が強くなる場合などあぐら座位が有効な場合にも対応可能である。本装置の使用経験から、自動車の車内でも床上や畳の上などでの長座位が可能であり、緊張がとれることが判明している。炎天下での使用や車中においた場合の本装置の表面変化は現在調査中であることが記されている。