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神奈川リハ式フレックスシート製品化の試み

主題:
神奈川リハ式フレックスシート製品化の試み
著者名・研究者名:
宮本晃、沖川悦三(神奈川総合リハビリテーションセンターリハ工学研究室)、大橋正洋(同リハ医学科)、玉垣努、高田靖子(同作業療法科)、前田淳一、三吉聖子、波多野直(同理学療法科)、小田和司(有限会社木村義肢工作研究所)、下平智弘、前田清隆(タカノ株式会社)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 381~384頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
宮本晃(神奈川県総合リハビリテーションセンター)
神奈川県厚木市七沢516
電話: 0462-49-2590
概要:
筆者らが開発してきた座位姿勢における支持性と動きに対する追従性を両立した座位保持装置(神奈川リハ式フレックスシート)の製品化における過程を報告している。シートのたわみを制御する機構をコイルばねを組み合わせることで、従来のポリプロピレン製の丸棒の耐久性の問題解決を試みている。結果として、使用者の体重、筋緊張の強さに応じてたわみを調整可能としている。動作解析システムを用いて身体とシートのたわみの関係を調べ、コイルばねの設置位置を決定している。加えて通気性を考慮してシェルはポリプロプレンのメッシュとした試作品を製作している。試作品の問題点を解決するため、コイルばねの内側の金属の丸棒の長さを変更することでシートのたわむ範囲を調整できる機構に変更するなど再度試作を行っている。また今後、臨床場面での適合方法を中心とした評価とモジュール化を含めた製品の検討を行い、市場にて販売することも記載している。