高性能競技用チェアスキーの研究開発(長野パラリンピックに向けて)
- 主題:
- 高性能競技用チェアスキーの研究開発(長野パラリンピックに向けて)
- 著者名・研究者名:
- 沖川悦三、宮本晃(神奈川県総合リハビリテーションセンター)、田中理、飯島浩(横浜市総合リハビリテーションセンター)、山川洋(横浜ラポール)、鈴木曠二(東海大学工学部動力機械工学科)、福井巧(ヤマハ発動機株式会社)、久保潔(カヤバ工業株式会社)、古川久四(日進医療器株式会社)
- 掲載雑誌名:
- 第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 399~404頁(1997年8月)
- キーワード:
- 連絡先:
- 沖川悦三(神奈川総合リハセンター)
神奈川県厚木市七沢516
電話: 0462-49-2590 - 概要:
- 長野パラリンピック用高性能競技用チェアスキーの開発を報告している。最適滑走動作を引き出せるシート及びフレーム構造、サスペンション機構及びショックアブソーバーの開発と軽量、高強度のフレームの開発の2点の開発を行っている。総合的な性能では前方にストロークする4棒リンク機構が最も優れたサスペンション機構であると推測している。また、ドイツ、アメリカ、日本のそれぞれの国のチェアスキーのサスペンション機構とショックアブソーバーを減衰力、ばね定数の実測値を基に比較検討している。その結果を基にして、台形4棒リンク機構のサスペンションによる新型フレーム及びばねを組み込んだショックアブソーバーを試作し、滑走実験も行っている。その際、チェアスキーばね上加速度、ばね下加速度、ショックアブソーバーストロークの3項目を計測している。そして、更に改良を加え、最終的なフレームとショックアブソーバーを決定している。