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手関節筋骨格数学モデルを利用した電気刺激時の筋力推定について

主題:
手関節筋骨格数学モデルを利用した電気刺激時の筋力推定について
著者・研究者名:
大島淳一、山本敏泰(富山県高志リハビリ病院)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 449~452頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
大島淳一(富山県高志リハビリ病院 研究開発部)
富山市下飯野36
電話: 0764-38-2233
概要:
筋骨格モデルを用いて動作に必要な筋力パタンを推定し、機能的電気刺激(FES)の刺激パタンを推定する方法に関して報告されている。具体的には、手関節モデルの構築、すなわち手関節運動時の回転軸位置推定、手関節周囲筋の走行位置計測、モーメントアームの推定、手関節モーメント計測法を用いた電気刺激時の筋力の推定について報告されている。手関節の運動を計測する実験装置を製作し、それを利用して成人男性の被験者の右上肢を対象とした実験を行っている。対象の上肢に電気刺激を加え、手関節3軸モーメント及びハンドの前腕に対する相対位置を計測している。この結果と筋・腱の走行位置からモーメントアームの推定も行っている。長橈側手根伸筋刺激時を例に挙げ、刺激強度と正規化筋力の関係を推定している。以上のように刺激強度と筋力と筋長の関係を明らかにすることで手関節周囲筋を含むモデル構築が可能であると結論づけている。