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ホームビデオ映像を利用した解析装置の開発 -第2報・解析対象の多様化に対応する新方式への試行-

主題:
ホームビデオ映像を利用した解析装置の開発 -第2報・解析対象の多様化に対応する新方式への試行-
著者名・研究者名:
榎本勝美(株式会社朋栄映像情報システム開発部)西村重男(北海道立心身障害者総合相談所)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 485~490頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
榎本勝美(株式会社朋栄 佐倉研究開発センター 映像情報システム開発部)
〒285 千葉県佐倉市大作2丁目3番3号
電話: 043-498-1614
概要:
VTR映像における人体の動作をスティックピクチャで模式化する方法は、定量的な解析を可能とする。しかし、撮影された映像にはなお多くの情報が残されており、映像をそのまま解析に利用するためには、静止画上に動作のパターンを表現する必要がある。そこで、その様な試みとして加算方式画像合成システムおよび重ね合わせ方式画像合成システムを開発した。加算方式画像合成システムの場合は、画像の単純加算を行った。しかし、この方式は、合成枚数が増えるに伴い対象が背景に対し透明化するという欠点を有した。一方、重ね合わせ方式画像合成システムの場合は、画像に含まれる対象を背景より切り出し、これを順次重ねる。この方式では合成枚数が増加しても対象の透明化は生じないが、対象が互いに重なり合う部分では、先に合成したものは後に合成したものに隠され、見えなくなるという欠点を有した。