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脊髄損傷者のプッシュアップ動作分析

主題:
脊髄損傷者のプッシュアップ動作分析
著者名・研究者名:
難波邦治、谷本義雄、六名泰彦(吉備高原医療リハビリテーションセンター)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 491~494頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
難波邦治(吉備高原医療リハビリテーションセンター 研究情報部)
岡山県上房郡賀陽町吉川7511
電話: 0866-56-7141
概要:
脊髄損傷者27人について、プッシュアップ動作時に手のひらに加わる力の波形パターンを分析した。その結果、床を前後方向に押したときの力(Fx波形)に各被験者の特徴を見いだしたので、これを4種類のパターンに分類した。このうち特に移行型のパターンの中に、アップ期およびダウン期に対応するピーク波形が見られた。また、脊髄損傷者のプッシュアップ動作に、臀部を高く引き上げる方法と、安定性を求めた動作をする方法の2通りがあることが見いだされた。そして、前者の方法で行った場合、Fx波形パターンは移行型であった。また、プッシュアップ能力の高い者はどちらの方法も可能であったが、安定性を求めた方法で行った場合は健常者と変わらない波形を示した。なお、この解析法ではFx波形に移行型の者が多かったので、プッシュアップ訓練の指導効果を確認することができた。