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在宅高齢者と軽費老人ホーム入居者の居住環境比較 -高齢者の居住環境に関する研究 その1-

主題:
在宅高齢者と軽費老人ホーム入居者の居住環境比較 -高齢者の居住環境に関する研究 その1-
著者名・研究者名:
斎藤芳徳(郡山情報ビジネス専門学校)鈴木浩(福島大学行政社会学部)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 507~510頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
斎藤芳徳(郡山情報ビジネス専門学校デザインカレッジ)
福島県郡山市方八町2-4-1
電話: 0249-56-0025
概要:
在宅者と軽費老人ホーム入居者に対して、外出行動(物理的環境)や親族・近隣・友人などとの交流(社会的環境)の実態を調査した。対象者は、同一地域内(郡山市の農村地区)の60歳以上の男女の在宅者、および軽費老人ホーム(施設A)の入居者とした。調査方法は、主として面接聴取法とし、調査時期は1996年6月~7月とした。調査の結果、日常生活に関わりが深い外出行動については、在宅よりも施設Aの方が積極的な傾向が見られた。一方、親族・近隣・友人などとの交流については、施設Aよりも在宅の方が豊かであった。特に「別居子」「親族」「友人」との地理的距離により接触頻度の差が生じていたが、これは転居による影響と考えられる。また、親しい近所の人の有無の差は、高齢期における転居後の新たな近所付き合いが難しいことを示している。