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アンケートによる家屋改造事例の追跡調査

主題:
アンケートによる家屋改造事例の追跡調査
著者名・研究者名:
酒井広勝、濱昌代、村田明代、橋本実、唐津学、杉浦有子、織田裕可里、坂村健介(リハビリテーション加賀八幡温泉病院)能村友紀(寺井町健康福祉センター)勝木道夫(芦城病院)山口昌夫(金沢医科大学)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 525~528頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
酒井広勝(リハビリテーション加賀八幡温泉病院 作業療法科)
石川県小松市八幡1-12-7
電話: 0761-47-1212内線540
概要:
報告者の病院で家屋改造指導を行ってきた障害者(過去10年間に作業療法が処方され退院前訪問指導を行った患者)に対し、郵送によるアンケート調査を行った。アンケートの内容は、本人の退院時、現在の日中の過ごし方や改造内容などである。アンケートの結果では、家屋の改造箇所は浴室、トイレ、玄関の順に多かった。また、改造前後のADLの変化としては、トイレ改造の場合、「一人で可能となった」が多かった。一方、浴室や玄関の場合は、「介護が楽になった」が多かった。また、「退院時の改造で現在も行えている」と応えた人が各改造箇所とも80%前後と高かった。さらに、「新しく家を建てるとしたらどのような家が良いか」の問いでは手すり、段差、スペースの希望が多く、改造を行う場合もこの点に関してさらに考慮する必要があることがわかった。