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設備としての福祉用具の保守システムの問題点 -天井走行型ホイストの事例から-

主題:
設備としての福祉用具の保守システムの問題点 -天井走行型ホイストの事例から-
著者名・研究者名:
長尾哲男、東登志夫(長崎大学医療技術短期大学部)斉場三十四(佐賀医科大学)鳥飼洋二(明電興産株式会社)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 529~530頁(1997年8月)
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概要:
ある代理店におけるアンケート調査等をもとに、天井走行型ホイストのメンテナンスシステムの必要性について検討した。調査の結果、装置の機能面の問題よりも、錆や充電池の劣化など管理面の問題の方がより多く指摘されていた。しかし、保守を行うメーカー側にとって、機種の更新が行われにくく耐久性の高い商品はその保守が今後大きな負担となる。従って、機種の開発に当たってはメンテナンスフリー化の一層の工夫が求められる。また、恒久的に利用される日常生活用具や家屋改造等を伴ったものについては、その機能維持が生活の保証となるので、修理や再交付等の評価と保守管理の制度化及びその経費の公費化を早急に行う必要がある。