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ソックスエイドの適応

主題:
ソックスエイドの適応
著者名・研究者名:
池埜弥生、長辻永喜、村田定子、藤田亘、柴田千代子 (大阪府立身体障害者福祉センター機能訓練課)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 541~544頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
池埜弥生(大阪府立身体障害者福祉センター 機能訓練課)
〒590 堺市旭ヶ丘中町4-3-1
電話: 0722-44-8000
概要:
現在市販されているソックスエイド(くつ下を履くことが困難な人に対する自助具)が実用性に乏しいため、当センターでは作業療法部門が独自にソックスエイドを作製している。1995年に岡田・上田両氏が開発し近日市販予定のポリプロピレン板を使用したものを基本に、足の大きさ、使用頻度の高いくつ下の素材・長さ、くつしたの履き方などを考慮し、ソックスエイドの全体的な大きさ、ホールとウィングの位置と形、切り込みの大きさと形、持ち手の素材・長さなど対象者にあわせて実際に製作している。股関節OA(変形性関節症)、変形性腰椎症、強直性脊椎症、慢性関節リウマチ、脳性麻痺、脳血管障害両麻痺、その他の疾患者29名にソックスエイドとその補助用具を適応させたところ、関節可動域に制限があるかどうか、足関節の動きが良好かどうかによって本体の形状や持ち手の工夫が必要であることがわかった。