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機能を持つ上顎固定マウススティックの試作

主題:
機能を持つ上顎固定マウススティックの試作
著者名・研究者名:
寺師良輝、小林博光、松尾清美、藤家馨、江原喜人 (総合せき損センター医用工学研究室) 井手将文 (徳島大学大学院工学研究科) 平川博志、櫛野榮次 (福祉ボランティア医用工学研究会)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 545~548頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
寺師良輝(総合せき損センター医用工学研究室)
〒820 福岡県飯塚市伊岐須550-4
電話: 0948-24-7500 FAX: 0948-24-6533
概要:
歯科の専門家の推奨する上顎固定マウススティックを基本とし、回転・伸長機能を持つマウススティックを試作した。歯科学的配慮から、その構造により上顎切歯が唇側に押し出されることを防止すること、開咬悪化を防止すること、舌や唇の機能が不正に適応したり歪みを引き起さずに機能することを目的とした。試作品に付加した機能としては、スティックの伸縮機能と水平回転機能であるが、可動域の狭い人口呼吸器使用のC3頸髄損傷者が試用したところ、水平回転機能に関しては正面保持が困難であることから伸縮機能だけをもつモデルを製作した。製作までの工程は、製作前の印象採得(上顎の型取り)・マウススティックの製作・口腔内への装着調整となる。