音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

高度リウマチ・頚髄損傷(C6)患者用錠剤開け器の作製・実用化を試みて

主題:
高度リウマチ・頚髄損傷(C6)患者用錠剤開け器の作製・実用化を試みて
著者名・研究者名:
上迫尚史 (奈良県身体障害者リハビリテーションセンター整形外科病棟)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 549~550頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
上迫尚史(奈良県身体障害者リハビリテーションセンター)
概要:
リウマチ患者や頚髄損傷患者にとって、現在使われている錠剤を自分自身でシートから開けることは手指の変形・拘縮や握力・筋力の低下により非常に困難であるが、患者のセルフケアーの自立・QOLの向上を目指して、錠剤開け器を作製した。錠剤は指一本で簡単且つ確実に固定でき、打ち出し用の取っ手を押すことで取り出すことができる。打ち出された錠剤は専用の容器に入り、服用できる。錠剤は円形のものとカプセル型のものがあるが、それぞれの固定場所と打ち出し用の穴を用意することでどちらにも対応できる。錠剤を打ち出した後のシートは専用のゴミ入れに入れ、一杯になったら介助者または看護婦(士)が捨てることとした。本装置により頚髄損傷(C6)の患者が介助を受けずにスムーズに錠剤を開けることができた。