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小学校で使う自助具の検討-頚髄損傷児・Yくんが片手の残存機能で使う自助具

主題:
小学校で使う自助具の検討-頚髄損傷児・Yくんが片手の残存機能で使う自助具
著者名・研究者名:
前田今日子、岡野生也(兵庫県立総合リハビリテーションセンター) 越野八重美 (龍野中央病院)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 551~554頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
前田今日子(兵庫県立総合リハビリテーションセンター)
〒651-21 神戸市西区曙町1070
電話: 078-927-2727
概要:
乳幼児期に受傷した頚髄損傷児が普通小学校で学習することを補助する目的で自助具の作成及び改良を行った。1)文鎮棒磁石…良好な座位姿勢を保持するために机を傾斜させたため、教科書やノートを固定する必要があり、市販の棒磁石に取っ手を付け母指と示指で挟めるように改良した。2)教科書入れ…教科書を入れた箱を机の脇に置くこととした。必要に応じて移動させることができるよう車輪が付いている。教科書は母指を掛けて取り出すことができるように穴を開けひもを通している。3)ピアニカ演奏用サック…鍵盤の上に手をかざしたときに一番鍵盤に接近する示指の付け根部分で鍵盤を押すことができるよう指サックに突起をつけた。自己装着も容易で、鍵盤操作も容易に行うことができるようになった。