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肘関節痙性評価のための簡易型肘関節トルク測定器

主題:
肘関節痙性評価のための簡易型肘関節トルク測定器
著者名・研究者名:
村岡慶裕、富田 豊、本多 敏(慶應義塾大学理工学部)田中尚文、並木 泉、森 光代、岡島康友(同月が瀬リハビリテーションセンター)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 569~570頁(1997年8月)
キーワード:
痙性、定量的評価、反力、筋トーヌス、トルク、筋電図、定量的測定
連絡先:
村岡 慶裕(慶應義塾大学理工学部生体医工学専攻 富田研究室)
〒223 横浜市港北区日吉3-14-1
電話: 045-563-1141(内線3511)
概要:
肘関節の痙性を評価するために他動的肘関節運動による発生トルクを測定する装置を開発した。また測定装置の操作性の検討、臨床評価との比較を行った。被験者は痙性が正常、軽度亢進、中等度亢進、重度亢進の片麻痺患者4名で両側において測定を行った。関節の角速度は4段階とし等速関節動作の操作性、臨床評価との比較について解析を行った。結果は患側においては角速度が大きくなるほど角度-トルクプロットのヒステリシスが大きくなった。一方健側では角度、角速度に依存せずトルクは小さい値を示した。今後は高速においてもばらつきなく等速で操作できるよう改良を加える必要がある。