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脊髄損傷者における5種類のクッションを使用したときの座面の圧力計測

主題:
脊髄損傷者における5種類のクッションを使用したときの座面の圧力計測
著者名・研究者名:
谷本義雄、難波邦治、六名泰彦 (吉備高原医療リハビリテーションセンター) 長畑秀和、山本秀樹 (岡山大学)
掲載雑誌名:
第12回リハ工学カンファレンス講演論文集 12巻 575~578頁(1997年8月)
キーワード:
連絡先:
谷本義雄(吉備高原医療リハビリテーションセンター 研究情報部)
岡山県上房郡賀陽町吉川7511
電話: 0866-56-7141
概要:
脊髄損傷者や寝たきり老人、その他重得な患者にみられる合併症である褥そうの予防策の一つに物理的な除圧が挙げられている。そこで、脊髄損傷者を対象に圧力計測装置タクタイルセンサを用いて5種類のクッション(Air、 Contour、Cubicushion、Silicon Gel、Polyurethan foam)を使用したときの座面の圧力を計測し、圧力に関するパラメータとクッション評価の可能性を検討した。圧力に関するパラメータは、1)接触面積(圧力が10g/cm2以上)、2)高圧力部(80g/cm2)の面積、3)最高圧力値、4)左右座骨部の平均圧力値(直径10cm)を算出し、4つのパラメータと体重との相関を求めた結果、高圧部の面積と体重との相関が高く、被験者による違いは体重による違いの影響が大きいこと、クッションの違いを検討した結果、Airは体重の重い被験者ほど圧力分布に有効であることが判明した。