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自立生活 国際フォーラム 日本語版

ごあいさつ

自立生活国際フォーラムにようこそ
 今日、この日を迎えることができたことを、ご協力いただいた皆さんに心から感謝致します。
 '91年に、10団体ほどの自立生活センターが呼びかけ人となり、全国自立生活センター協議会(JIL)がスタートして、着実に全国に仲間を増やしてきました。各地でピアカウンセリング講座を開催し、自立生活プログラムを提供しながら、障害者自身が自分の人生のリーダーシップをとって生きていくこと、また自分たちに必要なサービスを作り出し、提供することで仲間をサポートしてきました。発足以来、所長セミナーの開催、協議員総会などで研修会開催、自問研・自立研で自立生活に関わる事柄の研修を積み重ねてきました。
 また、サービスの提供機関として質の向上・サービスの拡大にあわせ、障害者の権利擁護を模索しながら、地域で暮らすことを進めてきました。
 '96年にはワシントンDCで開かれたNCIL(全米自立生活協議会)の会議に参加し、'97年には2人の自立生活運動のリーダー(NCIL事務局長、セントルイス自立生活センター副代表)を招いて自立生活セミナーをもちました(このセミナーの報告は、「Access is civil right-アクセスは権利」のなかに入っています)。 
 そして今回、アメリカ、イギリス、フィリピン、韓国からのスピーカーを招き、日米の自立生活ネットワークから、より大きく、また、これから広がって行くであろうアジアの仲間とどう連帯できるのか模索する、ポイントとなるこのフォーラムを開催できる運びになったことをとても嬉しく思います。
 これまでの成り立ち、歩みを整理し、これから向かう方向性の確認、世界的な自立生活運動のネットワークの確立に向けて、それぞれの活動をもちよりながら有意義な討議の場としていきたいと考えています。また、これを機会として、仲間が世界的に広がっていくことを心から期待します。
 私たちのような小さな当事者組織が、このような国際会議ができるよう、東京都、助成財団、一般企業など、さまざまな分野でご協力いただいた方々に心から感謝いたします。

全国自立生活センター協議会
代表  樋口 恵子