障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー
第31号(2009年4月10日配信)
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第31号(2009年4月10日配信) 刊行:不定期
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DINF(Disability INFormation Resources)は、
財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
提供しているサイトです。
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個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
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■ 目次
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【1】新着情報
【2】ウェブ担当者コラム
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【1】新着情報
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【情報アクセス-著作権法の現況】
(1月28日 新着)
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会平成19・20年度報告書(案)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/20houkoku_an.html
平成21年1月16日に行われた
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第11回)の資料として提示された
報告書(案)から障害者福祉に関連する部分
(第3章 権利制限の見直しについて
第2節 障害者の著作物利用に係る権利制限の見直しについて(p.33-45))を
抜粋して掲載しています。
全文のPDF版は、こちらをご参照下さい。
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第11回)議事録
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h20_11/gijiroku.html
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会
平成19・20年度・報告書(案) (PDF形式)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h20_11/pdf/shiryo_1.pdf
(2月23日 新着)
文化審議会著作権分科会報告書
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/20houkoku.html
平成21年1月29日に行われた
第8期文化審議会第2回総会(第47回)の資料として提示された
報告書から障害者福祉に関連する部分
(第3章 権利制限の見直しについて
第2節 障害者の著作物利用に係る権利制限の見直しについて(p.37-49))を
抜粋して掲載しています。
全文のPDF版は、こちらをご参照下さい。
第8期文化審議会第2回総会(第47回)議事日程
http://www.bunka.go.jp/bunkasihngikai/soukai/47/gijishidai.html
文化審議会著作権分科会報告書の概要(PDF形式)
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/47/pdf/shiryo_3_1.pdf
文化審議会著作権分科会報告書(PDF形式)
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/soukai/47/pdf/shiryo_3_2.pdf
【情報アクセス-DAISYに関する取り組み】
(2月17日 新着)
セミナー「読むことに困難のある人へのDAISYによる情報支援」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/081207daisy_seminar/index.html
平成20年12月7日に障害者週間「連続セミナー」の
一環で行なったDAISYのセミナーの報告です。
http://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/h20shukan/index.html#c
このセミナーでは、読むことに困難さをかかえている人たちへの
DAISYを活用した支援について、
ディスレクシア当事者で特別支援学校の教諭でもある
神山忠氏からお話をいただきました。
DAISYの最近の開発状況については、DAISYコンソーシアム会長である河村宏氏から
情報提供を行いました。(ビデオ出演)
日本障害者リハビリテーション協会の
DAISYによる情報支援の全国的な環境づくりについて報告し、
今後のDAISY普及活動への理解と参加を呼びかけました。
(3月11日 新着)
スウェーデンのマルチメディアDAISYに関する試用事例
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/sweden/example_index.html
スウェーデンのリーディングエー市の学校で
マルチメディアDAISY図書を試用した事例の紹介です。
スウェーデン国立録音点字図書館(TPB)と
アニータ・ヒルデン氏(レークニィッタン(Leknyttan)教育者)が
読み書きが困難な生徒、注意欠陥障害の生徒、
発達障害の生徒とその教師(約50名)を対象に
マルチメディアDAISY図書を様々な学校で試し、生徒達に適合するかどうか
調査を行いました。
その調査に関する雑誌記事と調査で使用されたアンケートの翻訳を掲載しています。
【世界の動き-国連および関連国際機関の障害者に関する活動】
(4月8日 新着)
国連第2回「世界自閉症啓発デー」開催
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/intl/un/090331_waad/index.html
2007年12月、総会は国連決議A/RES/62/139により、
早期の発育年齢に影響を与えるこの障害に対する認識を高めるため、
「世界自閉症啓発デー」を年中行事とするよう決定しました。
昨年は初の開催記念として世界中で数々のプログラムが行われました。
今年の国連プログラムの紹介記事です。
【法律・行政-国内外の障害者差別禁止法・条例】
(4月9日 新着)
北海道障がい者及び障がい児の権利擁護並びに
障がい者及び障がい児が暮らしやすい地域づくりの推進に関する条例
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/anti/hokkaido.html
2009年3月27日、全会一致で成立しました。
「権利擁護」「暮らしやすい地域づくり」「就労支援」が盛り込まれており、
各委員会を設置して、調査、推進を実行するとしています。
【協会発ジャーナル】
<新刊 目次掲載>
(2月6日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2009年2月号(通巻331号)目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n331/index.html
(3月6日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2009年3月号(通巻332号)目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n332/index.html
(4月7日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2009年4月号(通巻333号)目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n333/index.html
<バックナンバー 記事本文掲載>
(2月19日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2006年1月号(通巻294号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n294/index.html
月刊ノーマライゼーション 2006年2月号(通巻295号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n295/index.html
(3月11日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2006年3月号(通巻296号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n296/index.html
月刊ノーマライゼーション 2006年4月号(通巻297号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n297/index.html
ノーマライゼーションは、各省庁の障害者施策に関する情報や動き、
全国各地域での実践例の紹介、移動・コミュニケーションなどの生活情報、
「第2次アジア太平洋障害者の十年」「障害者権利条約」など
国連をはじめとする世界の障害のある人を取り巻く動きを紹介した、
障害者福祉総合情報誌です。
http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
DINFでは、1995年10月号から2006年4月号までの目次と記事本文、
2006年5月号から最新号までの目次を掲載しています。
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【2】ウェブ担当者コラム
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●藤澤和子,服部敦司編著『LLブックを届ける』
(読書工房 2009年3月)
http://www.d-kobo.jp/10_33.html
本書は、「LLブック(やさしく読める本)という考え方」と
「LLブックを作り、知的障害や自閉症のある人に提供する活動」について、
さまざまな事例を紹介し、それらを基に今できること、
これからすべきことを提唱することを目的としている。
2005年から大阪市立中央図書館で年1回開催してきたLLセミナー
(主催・知的障害や自閉症の人たちの読書活動を進める会)の成果を
反映させたものでもある。
本書は、次の5章と巻末資料から構成されている。
1 はじめに
2 ヨーロッパから世界へ-やさしく読める本の出版と図書館サービスの潮流
3 どうなっている? 知的障害や自閉症の人にとっての読書環境
4 読書環境を改善するための取り組み
5 わかりやすさを支援する方法
第1章では、出版した目的やその背景にある課題、
LLブックについての解説が書かれている。
第2章は、海外で取り組まれているLLブックや
読書権の保障のための活動の報告である。
スウェーデンのやさしく読める図書センター、オランダの公共図書館の事例、
「世界のバリアフリー絵本展」が紹介されている。
第3章では、日本における知的障害や自閉症のある人の読書環境の実態、
公共図書館における障害者サービスの変遷が紹介されている。
本人のインタビューでは、
今どんな本が好きで、どんな本を読んでもらってきたか、
何を意味が分かりにくいと思っていて、
本に対してどんな希望があるのかが率直に伝わってくる。
第4章は、日本で始まっているLLブックの制作やわかりやすい情報提供、
読書を推進するための活動の報告である。
知的障害のある人たちが、ビデオ制作やLLブックの制作に
取り組んだことが紹介されている。
通所施設での読み聞かせの取り組みは、興味深い内容で、
紙芝居やお話の選び方などは、今後DAISY図書を製作するときに
どんな本を選んだらよいのかの参考になった。
知的障害のある人に、マルチメディアDAISY図書が
実際にどのように読まれているのかもわかって、製作の励みにもなる。
第5章では、次のようなわかりやすさを支援する方法が紹介されている。
・読みやすくわかりやすい本や新聞を制作するための具体的な方法
・学習障害や知的障害のある人たちによるマルチメディアDAISYの活用事例
・読みやすい文章とはどのようなものか、その書き方、
写真・絵・シンボルの利用のしかた
巻末資料のLLブック・マルチメディアDAISY図書リストは、
サイト上で公開されている図書リストを更新したものになっている。
http://homepage2.nifty.com/at-htri/ll-book.htm
サイト上のリストは、本書の情報に加えて、
これからのさらに新しい情報を反映して、
今後も更新されていくことが期待される。
なお、本書は、2通りの方法で電子データを入手することができる。
[1]活字版と電子データ版の両方が必要な場合
出版元の読書工房から直接購入するときに、「電子データ版希望」と申し出る。
[2]視覚障害などがあり、活字版を読めないなどの理由から電子データのみ必要な場合
NPO法人バリアフリー資料リソースセンターに連絡する。
http://www.dokusho.org/
本書は、LLブックを製作する人と、
そのLLブックと知的障害や自閉症のある人たちとを結び付ける人の
思いと実践が集約された1冊である。
【DINF関連記事】
講演会 読みやすい(Easy-To-Read)図書とマルチメディアDAISY
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/guideline/080529_seminar_bror/index.html
ハーレム市立図書館(オランダ)の Easy Reading Plaza
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/library/erp.html
2007年IBBY障害児図書推薦リスト
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/info/ibby07/index.html
【関連バックナンバー】
第8号(2007年5月11日配信)【2】コンテンツの紹介
ハーレム市立図書館(Stadsbibliotheek Haarlem)の
読みやすい本の広場(Easy Reading Plaza:ERP)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/form/no8.txt
第11号(2007年7月27日配信)【1】注目記事
読みやすい図書について
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/form/no11.txt
第17号(2008年2月4日配信)【3】ウェブ担当者コラム
藤澤和子,岡田さゆり,槇場政春
『あそんで つくって コミュニケーション!』
(エンパワメント研究所,筒井書房 2007年9月)
山内薫『本と人とをつなぐ図書館員』(読書工房 2008年1月)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/form/no17.txt
第19号(2008年3月7日配信)【4】ウェブ担当者コラム
第3回LLブックセミナー
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/form/no19.txt
□□■ 編集後記………………………………
気づくと第30号から2ヵ月半もあいてしまいました。
先日、メールマガジン「LD(学習障害)ニュース」で取り上げていただき、
たくさんの方に新たにご登録いただきました。
メールマガジン「LD(学習障害)ニュース」
http://www.ne.jp/asahi/hp/keyaki/LDNS.html
LDニュースさんのようにほぼ週刊・・・とまでは行きませんが、
今年度は、発行回数を増やしていきたいと思います。
よろしくおねがいいたします。
………………………………………………………………………………
発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
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