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JANNET研究会「カンボジアの村人たちはどうして障害に取り組んだのか?」

■おわりに

今西座長 最後に、JANNETの研修研究委員長の河野さんからまとめをしていただきます。

河野委員長 JANNETの研修研究委員長を務めています。大学で作業療法(リハビリテーション)を教えています。今日、難民を助ける会のスタッフからミャンマーでCBRの事業を始めようとしていて、そのプロジェクトの計画を見せていただき、話をしました。AARの事業がどうしてダメなのかと話していた時に分かったのは、その村が見えなく、リアリティが感じられないところにありました。沼田さんの事業はその村に根ざし、その村の人達のリアリティを汲み上げて続いているという点がありました。それから、沼田さんの話は長い間聞いていました。沼田さんの事業は8年位ずっと継続しているのですが、毎回外部者としてしか我々は関われないですが、関わり方を考えさせられます。上から目線で正論のようなものを持ってきてもマッチしなかったりもします。草の根からということもありますが、現地の需要を汲み上げて事業にしています。ずっと関わり続けるということも大事です。上からも下からも見ているというか、ダラダラ関わり続けるという意味での冗長性が事業のコツだと思います。

これからも、JANNETの活動は海外に限らず、日本でも地域を巻き込んだ障害のある人の支援や活動を聞くことをやっていきたいと思っています。また、是非お越しください。今日はありがとうございました。