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堺市 第2次障害者長期計画

ひとりひとりが”生き活き”と輝いている暮らしをめざして

平成8年3月

堺市

第5部 行動計画


第1章 保健医療

<健康な暮らし>


(1) 早期発見早期医療の充実

1.妊産婦対策の充実

[基本方針]
 妊娠から出産後の保健指導及び健診を体系的に取り組み、妊産婦の健康維持に努めます。

(具体的取組)

 (妊婦一般健康審査事業)
 母子健康手帳に添付してある無料受診券を使い、地域の医療機関において妊婦一般健康審査を実施します。
実施
 (母親教室)
 保健所において特に所産の方を重点に母親教室を開催し、妊娠中の母体の大切さ、日常のすごし方、妊婦食による栄養等の指導を行います。
実施
 (妊娠中毒症の訪問指導)
 妊娠中毒症にかかっている妊婦に対して、助産婦が訪問し適切なアドバイスを行います
実施


2.障害乳児のフォロー体制の充実

[
基本的方針]
 医療機関との連携を図り、障害乳児の早期把握に努めることにより、適切な療育指導を実施するとともに、両親への早期支援に努めます。

(具体的取り組み)

 (保健婦による早期訪問指導)
 医療機関から入院連絡表の提供を受けることにより、障害乳児の情報収集を行い、保健婦が早期の段階で訪問指導を実施し、両親の不安の解消に努めるとともに、子育て支援に努めます。
実施
 (保健婦研修の充実)
 障害児だけでなく家族を含む家庭生活全体からの支援活動(ケースマネージメント)を行えるよう、保健婦の研修の充実を図ります。
実施
 (親グループの育成、情報提供)
 保健所、福祉事務(家庭児童相談室)等が連携して、同じような障害をもつ乳幼児を抱え、悩みを共有している保護者に対する相談会の開催等を通して、親グループの育成を図るとともに、親グループの活動情報の収集に努め、必要に応じてこれらの情報を保健婦等が提供することにより、障害乳児を抱えた親の精神的不安の解消・軽減を図ります。
調査・検討・実施・把握
障害別講習会
グループ育成

3.乳幼児健康審査の充実

[基本的方針]
 障害の早期発見のため乳幼児健康審査を実施するとともに、発達の節目に応じた健康診内容等の充実を図ります。

(具体的取組)

 (早期発見体制の充実)
 乳幼児の全数把握を行い、乳幼児健診の全員受診に努めることにより、障害児の早期発見体制を充実します。
 <4ヶ月児健康審査、10ヶ月児健康相談、1歳6ヶ月児健康審査、3歳児健康審査の実施>
 <乳幼児健康審査(前期・後期)の実施>
実施
 (乳幼児健診内容等の充実)
 乳幼児健診時において、療育相談、アレルギーぜん息予防検診、心理相談、視覚検診、聴覚検診、子育て教室を実施します。
聴覚検診実施
実施
実施
 (乳幼児精密検査)
 乳幼児健診後、障害の疑われる乳幼児について指定医療機関で精密検査を実施し、必要な場合には、適切な医療や療育の指導を行います。
実施


4.ハイリスク児の健診体制の充実

 [基本的方針]
 早期療育を実施するため、ハイリスク児(障害の疑われる児童)について、早期診断に努めます。

(具体的取組)

(経過観察児の継続的フォロー)
 乳幼児健診、乳幼児精密検査において経過観察が必要とされた乳幼児を継続的にすくすく健診(乳幼児特別クリニック)でフォローします。
実施
 (幼児教室)
 在宅乳幼児療育指導教室(幼児教室)において、集団指導が必要とされる乳幼児及びその保護者に、適切な助言、援助を行うことにより乳幼児の健全な発達を促進するとともに、障害をもつと診断された子どもの保護者に助言・指導を行い、早期に適切な療育機関につないでいきます。
充実
実施
実施


5.こどもリハビリテーションセンターと保健医療機関との連携強化

[基本的方針]
こどもリハビリテーションセンターと保健医療機関との連携の強化を図り、医療と療育をつなぐ中心的機関としての機能の充実を図っていきます。

(具体的取組)

 (医療と療育の連携強化)
 堺市立こどもリハビリテーションセンターと府立母子全保健総合医療センターや市立堺病院等医療機関との連携強化を図ることにより、円滑な療育の流れを実現します。
連携強化
 (統一的な療育指導・援助の充実)
 こども連絡会(子ども家庭センター、福祉事務所、保健所、こども療育相談所)において、乳幼児健診後の経過観察児の事例を共有することにより、統一的基準に基づいた適切な療育指導や援助の充実を図ります。
検討
統一的基準
実施


6.成人病予防と早期医療の充実

[基本的方針]
 三大成人病であるがん、心臓病、脳卒中を中心に、健康診査の受診率の向上を図り、成人病予防や早期発見に努めるとともに、早期医療により、成人病等による障害の予防、軽減化を図ります。また、成人病の発症防止のための健康教育の充実を図ります。

(具体的取組)

 (健診体制の充実)
 保健所において基本健康診査、胃がん、大腸がん検診全実施を実施するとともに、身近な医療機関での基本健康診査、各種がん検診の健診体制の充実を図ります。
実施
 (巡回検診の実施)
 肺がん、胃がん、結核検診について地域会館等での巡回検診を実施し、受診を促進します。
実施
 (健康教育の充実)
 高血圧などの成人病を予防するため、成人病、健康増全実施進等をテーマとした地域における健康教育を充実します。
実施


7.精神保健対策の充実

 [基本的方針]
 心の健康への意識高揚を図り、過度の精神的ストレス状態や精神疾患の初期症状に早期に対応することにより、精神的健康の維持回復を図ります。

(具体的取組)

 (精神保健相談の充実)
 精神保健福祉相談員、医師、保健婦による精神保健相実談の充実を図ります。
実施
 (心の健康づくり)
 健康教育・健康相談の実施や「心の健康づくりセミナー」全実施を開催するとともに、関係機関と連携をすすめながら、心の健康づくりに努めていきます。
実施


8.難病対策の充実

 [基本的方針]
 難病患者(家族を含めて)からの相談に応じるとともに、早期に適切な医療を受けられるよう情報提供機能を充実します。

(具体的取組)

 (難病に関する医療情報等の提供)
 保健所・保健センターにおいて、難病に不安をもつ人の個別的な相談に応じるとともに、大阪難病医療情報センター等と連携を図りながら、早期に適切な医療が受けられるよう医療情報等の提供に努めます。
実施

(2) 障害者の健康管理、健康増進策の充実

1.障害者の健康診断体制の整備

[基本的方針]
障害者の健康診査の受診機会を確保するとともに、受診しやすい環境を整備し、障害者の健康増進を図ります。

(具体的取組)

(巡回出張健診の実施)
 通所授産施設等からの要望に応じて結核、肺がんをセットにした市民健診の巡回出張健診を実施します。
検討
実施
実施
(障害者健康管理事業の実施)
 障害者健康管理事業の実施により、在宅障害者の健診機会の確保を図ります。
調査・検討・実施
充実
実施


2.健康教育・健康相談の充実

[基本的方針]
 障害者の健康維持増進を図るため、健康教育、健康相談の充実に努めます。また、難病等患者会による相談活動等を支援します。

(具体的取組)

(障害者の健康教育、健康相談)
 障害者を対象とした健康教育、健康相談について、保健と福祉の連携のもとに検討を進めるとともに、実施に努めます。
検討・実施
実施
実施
(難病患者、アルコール依存症の人の健康相談等)
 難病患者・家族を対象として、相談会、講演会、交流会を開催し、難病情報の提供や、健康相談等を行います。また、アルコール依存症の人の健康相談・指導の充実を図ります。
実施


3.在宅障害者の訪問指導等の充実

 [基本的方針]
 在宅障害者の二次障害の早期発見体制を拡充するとともに、地域の発見機能と保健所の保健婦等による訪問指導の有機的連携を図ることにより、二次障害防止等障害の深刻化を防ぎ、障害者の健康維持増進を図ります。

(具体的取組)

(関係機関の連携による訪問指導等の充実)
 在宅障害者の健康を維持し、二次障害防止等障害の深刻化を防ぐため、保健所、福祉事務所その他の地域の相談機関やボランティアグループとの連携を強化し、保健婦等による訪問指導等の充実に努めます。
充実
(在宅精神障害社、難病患者訪問指導)
 在宅の精神障害者、難病患者について、医師、精神保健福祉相談員、保健婦による訪問指導を行い、家庭環境等生活状況を把握し、在宅生活の継続及び質的向上を図るために必要な支援を行います。
実施
(小地域ネットワーク活動の充実)
 校区福祉委員会、ボランティアの小地域ネットワーク活動の中で在宅障害者の二次障害防止の役割を担ってもらえるよう発見・伝達システムづくりを促進します。
 このため、ボランティア講座や地域のボランティア学習会等において、二次障害防止に関するプログラムを設定し、二字障害防止への取組に向けた意識啓発を図っていきます。
意識啓発
発見機能養成
伝達機能開拓


4.障害者の健康づくりへの支授

[基本的方針]
 障害者が適度な運動や、バランスの良い食生活を通じて、健康な生活を維持できるよう場の整備、機会の提供に努めます。

(具体的取組)

(障害者等に配慮した公園整備)
 緑に囲まれた安全で快適な環境の中で、障害者、高齢者等ハンディキャップのある人に野外活動の機会を提供するとともに、すべての人々が交流し、ふれあえるレクリエーション活動の場として公園を整備します。
 また、障害者、高齢者をはじめすべての人が楽しめる運動施設や遊器具等の研究、整備に努め、健康運動の場として公園の整備を進めます。
整備促進
(スポーツ・レクリエーション施設等のバリアフリー)
 スポーツ・レクリエーション施設等の新設、改築に際して、「高齢者・身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律(ハートビル法)」、「大阪府福祉のまちづくり条例」、本市「福祉まちづくり環境整備要綱」による指導を行うとともに、福祉のまちづくりの理解と協力の下に、障害者のユーザビリティに配慮した施設整備を促進します。
促進
(障害者料理教室)
 障害者を対象とした料理教室を実施し、炊事等生活能力を身につけてもらうとともに、栄養指導を行い、偏りがちな食生活の改善や、食事の大切さの理解を通じて健康の維持増進を図ります。
実施
(校区福祉委員会-食生活学習推進プログラム)
 校区福祉委員会の地域福祉活動メニューに「障害者、高齢者のための食生活学習プログラム事業」を設定し、全市域への推進を図るとともに、保健所と連携して、「障害者、高齢者のための食生活学習会」を開催し、校区在宅ボランティアによる個別食生活指導援助活動を促進します。
プログラム・設置・推進
学習会開催
援助活動展開

(3) 医療サービスの充実

1.医療機関の利用しやすい環境づくりの促進

[基本的方針]
市内の医療機関において障害者が安心して適切な医療が受けれるよう受診しやすい環境の整備促進を図ります。

(具体的取組)

(障害者配慮についての医療機関への啓発)
 医療機関に対し、様々な機会をとらえて、障害者が利用しやすい施設・設備の整備改善等ハード的整備や視覚・聴覚障害者等へのソフト的な配慮について啓発するとともに、協力を要請していきます。
実施
(利用しやすい医療機関の整備促進)
 病院、診療所の新築等に当たっては、大阪府福祉のまちづくり条例、本市福祉まちづくり環境整備要綱に基づいて、福祉的整備について指導、啓発を行い、利用しやすい医療機関の整備を促進します。
実施
(ガイドマップによる医療機関情報の提供)
 ガイドマップの作成に当たっては、病院等医療機関の福祉的整備についての情報を収集、掲載することによって・障害者の医療機関利用の際の利便を図ります。
調査
作成


2.市立堺病院の障害者対応の充実

[基本的方針]
 市の中心的医療機関である市立堺病院の新築にあたり、障害者をはじめすべての人が利用しやすい病院として、ハード、シフト両面での充実を図ります。

(具体的取組)

(障害者等に配慮した施設整備等)
 聴覚障害者、視覚障害者、車いす利用者等に配慮した施設整備、設備の充実を図るとともに、人的サービスの向上を図ります。
整備・充実
実施
実施
(リハビリテーション医療の充実)
 新病院において、リハビリテーション医療の充実を図ります。
 * 各種リハビリテーション治療を拡充し、外来患者も対象とします。
 * 脳卒中、呼吸器疾患の後遺症のリハビリテーション治療を拡充します。
 * 機能訓練室の拡張、水治療室の新設等リハビリテーション設備の充実を図ります。
 * 理学療法士、言語療法士の増員等リハビリテーション体制の充実を図ります。
充実
実施
実施
(医療相談体制の充実)
 医療相談部門を事務局から診療局へ移管することにより、綿密な相談体制を整備し、保健所、福祉事務所との連携を保ちながら、福祉サービス等の情報提供を行い、患者(障害者等)に対する医療・保健・福祉に関するサービスを充実します。
充実・移管
実施
実施
(難病患者の一般医療)
 専門病院を利用している難病患者が安心して・堺病院で一般医療が受けれるよう、また、堺病院を利用している難病患者が安心して地域の医療機関で一般医療が受けられるよう、病院・診療所との連携(病病連携、病診連携)を促進します。
 なお、難病患者等への一次的相談機能も担っていきます。
連携促進
(在宅重度身体障害者訪問審査事業の拡充)
 日常生活に著しい支障のある寝たきり等在宅の身体障害者に対して、市立堺病院と福祉事務所が連携して、診査及び相談を行い、身体障害者手帳の取得を促進するとともに、福祉の増進を図ります。
調査・検討
実施
実施
実施


3.障害者の歯科診療の拡充

[基本的方針]
 歯科診療を受けることが難しい障害者に対して、受診機会の確保を図るとともに、身近な地域において受診できるよう診療施設の情報提供に努めます。

(具体的取組)

(堺市口腔保健センター障害者歯科診療の充実)
堺市口腔保健センターにおいて、堺市歯科医師会と協力して障害者歯科診療を実施するとともに、堺市口腔保健センターでの受診が難しい障害者の受診の機会を確保するため、訪問歯科診療事業の拡充を図ります。<口腔保健センター補助事業><障害者訪問歯科診療事業>
検討・協議
拡充
実施
(障害者歯科診療の情報提供)
障害者が地域において歯科診療を受けることができるよう、受診可能な歯科医の情報提供について、堺市歯科後実施医師会に協力を要請していきます。
要請
実施
実施


4.医療費の公費負担及び助成制度の実施

[基本的方針]
 障害者が健康を保持し、障害の軽減を図ることができるよう必要な医療費の負担、助成に努めます。

(具体的取組)

(医療費の公費負担及び助成制度)
 医療費の公費負担、助成を実施します。
  身体障害者更生医療の給付
  児童福祉法に基づく育成医療の給付
  全実施身体障害者及び知的障害者(重度障害者・児)医療費の助成
  乳幼児医療費の助成
実施


5.障害者の二一ズに応じた緊急医療体制の確保

[基本的方針]
 休日、夜間における精神障害者の急性発症や急性期症状に対応し、適正な医療の確保を図るとともに、聴覚障害者等の救急医療におけるコミュニケーション手段の確保を図ります。

(具体的取組)

(精神科救急医療体制)
大阪府精神科救急医療システムの利用を図りながら、政令指定都市に向けて、堺市精神科救急医療体制の検討・整備を進めます。
検討
(救急医療時の手話通訳者の派遣)
ろうあ者の救急医療に際してコミュニケーション手段の確保を図るため、手話通訳者の緊急派遣等について検討し、整備に努めます
検討・実施
実施
実施


6.在宅医療サービスの充実

[基本的方針]訪問看護ステーションの整備促進を図ることにより、在宅療養中の障害者への看護サービスの供給体制等を充実します。

(具体的取組)

(訪問看護ステーションの整備促進)
 医療法人等による訪問看護ステーションの整備を促進15か所予定し、看護婦、保健婦、理学療法士等の障害者等への訪問看護体制を充実します。
平成7年末現在 8か所
<平成11年度目標 30か所>
整備促進
15か所予定
整備完了予定
(訪問看護サービスの利用促進)
 在宅医療を必要とする重度障害者の訪問看護サービスの利用について必要な支援を検討します。
検討


7.老人保健施設の整備促進

[基本的方針]
 支所区域ごとのバランスを考慮しながら、民間法人等による老人保健施設の整備促進を図ります。

(具体的取組)

(老人保健施設の建設補助)
 老人保健施設の建設に対して補助することにより、整備の促進を図ります。
平成7年末現在 1か所 100床 整備済み
平成11年度整備目標 1,100床 市内11か所
整備完了予定

(4) 地域リハビリテーションの拡充

1.障害の発生から社会復帰に至る相談、援助システムの整備

[基本的方針]
 障害をもつ人が、治療的リハビリテーションの後、その後の生活設計をいかに組み立て、社会参加を実現していくかについて、総合的な支援を行うとともに、地域におけるリハビリテーションを支援する拠点施設の整備を図ります。

(具体的取組)

(障害者福祉センターの整備)
 計画中の大阪府総合リハビリテーションセンター機能との有機的連携のもとに、本市としての一貫したリハビリテーション体制を整備するため、障害者の専門的相談に応じるとともに、自立生活を支援し、社会参加を促進するための拠点施設として、障害者更生相談所機能を含めた(仮称)障害者福祉センターの整備について検討します。
調査・検討
検討・整備
充実
(保健福祉サービス調整会議)
 保健・医療・福祉等の在宅サービスを担当する職員の連携を強化し、これらのサービスの総合的な調整を効果的に行うため、保健福祉サービス調整会議のあり方を検討します。
検討
実施
実施
(脳卒中地域ケア推進事業)
 脳卒中地域ケア推進事業の実施医療機関の拡大を図ることにより、脳卒中による寝たきりの予防に努めます。
平成7年末現在 実施医療機関7か所
前期目標 全対象医療機関での実施
全医療機関での実施


2.地域におけるリハビリテーションの機会の確保

[基本的方針]
 地域におけるリハビリテーションの場の整備、拡充を図るとともに、訪問によるリハビリテーションを実施し、在宅障害者の身体機能維持、QOL(生活の質)の向上や社会参加の促進を図ります。

(具体的取組)

(リハビリ教室)
 リハビリ教室(機能訓練)を地域を中心に実施するとともに、実施場所の拡大、関係機関との連携、ボランティアの育成・活用、送迎の確保を図りながら、障害者の参加を促進します。
拡充
拡充
充実
(訪問リハビリ活動)
 保健所や地域施設で実施しているリハビリ教室(機能訓練)に参加できない在宅者への寝たきり予防を目的とした訪問リハビリ活動を関係機関との連携を図りながら在宅障害者にも拡充します。
拡充
(中途失明者緊急生活訓練)
 中途失明者の社会復帰の促進を図るため、居宅において訪問指導・訓練を行います。
実施
(ふれあい福祉センター通所訓練等)
 堺市社会福祉協議会ふれあい福祉センター生活訓練事業を基本に、在宅障害者を対象とした通所訓練を実施するとともに、通所訓練拠点の拡大を促進します。
 また、作業療法士による訪問アドバイス訓練を実施するとともに、コミュニティ化を図り、生活の場における動作アドバイスを通してQOL(生活の質)の向上を図ります。
実施
拠点の拡大
同上


3.精神科デイケア、ナイトケア事業等の充実

[基本的方針]
精神障害者の地域での暮らしを支援するとともに、社会復帰の一層の促進を図るため、デイケア、ナイトケア事業等の充実を図ります。

(具体的取組)

(精神障害者のデイケア施設、小規模作業所等の整備)
在宅精神障害者に対する職親等の保護的な職場の確保をはじめ、週1~2回通所のデイケア(医療モデル、生活モデル)施設や小規模作業所、ソーシャルクラブ的な場など必要度の高いものから順次その整備を検討していきます。
保健所デイケア
平成7年末現在 デイケア1か所 グループワーク5か所
平成17年度目標 デイケア、グループワーク 7か所
小規模作業所
平成7年末現在 3か所
平成17年度目標 18か所
職親(通院患者リハビリテーション事業)
平成7年末現在 2事業所 3人
平成17年度目標 12事業所 24人
検討・整備
整備
整備
(精神科デイケア、ナイトケア)
病院・診療所における精神科デイケア、ナイトケアの整備を促進します。
平成7年末現在
デイケア150名
・・・浅香山病院・阪南病院・三国ケ丘病院・浅香山病院付属診療所・金岡中央病院
ナイトケア
・・・浅香山病院付属診療所
整備促進

主題: 第2次障害者長期計画

発行者: 堺市民生総務部

発行年月: 平成8年3月

この文献に関する問い合わせ先: 〒590 堺市南瓦町3-1

電話: 0722-33-1101