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堺市 第2次障害者長期計画

ひとりひとりが”生き活き”と輝いている暮らしをめざして

平成8年3月

堺市

地域生活関係資料

障害者の介助必要度

ADL(日常生活動作)等から見た援助必要な障害者の状況
堺市障害者実態調査(H6.9)より

円グラフ:身体障害者・児
高援助ニーズ層:食事、トイレに介助を必要とする
中援助ニーズ層:上記以外で着替え、洗面、入浴、屋内移動に介助を必要とする
低援助ニーズ層:身体的介助を必要としないが、家事等に援助を要する
援助不要層:上記のいずれにも該当しない者

円グラフ:知的障害者・児

高援助ニーズ層:食事、トイレに介助を必要とする。または常時監護を医師から指示されている
中援助ニーズ層:上記以外で着替え、洗面、入浴、屋内移動に介助を必要とする。または、健康面や行動面で時々注意するよう医師から指示されている。
低援助ニーズ層:身体的介助を必要としないが、家事等に援助を要する。または、特に医師からの指示はないが、健康面や、行動面で注意が必要。
援助不要層:上記のいずれにも該当しない者

障害者世帯状況、居住状況堺市障害者実態調査(H6.9)より

家族構成

円グラフ:身体障害者・児
円グラフ:知的障害者・児
円グラフ:難病者


障害者世帯の生計中心者
堺市障害者実態調査(H6.9)より

円グラフ:身体障害者・児
円グラフ:知的障害者・児
円グラフ:精神障害者(家族)
円グラフ:難病者

障害者世帯の収入状況

棒グラフ:身体障害者児世帯
棒グラフ:知的障害者児世帯
棒グラフ:精神障害者世帯
棒グラフ:難病者世帯

特に充実すべき福祉サービスとして上位5項目 (単位 %)

充実すべき福祉サービス (身体) (知的) (精神) (難病)
年金等所得保証の充実 (1) 38.5 (1) 34.1 (1) 41.2 (1) 46.1
医療費の軽減 (2) 35.6 (20.1) (3) 30.9 (2) 32.9
障害者理解の啓発の充実 (3) 31.1 (5) 24.7 (2) 39.2 (13.2)
自立生活を支える指導援助の充実 - (1) 34.1 - -
働く場の確保 (4) 23.3 (3) 32.5 - (4) 28.9
医療体制や内容の充実 (5) 22.5 (14.1) (4) 21.6 (3) 30.3
能力に応じた職業訓練 (6.9) (4) 26.7 - (10.5)
障害者に適した住宅の確保 (18.9) - - (5) 19.7
権利や財産を守ってくれる制度 - (15.7) (5) 17.5 -


在宅福祉サービスの予測必要量等

1.予測必要量についての基本的な考え方
当計画は10年後の社会状況を想定しながら、障害者に対する必要な在宅福祉サービス量の予測を行ったものです。しかしながら、今後の社会制度の変革や、福祉に対する市民意識の変化、科学技術の発達にともなう福祉機器の整備など様々な社会環境の変化により、在宅福祉サービス量の水準等も一定期間経過後見直す必要があるものと考えられます。
 また、堺市高齢者保健福祉計画に基づく、ねたきり高齢者、虚弱高齢者及び痴呆性高齢者等要援護高齢者を対象にした在宅福祉サービス目標量の中には高齢障害者の部分が含まれていると考えられるため、今回在宅サービス予測必要量を算定するにあたっては、65才以上の高齢障害者を除いております。
* なお、予測必要量の把握に当たっては、障害者福祉サービスの量的把握の手法等に関する研究(障害者福祉サービス調査研究委員会)を参考にさせていただきました。

(1) 類型型障害者存在者数(平成6年10月1日現在の65歳未満の人)
  障害者に対する在宅福祉サービスの必要供給量については、対象者個々人のそれぞれの状況によって異なってくる。したがって、ここでは、次の3つの条件が在宅福祉サービスの必要予測量を算定する上で大きな要素であるとの視点の下に類型化を行い、それぞれの類型型別障害者存在者数を堺市障害者実態調査に基づき把握することとした。

(a.) ADL(日常生活自立度)の状況

   日常生活に必要な介助の状況により、(各援助ニーズ区分の基準は障害者の介護必要度P を参照)

高援助ニーズ層 H群 援助必要層を左の3つ(H.M.L群)に区分した
中援助ニーズ層 M群
低援助ニーズ層 L群
援助不要層

(b.)家庭における介護者の状況

家庭における介護力の状況により、
家庭介護力なし 一人暮らし X群
家庭介護力弱 介助者はいるが、就業(学)しているまたは病弱である Y群
家庭介護力強 在宅の健康な介助者がいる Z群

(c.)本人の社会参加型ニーズ
 社会参加活動希望の類型化については、就労(福祉的就労を含む。)、就学の(希望)状況を基本に在宅時間を考慮して次の3つに区分した。

8時間型 本人が日中8時間程度の活動を希望している。 A群
4時間型 本人が日中4時間程度の活動を希望している。 B群
在宅型 本人が終日自宅にいることを希望している。 C群


ア.8時間型の類型別障害者存在率および推定人数

身体障害者 家庭介護力なし 家庭介護力弱 家庭介護力強 合計
X群 Y群 Z群
高援助ニーズ層 0 0.02272 0.00826 0.03098
H群 0人 242人 88人 330人
中援助ニーズ層 0.00547 0.01640 0 0.02187
M群 58人 174人 0人 233人
低援助ニーズ層 0 0.02551 0.01458 0.04009
L群 0人 271人 155人 426人
援助不要層 0.34444
3663人

障害者のうちA群の推定存在率 (0.43738) 4,672人


イ.4時間型の類型別障害者存在率および推定人数

身体障害者 家庭介護力なし 家庭介護力弱 家庭介護力強 合計
X群 Y群 Z群
高援助ニーズ層 0.00379 0.02272 0.00568 0.03219
H群 40人 242人 60人 342人
中援助ニーズ層 0.00275 0.02479 0.00275 0.03029
M群 29人 264人 29人 322人
低援助ニーズ層 0.00303 0.03635 0.00606 0.04544
L群 32人 387人 64人 483人
援助不要層 0.27832
2961人

障害者のうちB群の推定存在率 (0.38624) 4,108人


ウ.在宅型の類型別障害者存在率および推定人数

身体障害者 家庭介護力なし 家庭介護力弱 家庭介護力強 合計
X群 Y群 Z群
高援助ニーズ層 0.00371 0.02599 0.00743 0.03713
H群 39人 276人 79人 395人
中援助ニーズ層 0.01365 0.02339 0.00195 0.03899
M群 145人 249人 21人 415人
低援助ニーズ層 0.00260 0.00780 0.00260 0.01300
L群 28人 83人 28人 138人
援助不要層 0.08726
928人

障害者のうちC群の推定存在率 (0.17638) 1,876人

ア.8時間型の類型別障害者存在率および推定人数

知的障害者 家庭介護力なし 家庭介護力弱 家庭介護力強 合計
X群 Y群 Z群
高援助ニーズ層 0 0.17398 0.08699 0.26097
H群 0人 517人 258人 775人
中援助ニーズ層 0 0.12349 0.03430 0.15779
M群 0人 367人 102人 469人
低援助ニーズ層 0 0.16151 0.03876 0.20027
L群 0人 480人 115人 595人
援助不要層 0.07283
216人

障害者のうちA群の推定存在率 (0.69186) 2,055人


イ.4時間型の類型別障害者存在率および推定人数

知的障害者 家庭介護力なし 家庭介護力弱 家庭介護力強 合計
X群 Y群 Z群
高援助ニーズ層 0 0.03924 0.01570 0.05494
H群 0人 117人 47人 163人
中援助ニーズ層 0 0.06659 0.00666 0.07325
M群 0人 198人 20人 218人
低援助ニーズ層 0.00661 0.05952 0.01323 0.07936
L群 20人 177人 39人 236人
援助不要層 0.03663
109人

障害者のうちB群の推定存在率 (0.24418) 726人


ウ.在宅型の類型別障害者存在率および推定人数

知的障害者 家庭介護力なし 家庭介護力弱 家庭介護力強 合計
X群 Y群 Z群
高援助ニーズ層 0 0.02843 0.00711 0.03554
H群 0人 84人 21人 106人
中援助ニーズ層 0 0.01421 0 0.01421
M群 0人 42人 0人 42人
低援助ニーズ層 0 0.00711 0 0.00711
L群 0人 21人 0人 21人
援助不要層 0.00710
21人

障害者のうちC群の推定存在率 (0.06396) 190人


(2) 類型別サービス量
 在宅サービス量の水準については、ホームヘルプサービス(ガイドヘルプサービスを含む。)、デイサービス、ショートステイを対象に身体障害と知的障害についてそれぞれ設定した。

(a.) 身体障害者在宅サービス基準量

A群 8時間型 H:ホームヘルパー
D:デイサービス
S:ショートステイ
X群 介護力なし Y群 介護力弱 Z群 介護力強
H D S H D S H D S
H群 高援助層 23 1 1 8.7 1 4.3 2 1 1
M群 中援助層 10 1 1 7.5 1 4 1 1 1
L群 低援助層 4.3 0 1 3.3 0 1 0.3 0 1
B群 4時間型 H:ホームヘルパー
D:デイサービス
S:ショートステイ
X群 介護力なし Y群 介護力弱 Z群 介護力強
H D S H D S H D S
H群 高援助層 23 2 1 8.7 2 4.3 4.5 2 1
M群 中援助層 12 2 1 7.5 2 4 1 2 1
L群 低援助層 6 2 1 3.6 1.3 1 1 0 1
C群 在宅型 H:ホームヘルパー
D:デイサービス
S:ショートステイ
X群 介護力なし Y群 介護力弱 Z群 介護力強
H D S H D S H D S
H群 高援助層 26 2 1 12.4 2 5.6 5 2 1
M群 中援助層 13.5 2 1 8.5 2 4 2.5 2 1
L群 低援助層 6 2 1 4 2 1.4 1 1 1



(b.) 知的障害者在宅サービス基準量

A群 8時間型 H:ホームヘルパー
D:デイサービス
S:ショートステイ
X群 介護力なし Y群 介護力弱 Z群 介護力強
H D S H D S H D S
H群 高援助層 26 1 1 4 1 3.5 1.5 1 3
M群 中援助層 5.5 1 1 3 1 3.5 1 1 1
L群 低援助層 2 0 1 1 0 1 0.5 0 1
B群 4時間型 H:ホームヘルパー
D:デイサービス
S:ショートステイ
X群 介護力なし Y群 介護力弱 Z群 介護力強
H D S H D S H D S
H群 高援助層 26 2 1 8 2 6 3 2 3
M群 中援助層 7 2 1 5.5 2 5 2.3 2 1
L群 低援助層 6 1 1 1 0 1 0.5 0 1
C群 在宅型 H:ホームヘルパー
D:デイサービス
S:ショートステイ
X群 介護力なし Y群 介護力弱 Z群 介護力強
H D S H D S H D S
H群 高援助層 26 2 1 11 2 6 5 2 3
M群 中援助層 11 2 1 8 2 5.3 3 2 1
L群 低援助層 6 1 1 2.5 1 1 1 1 1

(備考) H・・・ホームヘルプ 週当たり派遣時間(ガイドヘルプを含む)
D・・・デイサービス 週当たり利用回数
S・・・ショートステイ 年間利用回数

(3) 類型別サービス希望率
 在宅生活を続けるうえで何等かの援助が必要な障害者(家族)が、在宅福祉サービスを利用したいという場合(需要)に対して供給するという考え方のもとに、類型化された障害者の中でどのくらいの希望者がいるかを把握し、この割合を類型別サービス希望率とした。
 希望率は、堺市障害者実態調査に基づいてホームヘルパー、デイサービス、ショートステイに分けて、ADLの状況等に基づく援助必要度(3区分)ごとに算定しました。

在宅福祉サービス希望率 単位 % 身体障害者 知的障害者
高援助層 中援助層 低援助層 高援助層 中援助層 低援助層
ホームヘルパー 32.2 24.0 20.0 31.0 28.4 16.7
デイサービス 15.0 8.0 5.3 25.6 27.9 8.5
ショートステイ 30.0 10.4 3.4 10.3 4.4 0

主題: 第2次障害者長期計画

発行者: 堺市民生総務部

発行年月: 平成8年3月

この文献に関する問い合わせ先: 〒590 堺市南瓦町3-1

電話: 0722-33-1101