高山市障害者福祉計画(資料編)
いきがいと思いやりのある福祉のまちづくりNo.6
~人にやさしい福祉の生活空間づくり~
平成10年 3月
Ⅲ 公的サービス提供の状況
1 保健・医療サービス
(1)乳幼児健康診査
乳幼児の健康診査は、障害等の異常を早期に発見し、早期に適切な援助等を講じるために行うもので、乳幼児の健康の保持増進を図る上で非常に重要です。乳幼児健康診査は4か月児・1歳6か月児・3歳児を対象に、高山市保健センターで行っています。
また、新生児に対しては先天性代謝異常等検査、満6か月児に対しては神経芽細胞腫検査が行われています。先天性代謝異常等検査は、フェニールケトン尿症等の先天性代謝異常及び先天性甲状腺機能低下症を早期に発見し早期に治療を行うことにより知的障害等の発生を防止することを目的として行います。神経芽細胞腫は小児がんの一種ですが、早期に発見すればその多くが治癒することから、4か月児健康診査時に検査セットを配布しています。
表-23 乳幼児健康診査実施状況
4か月児健康診査 | 10か月児相談 | |||||||||||
区分 | 対象者数 (人) |
受診者数 (人) |
受診率 (%) |
健診結果 | 区分 | 来所者数 (人) |
栄養状況 | |||||
異常なし(人) | 要観察(人) | 要精検(人) | 要医療(人) | 母乳(人) | 混合(人) | 人工(人) | ||||||
平成4年 | 633 | 458 | 72.4 | 310 | 68 | 11 | 69 | 平成4年 | 436 | 267 | 48 | 121 |
平成5年 | 652 | 473 | 72.6 | 241 | 36 | 167 | 29 | 平成5年 | 503 | 349 | 35 | 119 |
平成6年 | 635 | 473 | 74.5 | 267 | 54 | 91 | 61 | 平成6年 | 573 | 340 | 66 | 167 |
平成7年 | 699 | 519 | 74.2 | 291 | 57 | 76 | 92 | 平成7年 | 594 | 384 | 50 | 153 |
平成8年 | 680 | 522 | 76.7 | 324 | 53 | 80 | 65 | 平成8年 | 614 | 377 | 55 | 181 |
1歳6か月児健康診査 | 3歳児健康診査 | ||||||||||||||
区分 | 対象者数 (人) |
受診者数 (人) |
受診率 (%) |
健診結果 | 区分 | 対象者数 (人) |
受診者数 (人) |
受診率 (%) |
健診結果 | ||||||
異常なし (人) |
要観察 (人) |
要精検 (人) |
要医療 (人) |
異常なし (人) |
要観察 (人) |
要精検 (人) |
要医療 (人) |
||||||||
平成4年 | 638 | 624 | 97.8 | 359 | 91 | 15 | 74 | 平成4年 | 657 | 612 | 93.2 | 519 | 23 | 51 | 19 |
平成5年 | 655 | 618 | 94.4 | 314 | 118 | 10 | 90 | 平成5年 | 710 | 697 | 98.2 | 563 | 27 | 48 | 59 |
平成6年 | 660 | 649 | 98.3 | 260 | 114 | 19 | 57 | 平成6年 | 625 | 606 | 96.7 | 475 | 25 | 54 | 52 |
平成7年 | 631 | 631 | 100 | 228 | 110 | 11 | 83 | 平成7年 | 663 | 622 | 93.8 | 483 | 55 | 36 | 48 |
平成8年 | 723 | 690 | 95.4 | 480 | 71 | 9 | 130 | 平成8年 | 666 | 658 | 98.8 | 559 | 30 | 28 | 41 |
(2)機能訓練
身体の機能低下している人で医療終了後も継続して訓練が必要な人に対し、機能の維持回復を図るために、地域リハビリとして保健センター、総合福祉センター、山王福祉センターで機能訓練を実施しています。
表-24 機能訓練実施状況
年度 | 保健センター | 総合福祉センター | 山王福祉センター | 計 | ||||
開催回数 (回) |
延参加者数 (人) |
開催回数 (回) |
延参加者数 (人) |
開催回数 (回) |
延参加者数 (人) |
開催回数 (回) |
延参加者数 (人) |
|
平成4年 | --- | --- | 280 | 2,723 | --- | --- | 280 | 2,723 |
平成5年 | --- | --- | 280 | 2,752 | --- | --- | 280 | 2,752 |
平成6年 | --- | --- | 280 | 2,681 | --- | --- | 280 | 2,681 |
平成7年 | --- | --- | 250 | 2,607 | --- | --- | 250 | 2,607 |
平成8年 | 87 | 686 | 225 | 2,137 | 189 | 1,232 | 501 | 4,055 |
(3)養育医療・育成医療・更生医療
母子保健法に基づく未熟児に対して公費負担医療を行う養育医療、児童福祉法に基づく身体障害児に対する育成医療及び身体障害者福祉法に基づく身体障害者に対する更生医療の給付状況は次のとおりです。
表-25 養育医療・育成医療受給児、更生医療受給者数の推移
区分 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
養育医療 | 1,500g未満 | 4 | 7 | 2 | 6 |
1,500~2,000g | 1 | 2 | 2 | 5 | |
2,001~2,500g | 0 | 1 | 0 | 1 | |
その他 | 2 | 0 | 1 | 0 | |
計 | 7 | 10 | 5 | 12 | |
育成医療 | 肢体不自由 | 3 | 1 | 0 | 0 |
視覚障害 | 1 | 1 | 1 | 1 | |
聴覚・平衡機能障害 | 2 | 1 | 1 | 1 | |
音声・言語・そしゃく機能障害 | 12 | 15 | 11 | 11 | |
心臓障害 | 5 | 3 | 2 | 5 | |
腎臓障害 | 0 | 2 | 0 | 0 | |
その他 | 5 | 3 | 7 | 4 | |
計 | 28 | 26 | 22 | 22 | |
更生医療 | 肢体不自由 | 8 | 4 | 4 | 6 |
視覚障害 | - | - | - | - | |
聴覚・平衡機能障害 | - | - | - | - | |
音声・言語・そしゃく機能障害 | - | - | - | - | |
内部障害 | 26 | 31 | 34 | 24 | |
計 | 34 | 35 | 38 | 30 |
(4)精神障害者公費負担医療
精神障害者に対しては、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律により公費負担医療が実施されていますが、その受給者数の推移は次表のとおりです。
表-26 精神障害者公費負担医療受給者数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
単位:人
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
資料:高山保健所 |
(5) 特定疾患及び小児慢性特定疾患患者に対する治療研究事業公費負担
治療が極めて困難である特定疾患患者及び治療が長期間に渡る小児慢性特定疾患患者は、医療費が高額になることから、患者の自己負担分を公費負担としています。
特定疾患及び小児慢性特定疾患の認定患者数等の推移は次表のとおりです。
表-27 特定疾患認定患者数・小児慢性特認定疾患定患者数の推移 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
単位:人 (高山保健所管内)
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
資料:高山保健所 |
(6)重度等心身障害者医療費助成事業
重度の障害者の経済的負担を軽減し、健康と福祉の増進を図るために医療費を助成しています。対象となるのは、70歳以上(一部65歳~69歳の方を含みます)で、身体障害者手帳1級~3級の方、療育手帳A・A1・A2・B1の方及び戦傷病者手帳の特別項症から第4項症で、身体障害者手帳4級の方・療育手帳B2については世帯の市民税が非課税の方です。
表-28 高山市重度等心身障害者医療費助成実績
年度 | 受給資格者数 | 件数 | 助成額 | 1人当り助成額 | 1件当り助成額 |
人 | 件 | 千円 | 円 | 円 | |
平成4年 | 704 | 10,410 | 78,553 | 111,581 | 7,546 |
平成5年 | 723 | 10,593 | 84,970 | 117,524 | 8,021 |
平成6年 | 681 | 11,047 | 90,544 | 132,957 | 8,196 |
平成7年 | 738 | 11,558 | 99,939 | 135,419 | 8,647 |
平成8年 | 733 | 11,885 | 100,069 | 136,520 | 8,420 |
図-24
(7)重度心身障害老人特別医療費助成事業
重度の障害老人の保健の向上と福祉の増進を図るため、老人保健法の規定により支払った一部負担金等について特別医療費助成金を支給しています。助成の対象となるのは、70歳以上(一部65歳~69歳の方を含みます)で、身体障害者手帳1級~3級の方、療育手帳A・A1・A2・B1の方及び戦傷病者手帳の特別項症から第4項症で、身体障害者4級の方、療育手帳B2については世帯の市民税が非課税の方です。助成額は、一部負担金の全額です。
表-29 高山市重度心身障害老人特別助成金支給実績
年度 | 受給資格者数 | 件数 | 助成額 | 1人当り助成額 | 1件当り助成額 |
人 | 件 | 千円 | 円 | 円 | |
平成4年 | 579 | 8,930 | 22,971 | 39,674 | 2,572 |
平成5年 | 608 | 8,898 | 26,542 | 43,655 | 2,682 |
平成6年 | 651 | 8,453 | 22,620 | 34,747 | 2,676 |
平成7年 | 752 | 15,501 | 59,712 | 79,404 | 3,852 |
平成8年 | 782 | 13,516 | 55,761 | 71,306 | 4,126 |
図-25
2 在宅福祉サービス
(1)訪問介護(ホームヘルプ)サービス事業
訪問介護(ホームヘルプ)サービスは、高山市が委託している(財)高山市福祉サービス公社介護員(ヘルパー)による障害者(児)訪問介護(ホームヘルプ)サービス事業があります。
表-30 訪間介護(ホームヘルプ)サービス実施状況
区分 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | ||
介護員(ヘルパー)数 | 2人 | 2人 | 2人 | 2人 | 2人 | ||
派遣世帯 | 身体障害 | 年間派遣延世帯 | 11世帯 | 11世帯 | 16世帯 | 11世帯 | 11世帯 |
延訪問回数 | 795回 | 831回 | 1,134回 | 1,508回 | 1,626回 | ||
年間派遣時間 | 1327.5時間 | 1267.5時間 | 1,877時間 | 1,674時間 | 1,526時間 | ||
障害児・知的障害 | 年間派遣延世帯 | 1世帯 | 10世帯 | 12世帯 | 11世帯 | 12世帯 | |
延訪問回数 | 59回 | 47回 | 910回 | 724回 | 1,225回 | ||
年間派遣時間 | 75時間 | 53.5時間 | 1,251時間 | 1,109時間 | 1,251時間 |
(2)外出介護(ガイドヘルプ)事業
外出介護(ガイドヘルプ)事業は、重度の身体障害者のため外出することが困難な視覚障害者が外出するために適当な付き添いを必要とする場合、登録外出介護員(ガイドヘルパー)を派遣するものです。
表-31 外出介護員(ガイドヘルパー)事業実施状況
区分 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
派遣件数 | 7件 | 5件 | 24件 | 24件 | 25件 |
利用者数 | 19人 | 18人 | 24人 | 24人 | 25人 |
外出介護員(ガイドヘルパー)数 (年度末) |
9人 | 9人 | 9人 | 8人 | 8人 |
(3)入浴サービス事業
常時介護を必要とする重度障害者で入浴を希望し、医師が入浴可能と認めた場合、定期的に無料で入浴サービスを行っています。
表-32 入浴サービス実施状況(65歳未満)
平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
年間延入浴回数 | 4 回 | 19 回 | 100 回 | 349 回 | 559 回 |
(4)短期入所生活介護(ショートステイ)事業
障害者を介護している家族等が疾病、旅行等の理由により、居宅で介護できない場合に、精神薄弱者援護施設、特別養護老人ホーム等に一時的に入所(入所期間は原則として1週間)するものです。
表-33 短期入所生活介護(ショートステイ)実施状況
区分 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
精神薄弱者援護施設 | 委託施設数 (か所) | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
専用ベッド数 (床) | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | |
年間利用実人数(人) | 1 | 0 | 7 | 14 | 8 | |
年間利用延回数(回) | 1 | 0 | 18 | 48 | 54 | |
年間利用延日数(日) | 7 | 0 | 49 | 213 | 206 | |
特別養護老人ホーム | 委託施設数 (か所) | 1 | 1 | 3 | 3 | 3 |
専用ベッド数 (床) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年間利用実人数(人) | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | |
年間利用延回数(回) | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | |
年間利用延日数(日) | 0 | 25 | 8 | 0 | 0 |
(5)日帰り介護(デイサービス)事業
身体障害者日帰り介護(デイサービス)事業は、外出や就労の機会を得ることの困難な在宅の障害者の方々が創作活動、軽作業、日常生活訓練及び機能回復訓練等を通して、自立生活の促進と生きがいを高めていただくことを目的として、総合福祉センター、山王福祉センターで実施しています。
表-34 身体障害者日帰り介護(デイサービス)登録者数の推移 | ||||||||||||||||||
単位:人
|
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(注)山王福祉センターは平成8年4月開所 |
(6)日常生活用具給付・助成・貸与事業
在宅重度身体障害者の日常生活がより円滑に行われるよう、障害の種類、程度に応じて福祉機器等の給付及び貸与又は助成を行っています。
表-35 日常生活用具給付・助成・貸与実績 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
単位:件
|
(7)ファックスリース料金助成事業
日常生活用具給付・助成・貸与事業により、ファックスを貸与している世帯に対して、リース料金を助成します。
表-36 ファックスリース料金助成実績
平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
件数(件) | 12 | 13 | 13 | 13 | 4 |
(8)特殊寝台貸与事業
在宅重度身体障害者に特殊寝台を貸与して日常生活の便宜を図ることを目的としています。
平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
件数(件) | 13 | 19 | 24 | 32 | 44 |
(9)住宅改善促進助成事業
重度の身体障害者の地域生活を支援するため、住宅改造に必要な費用の一部を助成しています。
平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
件数(件) | 9 | 12 | 14 |
助成額(千円) | 3,643 | 5,072 | 5,155 |
(10)補装具の交付・修理
身体の機能障害を補う必要のある場合に、身体障害者更生相談所の判定を経て、車いす、義肢、補聴器等の補装具を交付又は修理します。補装具の交付及び修理については国が費用徴収基準を定めていますが、所得の低い世帯については費用徴収額の一部助成制度を市単独事業として実施しています。
表-39 補装具の交付・修理実施状況 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
単位:件
|
(11)各種手当て
障害児・者関係の手当としては、特別児童扶養手当等の支給に関する法律に基づく4種類の手当と、市単独事業である心身障害者福祉手当があります。
表-40 各種手当ての受給状況(平成8年度)
手当名 | 受給対象者 | 手当月額 | 受給者数 |
特別障害者手当 | 重度の障害があるため、常に介護を必要とする20歳以上の方 | 26,230円 | 61人 |
障害児福祉手当 | 重度の障害があるため、常に介護を必要とする20歳未満の方 | 14,270円 | 20人 |
経過措置福祉手当 | 20歳以上の従来の福祉手当の受給資格者であって、特別障害者手当及び障害基礎年金のいずれも受けることができない方 | 14,270円 | 7人 |
心身障害者福祉手当 | 障害を理由とした年金等を受けていない方または障害を有する児童を保護、養育している方 | 1,000円~ 5,000円 |
1,048人 |
特別児童扶養手当 | 障害があるため介護を必要とする20歳未満の児童を養育している父、母又は養育者 | 1級 50,350円 2級 33,530円 |
25人 19人 |
3 生活の場及び働く場
(1)授産施設
障害者で雇用されろことの困難な方等を入所又は通所させて福祉的就労や訓練場とする法定施設です。
表-42 飛騨地区の授産施設の概要
名称 | 種類 | 設置主体 | 定員 | 作業内容 |
吉城山ゆり園 | 精神薄弱者授産施設 | 社会福祉法人 飛騨慈光会 |
入所 40人 通所 35人 |
農業(ホウレンソウ、トルコギキョウ、温室鉢物等) 食品加工(クッキー、パン、ジャム等) 室内作業(陶芸、縫製、手工芸等) |
(2)小規模作業所
心身障害者小規模作業所は2か所あり、いずれも高山市が設置し、財団法人高山市福祉サービス公社に運営委託をしています。また、回復途上にある精神障害者の社会復帰促進のための小規模作業所が1か所あります。
表-43 小規模作業所の概要(平成9年10月現在) | |||||||||||||||||||||||||||||
身体・知的障害者 | |||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||
精神障害者 | |||||||||||||||||||||||||||||
|
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表-44 小規模作業所・定員の推移 | |||||||||||||||||||||||||||||
|
(3)グループホーム
就労している知的障害者等が地域で共同生活を営むための施設です。国庫補助事業の定員は、知的障害者グループホームが4人以上、精神障害者グループホームが5~6人とされていますが、類似施設として定員3人以下の知的障害者のミニホームがあります。
表-45 市内のグループホーム等(平成9年10月現在)
種別 | 名称 | 運営主体 | バックアップ施設 | 定員(人) |
知的障害者グループホーム | 長坂ホーム | 飛騨慈光会 | 高山山ゆり園 | 5 |
総和ホーム | 飛騨慈光会 | 高山山ゆり園 | 5 | |
荏名ホーム | 飛騨慈光会 | 高山山ゆり園 | 5 | |
知的障害者ミニホーム | ミニホーム自由ヶ丘 | 飛騨慈光会 | 高山山ゆり園 | 3 |
知的障害者福祉ホーム | 山ゆり福祉ホーム | 飛騨慈光会 | 高山山ゆり園 | 10 |
(4)障害者就労促進事業
一般企業への就職が困難な満15歳以上の障害者に、市の委託業務の中から軽作業を提供し、勤労意欲の助長を図ることを目的としています。現在、身体障害者1名が市庁舎の清掃業務に従事しています。
4 施設福祉サービス
(1)障害児の入所・通園施設
知的障害児の入所施設として、「山ゆり学園」があります。また、通園施設としては、心身障害児(知的障害、肢体不自由等)通園施設「あゆみ学園」と重症心身障害児通園施設「ゆりのこ」があります。
表-46 障害児の通園施設(平成9年10月現在)
種別 | 施設名 | 入所・通所の別 | 利用人数 | 定員 |
心身障害 | あゆみ学園 | 通所 | 11人 | 20名 |
重症心身障害 | ゆりのこ | 通所 | ||
知的障害 | 山ゆり学園 | 入所 | 5人 | 70名 |
(2)身体障害者の施設入所
身体障害者の入所施設としては、平成9年3月31日現在、県内施設8人、県外施設2人、計11人の方が入所しています。
表-47 身体障害者の入所状況(平成9年3月31日現在)
施設の種類 | 所在地 | 施設名 | 入所人員(人) |
身体障害者授産施設 | 岐阜市 | 岐阜県立清流園 | 1 |
身体障害者療護施設 | 美濃市 | 岐阜県立陽光園 | 4 |
身体障害者授産施設 | 勝山市 | 九頭竜障害者ワークショップ | 1 |
重度身体障害者更生施設 | 富山市 | 高志更生ホーム | 1 |
身体障害者授産施設 | 高富町 | 岐阜県立幸報園 | 2 |
内部障害者更生施設 | 横須賀市 | 神奈川後保護施設 | 1 |
進行性筋萎縮症者療護施設 | 岐阜市 | 国立療養所長良病院 | 1 |
計 | 11人 |
(3)身体障害者福祉センター
身体障害者福祉センターは、身体障害者に関する各種の相談に応じ、健康の増進、機能訓練、教養の向上、スポーツ及びレクリエーション等のための便宜を総合的に提供する施設です。高山市には、高山市総合福祉センター内にあり、身体障害者福祉センターB型で、入浴サービス及び給食サービスは行っていません。利用者は65歳以上が半分以上であり、うち約75%が脳血管障害の機能訓練に通っている方です。
表-48 高山市身体障害者福祉センター利用状況(平成8年度)
開所日数 | 利用者数 | 1日平均 利用者数 |
事業別利用者数 | |||||
機能訓練 | 創作的活動 | 社会適応訓練 | レクリエーション 行事等 |
更生相談 | その他 | |||
297日 | 6,319人 | 21人 | 2,610人 | 957人 | 1,318人 | 298人 | 231人 | 905人 |
(4)身体障害者の公立温泉保養施設利用料金助成
身体障害者の保養として、飛騨管内の温泉保養施設6か所(平成8年度までは5ヶ所)について利用料を助成します。
表-49 身体障害者の公立温泉保養施設利用状況(平成8年度)
保養施設名 | 河合村 | 宮川村 | 上宝村 | 古川町 | 神岡町 | 計 |
ゆうわ~ハウス | おんりー湯 | ヘルシーランド | すぱ~ふる | 割石温泉 | ||
利用者数 | 55人 | 7人 | 30人 | 173人 | 12人 | 277人 |
(5)盲人ホーム
あん摩師免許は、はり師免許又はきゅう師めんきょのある視覚障害者で、自営又は雇用されることが困難な方に対して、施設を提供するとともに必要な技術指導を行い、視覚障害者の自立更生を図ることを目的にしています。岐阜県には、岐阜市に定員20人の「白杖園」があります。
(6)知的障害者の入所・通所施設
知的障害者の入所・通所施設としては、高山市に精神薄弱者更生施設が1か所、福祉ホームが1か所、グループホーム・ミニホームが4か所あります。平成9年4月1日現在、本市では70人の方が精神薄弱者援護施設等に入所又は通所しています。
この他、飛騨地域には、精神薄弱者更生施設が2か所、精神薄弱者授産施設が1か所、ミニホームが2か所あります。
表-50 精神薄弱者援護施設等(平成9年4月1日現在)
施設種別 | 設立主体 | 施設名 | 所在地 | 定員 | 入所・通所人員 | |
更生施設 | 公立 | 県立みどり荘 | 岐阜市 | 50 | 1 | |
県立ひまわりの丘第三学園 | 関市 | 100 | 2 | |||
法人 | 高山山ゆり園 | 入所 | 高山市 | 50 | 17 | |
通所 | 10 | 8 | ||||
益田山ゆり園 | 萩原氏 | 30 | 7 | |||
第二陶技学園 | 多治見市 | 70 | 2 | |||
第二美谷学園 | 武芸川市 | 80 | 2 | |||
緑の丘 | 上石津町 | 50 | 1 | |||
授産施設 | 法人 | 吉城山ゆり園 | 入所 | 国府町 | 40 | 8 |
通所 | 35 | 15 | ||||
恵那たんぽぽ作業所 | 恵那市 | 30 | 1 | |||
通勤寮 | 法人 | 陶技学園通勤寮 | 多治見市 | 20 | 1 | |
グループホーム | 法人 | 総和ホーム | 高山市 | 5 | 2 | |
荏名ホーム | 高山市 | 5 | 1 | |||
長坂ホーム | 高山市 | 4 | 1 | |||
なかしま荘 | 羽島市 | 4 | 1 | |||
合計 | 入所 | 41 | ||||
通所 | 23 | |||||
通勤寮 | 1 | |||||
グループホーム | 5 | |||||
計 | 70 |
5 社会参加支援サービス
(1)自動車改造費助成事業
身体障害者が社会参加のため、自らが所有し運転する自動車を改造する場合に、その経費の一部を助成(限度額10万円)します。
表-51 自動車改造費助成事業実績
年度 | 助成件数 | 助成総額 |
平成7年度 | 4件 | 388,580円 |
平成8年度 | 2件 | 160,000円 |
(2)自動車運転免許取得費助成事業
身体障害者が社会参加のため、運転免許を取得する際、その経費の一部を助成(限度額10万円)します。
表-52 自動車運転免許取得費助成事業実績
年度 | 助成件数 | 助成総額 |
平成7年度 | 0件 | 0円 |
平成8年度 | 0件 | 0円 |
(3)タクシー利用料金助成事業
身体障害者手帳1級、下肢、体幹、視覚障害の2級又は療育手帳A判定の方がタクシーを利用する場合、初乗り料金の9割相当額のタクシー乗車券を年間17枚支給します。(1割分は県で助成)
表-53 タクシー利用料金助成事業実績
年度 | 助成件数 | 助成金額 |
平成7年度 | 1,439件 | 762,670円 |
平成8年度 | 1,750件 | 971,000円 |
(4)職親委託制度
職親とは、障害者の自立更生を図るため、一定期間職親(あらかじめ登録された事業者等)に預け、生活指導及び技能修得訓練等を行うことによって、雇用の促進と職場における定着性を高めることを目的としています。
表-54 障害者職親委託状況(平成9年4月1日現在)
区分 | 木工 | 縫製 | 精密機械 | 建設 | その他 | 計 |
事業所数 (か所) | 14 | 1 | 2 | 1 | 11 | 29 |
雇用人員(男) (人) | 34 | 0 | 9 | 3 | 15 | 61 |
雇用人員(女) (人) | 0 | 5 | 1 | 0 | 13 | 19 |
雇用人員(計) (人) | 34 | 5 | 10 | 3 | 28 | 80 |
主題:
高山市障害者福祉計画 資料編
発行者:
高山市
発行年月:
平成10年3月
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