北島町障害者計画
No.3
平成10年3月
北島町
資料2 障害者等の状況
1 世帯と住居の状況
(1) 世帯型
「アンケート調査」により障害者の世帯型をみると、身体障害者では「核家族世帯」41.6%、「夫婦のみ世帯」27.5%で、知的障害者では「核家族世帯」が56.9%をしめています。
精神障害者(「心の病をもつ方に関するアンケート調査」による)では、ほとんどが、「家族」96.0%と暮らしています。
「ひとり暮らし」の身体障害者が7.5%おり、特に介助の必要性があります。
- | ひとり暮らし | 夫婦のみ | 核家族(夫婦のみ以外) | 3世代同居 | その他 | 無回答 |
---|---|---|---|---|---|---|
身体障害者 N=334 |
7.5 | 27.5 | 41.6 | 14.1 | 4.2 | 5.1 |
知的障害者 N=44 |
- | 4.5 | 56.9 | 15.9 | 13.6 | 9.1 |
町民 N=290 |
6.2 | 17.6 | 37.6 | 24.8 | 11.4 | 2.4 |
(2) 住宅
1. 住まいの状況
「アンケート調査」によると、身体障害者の住宅では「持家」が77.8%と多く、あとは「民営借家」6.9%などとなっており、必要ならば障害者仕様への改造が可能な条件を備えている持家の人が約4分の3をしめます。
2. 改造の意向
住まいの改造や工夫の現状では、「特になにもしていない」が60.4%ですが、「改造をした、改造されている」12.9%、「建てるときから配慮されている」11.7%を合わせると24.6%となり、主に、「トイレ」70.7%、「浴室」63.4%の改造は進んでいる状況です。
今後の住宅改造の必要性について、「必要である」は28.1%で、改造を希望する場所としては「浴室」68.1%、「トイレ」57.4%が高く、あとは、「玄関」31.9%、「階段」26.6%、「台所」20.2%などと続いています。
- | 住宅の改造や工夫した場所 (N=82) |
今後、改造したいところ (N=94) |
---|---|---|
玄関 | 22.0 | 31.9 |
廊下 | 24.4 | 18.1 |
階段 | 30.5 | 26.6 |
居室 | 25.6 | 16.0 |
浴室 | 63.4 | 68.1 |
トイレ | 70.7 | 57.4 |
台所 | 15.9 | 20.2 |
その他 | 9.8 | 2.1 |
無回答 | 4.9 | 0.0 |
住宅の改造が必要であると考えながらも、改造できない理由としては「費用負担が困難」57.4%が特に高く、あとは、「建物の構造上、困難」20.2%、「家族の同意がまだ」14.9%、「借家」12.8%などの順です。設備・改造方法、依頼業者がわからないと答えている人も11.7%おり、総合的な住宅改造の相談窓口が求められます。
借家なので改造がむずかしい | 12.8 |
費用負担が困難 | 57.4 |
建物の構造上困難 | 20.2 |
設備・改造方法がわからない | 7.4 |
依頼業者がわからない | 4.3 |
他の家族が使いにくくなる | 5.3 |
家族内で話合いが済んでいない | 14.9 |
困難はない | 6.4 |
改造は考えていない | 4.3 |
その他 | 6.4 |
無回答 | 8.5 |
2 日常生活と介助の状況
(1) 日常生活
「アンケート調査」によると、日常生活における介助の状況で、「全介助」、「一部介助」が必要な人の割合は、「外出(通勤・買物等)」が身体障害者29.7%、知的障害者47.7%と最も高く、身体障害者では「入浴」18.9%、知的障害者では「意思の伝達」43.2%が続いています。
「全介助」が必要な人の割合は、「外出」(身体障害者20.4%、知的障害者29.5%)が最も高く、次いで、身体障害者では「入浴」12.0%、知的障害者では、「意思の伝達」20.5%、「入浴」13.6%、「食事」、「排泄」、「衣服の着脱」(それぞれ11.4%)の順となっています。
- | 身体障害者 N=334 |
知的障害者 N=44 |
||
---|---|---|---|---|
全介助 | 一部介助 | 全介助 | 一部介助 | |
食事 | 0.0% | 0.0% | 22.8% | |
11.4% | 11.4% | |||
排泄 | 14.1% | 22.8% | ||
9.6% | 4.5% | 11.4% | 11.4% | |
入浴 | 18.9% | 27.2% | ||
12.0% | 6.9% | 13.6% | 13.6% | |
屋内移動 | 13.5% | 13.6% | ||
8.4% | 5.1% | 9.1% | 4.5% | |
衣服の着脱 | 18.6% | 31.9% | ||
9.9% | 8.7% | 11.4% | 20.5% | |
寝起き | 12.3% | 13.6% | ||
6.3% | 6.0% | 9.1% | 4.5% | |
意思の伝達 | 7.5% | 43.2% | ||
3.9% | 3.6% | 20.5% | 22.7% | |
外出(通勤・買物等) | 29.7% | 47.7% | ||
20.4% | 9.3% | 29.5% | 18.2% |
精神障害者の日常生活の状況について(「心の病をもつ方に関するアンケート調査」による)、「特に何もしないで、家にいる」人が40.0%と最も高く、あとは「パート・臨時・日雇い・アルバイト」、「家事・家業(中心的に)」、「家事・家業の手伝い」、「友人と過ごしたり、ひとりで町にでかけたりしている」が、12.0%です。
今後の生活については、どの項目も「不安なし」と回答した割合の方が高い一方、「生活費」、「食事」、「近所・親戚づきあい」、「洗濯・掃除」など、経済的不安や家事・人づきあいへの不安項目が比較的高くでています。
正規の社員・職員 | 8.0 |
パート・アルバイト | 12.0 |
家業・家事 | 12.0 |
家業・家事の手伝い | 12.0 |
作業所・デイケア | 4.0 |
友人と過ごしたり、ひとりで外出 | 12.0 |
特に何もしていない | 40.0 |
入院中・施設入所中 | - |
その他 | - |
資料:「心の病をもつ方に関わるアンケート調査」
生活費 | 44.0 |
住む所 | 16.0 |
食事 | 32.0 |
洗濯・清掃 | 27.3 |
近所・親戚付き合い | 28.0 |
生活費の使い方 | 12.0 |
友人や仲間がいない | 8.0 |
困ったときの相談相手 | 20.0 |
精神科の通院・服薬 | 12.0 |
仕事 | 20.0 |
身体の健康 | 12.0 |
資産の管理 | 16.0 |
その他 | 4.0 |
特に何もない | 0.0 |
資料:「心の病をもつ方に関わるアンケート調査」
(2) 介助者の状況
「アンケート調査」によると、身体障害者の主な介助者は「配偶者」が39.5%、あとは「母親」15.7%、「子ども」13.5%などと続いていますが、知的障害者では、多くが「母親」61.6%です。
介助者の悩みや問題点では、身体障害者では「疲れる」40.4%、「障害者の将来への不安」31.5%、「介助者の健康に不安」30.3%などです。知的障害者では、「障害者の将来への不安」57.7%と高い割合で、親なき後の不安が最も大きいことを示しています。
- | 身体障害者 (N=89) |
知的障害者 (N=26) |
---|---|---|
自分の時間がもてない | 24.7 | 15.4 |
仕事・家事との両立が困難 | 15.7 | 26.9 |
疲れる | 40.4 | 42.3 |
介助者の健康に不安がある | 30.3 | 23.1 |
介助を代ってくれる人がいない | 22.5 | 7.7 |
経済的な負担が大きい | 11.2 | 3.8 |
相談するところがない | 4.5 | 3.8 |
利用できる福祉施設がない | 6.7 | 23.1 |
あなたの将来に不安をもっている | 31.5 | 57.7 |
特にない | 28.1 | 7.7 |
その他 | 1.1 | 0.0 |
無回答 | 7.9 | 7.7 |
(3) 外出の状況
「アンケート調査」によると、日頃の外出の状況は、身体障害者では「ほとんど毎日外出する」33.5%、「時々外出する」28.1%で、あわせて約6割の障害者が外出しています。知的障害者では「ほとんど毎日外出する」47.7%、「時々外出する」15.9%で、身体障害者より外出する頻度がやや高くなっています。
「あまり外出しない」「全く外出しない」人は、身体障害者で24.6%、知的障害者で20.5%おり、外出しにくい理由として、身体障害者では、「健康に不安」29.0%が最も高く、次いで「歩道が通行しにくい」14.1%、「車などが危険」9.9%、「手助けを頼めない」9.3%となっています。知的障害者では「車などが危険」11.4%がトップです。
- | 身体障害者 N=334 |
知的障害者 N=44 |
---|---|---|
ほとんど毎日外出する | 33.5 | 47.7 |
時々、外出する | 28.1 | 15.9 |
あまり外出しない | 18.9 | 11.4 |
全く外出しない | 5.7 | 9.1 |
その他 | 1.5 | 2.3 |
無回答 | 12.3 | 13.6 |
- | 身体障害者(N=334) | 知的障害者(N=44) |
---|---|---|
健康に不安がある | 29.0 | 9.1 |
人の視線が気になる | 3.0 | 6.8 |
手助けをたのめない | 9.3 | 6.8 |
車などに危険を感じる | 9.9 | 11.4 |
通行しにくい | 14.1 | 6.8 |
利用できる交通手段が少ない | 4.2 | 9.1 |
交通料金の負担が大きい | 5.4 | 2.3 |
利用しやすい施設が少ない | 8.1 | 6.8 |
その他 | 5.1 | 15.9 |
特にない | 21.9 | 31.8 |
無回答 | 35.9 | 27.3 |
外出の目的は、身体障害者では「通院」50.2%、「買い物」48.7%で、知的障害者では「通園・通学・通勤・通所」54.5%が最も高く、次いで、「買い物」48.5%となっており、必要に迫られた外出が上位をしめますが、家族・知人・友人との交流、学習・趣味・スポーツ活動、ハイキングなど、多様な目的での外出も、続いて高い割合です。
- | 身体障害者 (N=269) |
知的障害者 (N=33) |
---|---|---|
通園・通学・通勤・通所 | 15.6 | 54.5 |
通院 | 50.2 | 24.2 |
リハビリ施設などでの訓練 | 9.7 | 9.1 |
買い物 | 48.7 | 48.5 |
家族や親戚とのつきあい | 27.1 | 21.2 |
友人とのつきあい | 24.5 | 12.1 |
地域の行事や集まり | 8.2 | 6.1 |
障害者団体の活動 | 7.1 | 12.1 |
ボランティア活動 | 3.3 | 0.0 |
学習・趣味・スポーツなどの活動 | 14.9 | 6.1 |
旅行・ハイキング・ドライブ | 15.2 | 24.2 |
その他 | 10.0 | 3.0 |
無回答 | 6.7 | 6.1 |
外出の手段は、身体障害者では「自家用車(他の人が運転)」34.2%、「自家用車(自分で運転)」30.9%と自家用車の利用が多く、次いで「自転車」21.6%、「徒歩・車椅子」20.1%となっています。知的障害者では「自家用車(他の人が運転)」57.6%が最も高く、あとは「自転車」33.3%、「バス」30.3%の利用です。
- | 身体障害者 (N=269) |
知的障害者 (N=33) |
---|---|---|
汽車 | 9.7 | 9.1 |
バス | 17.8 | 30.3 |
送迎バス | 3.0 | 3.0 |
車いす専用リフトバス | 1.9 | 0.0 |
タクシー | 13.0 | 6.1 |
自家用車(自分で運転) | 30.9 | 3.0 |
自家用車(他の人が運転) | 34.2 | 57.6 |
自転車 | 21.6 | 33.3 |
徒歩・車いす | 20.1 | 12.1 |
電動三輪車 | 1.1 | 0.0 |
その他 | 3.7 | 3.0 |
無回答 | 8.6 | 12.1 |
3 障害者保健・医療・福祉にかかわる施設
障害者福祉施設は、現在のところ、町内にはありません。
高齢者福祉施設として、特別養護老人ホーム「吉野川荘」が設置され、デイサービス事業(B型)・在宅介護支援センターを併設していますが、障害者デイサービスは眉山園(徳島市)、ショートステイは有誠園(石井町)など、町外の施設と提携しています。
保健相談センターを会場に、機能回復訓練等の保健事業を実施しています。
障害者・高齢者に関する保健・医療・福祉施設の配置図(北島町)
徳島市、鳴門市、板野郡など、障害者の保健・医療・福祉にかかわる広域の施設は次の図のとおりです。
4 障害児学級の状況
本町では、小学校に知的障害、情緒不安定の児童のための障害児学級を1学級(児童数は知的障害5人、情緒不安定4人)、中学校に情緒不安定の生徒のための障害児学級を1学級(生徒数2人)設置しています。
学校・学級 | 小学校 | 中学校 | 合計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
障害の種類 | 学級数 | 児童数 | 学級数 | 生徒数 | 学級数 | 児童数 生徒数 |
知的障害 | (1) | 5 | - | - | (1) | 5 |
情緒不安定 | (1) | 4 | 1 | 2 | 1(1) | 6 |
合計 | 1 | 9 | 1 | 2 | 2 | 11 |
資料:北島町教育委員会
5 障害者の就業状況
(1) 就業状況
「アンケート調査」によると、身体障害者の就業状況について、身体障害者全体では、高齢者が多いため「自宅にいる」が45.8%、「就職している」が15.6%と就労は低い割合ですが、身体障害者の中で生産年齢にあたる18~64歳では、「就職している」が29.7%と約3割にのぼります。
知的障害者では「自宅にいる」は22.7%、「施設に通所」が20.5%、「就職している」11.4%などとなっています。
また雇用形態をみると、身体障害者では「勤め(正規の社員、職員)」40.5%が最も多く、「自営業・自由業」25.0%、「勤め(臨時雇い、パート等)」17.3%となっています。就職している知的障害者5人のうち2人は正規の社員、職員として就職しています。
- | 身体障害者 N=440 |
知的障害者 N=18 |
---|---|---|
小学校就学前 | 0.9 | 6.8 |
在学中 | 2.4 | 15.9 |
就職している | 15.6 | 11.4 |
施設に通所している | 0.3 | 20.5 |
上記のいずれでもなく、自宅にいる | 45.8 | 22.7 |
その他 | 5.4 | 6.8 |
無回答 | 29.6 | 15.9 |
町の名前 北島町 |
上段:実数 下段:横% |
合計 | 就業・就学の状況 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小学校就学前 | 在学中 | 就職している | 施設に通所している | 上記のいずれでもなく、自宅にいる | その他 | 無回答 | |||
全体 | 334 100.0 |
3 0.9 |
8 2.4 |
52 15.6 |
1 0.3 |
153 45.8 |
18 5.4 |
99 29.6 |
|
年齢 | 0~17歳 | 8 100.0 |
2 25.0 |
6 75.0 |
- - |
- - |
- - |
- - |
- - |
18~64歳 | 155 100.0 |
1 0.6 |
2 1.3 |
46 29.7 |
1 0.6 |
66 42.7 |
7 4.5 |
32 20.6 |
|
65歳以上 | 165 100.0 |
- - |
- - |
5 3.0 |
- - |
86 52.1 |
11 6.7 |
63 38.2 |
- | 身体障害者 N=52 |
知的障害者 N=5 |
---|---|---|
勤め(正規の社員、職員) | 40.5 | 40.0 |
勤め(臨時雇い、パート等) | 17.3 | 40.0 |
自営業・自由業 | 25.0 | 0.0 |
家族従業員 | 3.8 | 0.0 |
内職 | 1.9 | 0.0 |
その他 | 3.8 | 0.0 |
無回答 | 7.7 | 20.0 |
(2) 一般的就労
1. 民間企業
徳島県全体では「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づく、障害者雇用率(1.6%)が適用される民間企業(常用労働者数が63人以上)280社の実雇用率は1.76%で、法定雇用率を上回っていますが、雇用率未達成の企業の割合が45.0%あり、障害者雇用の促進が求められます。
項目 | 企業数 | 雇用状況 | 雇用率達成企業の割合 | ||
---|---|---|---|---|---|
管内 | 常用労働者数 | 障害者数 | 雇用率 | ||
鳴門公共職業安定所 | 46 | 8,752人 | 187人 | 2.14% | 54.35% |
徳島県 全体 | 280 | 47,631人 | 836人 | 1.76% | 55.00% |
北島町事業者アンケート調査(平成9年12月実施、169社中69社より回答)によれば、障害者を雇用しているのは8社、12人です。業種では建設業、製造業、商業、不動産業など多岐にわたり、聴覚・言語障害、肢体不自由、内部障害など、1~2級の重度の障害のある人も5人(42%)就労しています。
2. 町役場
平成8(1996)年の町役場職員の障害者雇用は2人で、雇用率は1.27%です。地方自治体の雇用義務である雇用率(非現業機関2.0%、現業機関1.9%)を下回っています。
項目 | 対象職員数 | 障害者の数 | 実雇用率 | ||
---|---|---|---|---|---|
年度 | A 重度障害者 (常用) |
B A以外の障害者 |
C 計 A×2+B |
||
平成8年 | 157人 | 0人 | 2人 | 2人 | 1.27% |
資料:北島町役場
(3) 福祉的就労
1. 心身障害者福祉作業所
本町には現在、知的障害者のための作業所はなく、周辺の市町村の施設へ5人の知的障害者が通所しています。町内に小規模作業所の設置を望む声は強く、設置が検討されています。
6 地域活動・交流活動
(1) 交流親睦会
社会福祉協議会と身体障害者団体との協力により、「北島町身体障害者のつどい」が開催され、講演・レクリエーションなどのイベントに約60人の参加者があります。
項目 年度 |
平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|---|
実施回数 | 1回 | 1回 | 1回 | 1回 | 1回 |
内容 | 講演・ミニ運動会 | 講演・ミニ運動会 | 講演・ミニ運動会 | 講演・ミニ運動会 | 講演・ゲーム |
参加人員 | 51人 | 59人 | 50人 | 60人 | 58人 |
会場 | 町役場7F | 町役場7F | 町役場7F | 町役場7F | サンライフ |
資料:社会福祉協議会
(2) 障害者団体
本町の障害者の団体は、北島町身体障害者会と北島町手をつなぐ育成会の2団体があります。
団体名 | 対象者 | 会員数 | 活動内容 |
---|---|---|---|
北島町身体障害者会 (協力会) |
町内に居住する身体障害者 | 259人 |
|
北島町手をつなぐ育成会 (精神薄弱者育成会) |
町内に居住する知的障害者とその家族 | 33 |
|
資料:保健相談センター
資料3 サービス提供の状況
1 啓発・広報
(1) 情報提供・相談サービス
「町報きたじま」に、障害者関連の事業・制度、行事等の記事を掲載して住民への周知、情報提供を図っています。また社会福祉協議会では、年2回の「福祉広報きたじま」を発行し、全戸配付しています。
(2) 相談窓口
平成9年から保健相談センターが障害者福祉の窓口となっています。また、障害者関連では、民生児童委員36人、身体障害者相談員3人、精神薄弱者相談員1人が各地区で相談に応じています。
(3) 福祉教育
小学校3校では、同和教育・道徳教育の中で、障害者への差別をなくす人権教育、福祉教育(ボランティア活動、手話・パソコン点訳学習活動、老人保健施設への訪問活動等)を実施しています。北島中学校では、平成9年度に、アニメ映画「どんぐりの家」の上映権を獲得し、生きた教材による福祉教育への取り組みにより、障害や障害者への理解教育を推進しています。
2 保健・医療サービス
(1) 保健サービス
1. 母子保健事業
乳児健診、1歳6か月児健診、3歳児健診、育児相談等を実施して、障害の早期発見、予防に努めています。平成4~8年の実施状況は次のとおりです。
年度 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
乳児 | 対象者 | - | - | 559人 | 652人 | 640人 | |
受診者 | 560人 | 599人 | 428人 | 505人 | 519人 | ||
受診率 | - | - | 76.6% | 77.5% | 81.1% | ||
健康チェック者 | 身体面 | 9人 | 13人 | 10人 | 15人 | 25人 | |
精神面 | 1人 | 2人 | 1人 | 1人 | 3人 | ||
1歳6月児健診 | 対象者 | 209人 | 188人 | 228人 | 172人 | 218人 | |
受診者 | 193人 | 167人 | 209人 | 154人 | 196人 | ||
受診率 | 95.5% | 88.8% | 91.6% | 89.5% | 89.9% | ||
健康チェック者 | 身体面 | 13人 | 31人 | 13人 | 10人 | 14人 | |
精神面 | 3人 | 2人 | 7人 | 0人 | 7人 | ||
3歳児健診 | 対象者 | 189人 | 229人 | 207人 | 185人 | 206人 | |
受診者 | 175人 | 208人 | 197人 | 167人 | 187人 | ||
受診率 | 92.6% | 90.8% | 95.2% | 90.3% | 90.8% | ||
健康チェック者 | 身体面 | 18人 | 39人 | 22人 | 16人 | 13人 | |
精神面 | 23人 | 19人 | 26人 | 6人 | 7人 | ||
う歯保有率 | 52.0% | 49.0% | 43.7% | 43.1% | 40.6% |
資料:保健相談センター
(2) 老人保健事業
1. 健康教育・健康相談
地区の老人憩いの家(5か所)、児童館(5か所)を会場に、循環器系疾患などのテーマを定めて、健康教育・相談を行っています。平成8年度には、重点健康教育32回、一般健康教育30回を行い、約2,600人が参加しました。
また、正しい健康管理方法の指導のための健康相談も随時行われており、平成8年度では、重点健康相談が62回、一般健康相談が97回行われ、年間約1,400件の相談がありました。
- | 健康教育 | 健康相談 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般 | 重点 | 一般 | 重点 | |||||
回数 | 人数 | 回数 | 人数 | 回数 | 人数 | 回数 | 人数 | |
平成3年度 | 32 | 1,671 | 27 | 1,224 | 87 | 1,050 | 32 | 390 |
平成4年度 | 22 | 1,188 | 34 | 1,099 | 119 | 939 | 34 | 315 |
平成5年度 | 25 | 1,452 | 34 | 1,220 | 121 | 902 | 34 | 285 |
平成6年度 | 30 | 1,737 | 37 | 1,649 | 108 | 944 | 48 | 376 |
平成7年度 | 30 | 1,798 | 31 | 1,568 | 102 | 1,085 | 54 | 699 |
平成8年度 | 30 | 1,282 | 32 | 1,373 | 97 | 853 | 62 | 542 |
資料:保健相談センター
2. 健康診査
老人保健法により、40歳以上の人(子宮がん、乳がん検診は30歳以上)に対し、基本健康診査、選択診査(循環器、貧血、血糖)、各種がん検診などを実施しています。平成8年度の基本健康診査では、対象者5,197人のうち2,898人が受診し、受診率は55.8%です。受診率は、平成2年の41.1%から毎年上昇傾向にあり、事業への取り組みの充実、住民の関心の高まりがみられますが、平成8年度には減少しています。
- | 基本健康診査 | 選択診査 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
対象者数 | 受診者数 | 受診者 | 受診状況 | ||||||
総数 | 男 | 女 | 受診率 | 循環器 | 貧血 | 血糖 | |||
平成3年度 | 4,420人 | 1,904 | 667 | 1,237 | 43.1% | 1,904 | 1,749 | 1,779 | 1,429 |
平成4年度 | 4,772人 | 2,624 | 912 | 1,712 | 55.0% | 2,624 | 656 | 2,466 | 1,824 |
平成5年度 | 4,902人 | 2,936 | 1,059 | 1,877 | 59.9% | 2,936 | 2,782 | 2,850 | 2,496 |
平成6年度 | 4,982人 | 2,995 | 1,100 | 1,895 | 60.1% | 2,995 | 2,864 | 2,938 | 2,610 |
平成7年度 | 5,087人 | 3,107 | 1,146 | 1,961 | 61.1% | 3,107 | 2,958 | 3,011 | 2,823 |
平成8年度 | 5,197人 | 2,898 | 1,092 | 1,806 | 55.8% | 2,898 | 2,552 | 2,413 | 2,753 |
資料:保健相談センター
3. 機能訓練
脳卒中などの後遺症16人、交通事故後遺症2人など、家庭で療養している人を対象に、健康状態のチェック、レクリエーション・体操などによる心身の機能回復訓練を実施しています。
項目 | 実績 |
---|---|
実施回数 | 月1回(年12回) |
対象者数 | 脳血管疾患後遺症 16人 交通事故後遺症 2人 その他 4人 年間延べ利用者数 256人 |
目的 | ・障害者の家庭内でのとじこもりを防ぎ、生活にハリを持たせると共に、その家族に対しての支援をはかる。 |
事業内容 | ・実施前に健康状態チェック。その後理学療法士による体操、ゲーム、各個人への訓練チェックなど。 |
実施体制 | ・家族又はタクシーによる送迎。(随時ホームヘルパーによる介助あり。) (保健婦、管理栄養士、ホームヘルパー、理学療法士他) |
資料:保健相談センター
4. 訪問指導
老人保健事業として、寝たきりや痴呆などで病院に通院できない人を対象に、健康管理チェック・保健サービスのコーディネートなどの指導を行っています。平成8年度の訪問対象者数は、寝たきり16人、痴呆1人、要指導者1,224人です。
項目 | 実績 | |
---|---|---|
対象者数 | 寝たきり | 訪問対象者数 16人(延べ16人) |
痴呆 | 訪問対象者数 1人(延べ1人) | |
要指導 | 訪問対象者数 1,224人(延べ250人) | |
事業内容 | 健康管理(身体、精神)のチェック、日常生活用具、公的援助の門戸開放。 情報収集から各関係機関との連携(コーディネート) |
|
実施体制 | 高齢者サービス調整会議により指導方法などを検討、サービスの充実を図る。 (保健婦、管理栄養士、ホームヘルパー、ソーシャルワーカー他) |
資料:保健相談センター
(3) 精神保健対策事業
管轄の徳島保健所で、精神保健相談、訪問指導などを実施しており、精神障害者への社会復帰事業では、「こころの健康づくり学習会」、デイケア「すだち会」の実施、「精神障害者家族会すみれ会」・「すみれ会共同作業所」、精神保健ボランティアの運営による精神障害者小規模作業所「あわっこ」などへの育成・支援を行っています。
(4) 難病対策事業
管轄の徳島保健所で、39の特定疾患に対して、特定疾患公費負担申請の受付、相談、家庭訪問、医療相談会などを実施しており、18歳未満の小児慢性特定疾患患者への相談・指導、家庭訪問、小児慢性特定疾患児手帳の交付、小児慢性特定疾患医療給付事業等を実施しています。
(5) 医療費の助成
重度心身障害者(児)を対象に医療費の助成を実施しており、平成8年度では、延べ242人に15,808件の助成を実施しています。
- | 平成3年度 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
支給延人数 (件数) |
144人 (4,239件) |
153人 (6,078件) |
157人 (6,879件) |
166人 (8,360件) |
264人 (15,206件) |
242人 (15,808件) |
事業内容 | 病院等で診療を受けた場合に一部負担金を助成する。 対象者 (1) 身体障害者手帳1級又は2級の者 (2) 療育手帳判定「A」であり、次期判定日が経過していない者 (3) 身体障害者手帳3級又は4級かつ療育手帳「B」であり、次期判定日が経過していない者 ※ 所得制限あり |
|||||
実施主体 | 北島町 | |||||
補助率 | 県1/2 町1/2 |
資料:保健相談センター
(6) 更生医療の給付
身体障害者の障害を軽減させるための医学的治療に対し、公費負担を行っており、平成8年度の対象件数は22件です。
- | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|
対象件数 | 13件 | 14件 | 20件 | 22件 |
事業内容 | 身体障害者の障害を軽減させ、日常生活、職業適応能力を増進させるための医学的治療に対して公費負担を行い、その社会復帰の促進を図っている。 | |||
実施主体 | 北島町 | |||
補助率 | 国1/2、町1/2 |
資料:保健相談センター
3 福祉サービス
1. ホームヘルパーの派遣
老人保健事業に含めて、身体障害者ホームヘルプサービスを実施しており、介護と食事、洗濯等の家事援助サービスを実施しています。
派遣回数は、おおむね1世帯あたり週1回、1回1~2時間程度です。平成8年度では、ヘルパー常勤7人、パート8人体制(老人保健事業を兼ねた人数)、対象者数23人です。
- | 平成3年度 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
対象者数 | 6人 | 10人 | 10人 | 10人 | 16人 | 23人 |
ヘルパー数 | 常4人 登0人 |
4人 0人 |
5人 0人 |
6人 3人 |
常勤7人 パート6人 |
7人 8人 |
事業内容 | 家事、介護 | |||||
回数時間 | 1回/週、1~2時間/回 | |||||
実施主体 | 社会福祉協議会 | |||||
運営主体 | 北島町 |
資料:保健相談センター
2. ショートステイ(短期入所)事業
重度身体障害者の介護者の社会的・私的な理由により、在宅介護ができない場合の障害者短期入所を、身体障害者療護施設「有誠園」(石井町)で実施する制度があり・必要に応じて利用できますが利用はありません。
- | 平成3年度 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
利用人数 (延利用数) |
0人 ( ) |
0人 ( ) |
0人 ( ) |
0人 ( ) |
0人 ( ) |
0人 ( ) |
事業内容 | 介護者の社会的・私的な理由による在宅介護が困難な場合の短期入所 | |||||
実施施設 | 身体障害者療護施設 有誠園 | |||||
実施主体 | 北島町 | |||||
運営主体 | (社会福祉法人)有誠福祉会(昭和60年4月開所) | |||||
その他 | 制度はあるが、床の契約はしていない。必要に応じて利用可能 |
資料:保健相談センター
3. 身体障害者デイサービス事業
障害者デイサービス事業は、重度身体障害者授産施設「眉山園」(徳島市)に併設されたデイサービスセンターへ委託実施しており、平成8年度の本町からの利用者は2人です。
- | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|
登録人数 (延利用日数) |
2人 (124日) |
2人 (124日) |
事業内容 | 通所による生活指導 | |
実施施設 | 眉山園デイサービスセンター | |
運営主体 | 社会福祉法人 徳島県身体障害者連合会 | |
その他 | 事業委託開始 平成3年4月 |
資料:保健相談センター
4. 障害基礎年金(国民年金)
国民年金の加入者が一定の障害となり、保険料納付要件を満たしている場合に支給されます(拠出制)。また、20歳未満で一定の障害になった場合は、20歳から支給されます(無拠出制)。平成8年度単価で、1級の身体障害者に年額981,900円、2級で785,500円です。ただし無拠出の場合は、所得制限があります。
5. 障害児福祉手当
在宅で、常時介護を必要とする重度心身障害児(20歳未満)に支給されます。平成8年度単価で月額14,270円で、所得により制限があります。平成8年度の支給人数は11人です。
- | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|
支給人数 | 9人 | 8人 | 9人 | 11人 |
事業内容 | 対象 満20歳未満の在宅重度障害児で日常生活に常時介護を必要とする者 月額 14,270円 |
|||
実施主体 | 徳島県 | |||
補助率 | 国3/4、県1/4 |
資料:保健相談センター
6. 特別障害者手当
重度の心身障害があるために、日常生活において常時特別の介護を要する在宅障害者(20歳以上)に支給します。支給額は、平成8年度単価で26,230円ですが、所得制限があります。平成8年度の支給人数は14人です。
- | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|
支給人数 | 12人 | 13人 | 13人 | 14人 |
事業内容 | 在宅の最重度の障害者で、常時特別の介護を要する状態にある20歳以上の障害者に対し、支給する。 | |||
実施主体 | 徳島県 | |||
補助率 | 国3/4 県1/4 |
資料:保健相談センター
7. 経過的福祉手当
従来の福祉手当の受給資格者のうち、特別障害者手当等の支給要件に該当せず、障害基礎年金の支給されない20歳以上の人に、引き続き従前の支給要件に該当している限り支給されます。平成8年度の支給人数は5人です。
- | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|
支給人数 | 7人 | 7人 | 6人 | 5人 |
事業内容 | 年金法の改正により昭和61年4月に廃止され、障害基礎年金を受給できない障害者に支給される手当で、新規認定はしない。 | |||
実施主体 | 徳島県 | |||
補助率 | 国3/4 県1/4 |
資料:保健相談センター
8. 北島町福祉手当支給事業
北島町の単独事業で、身体障害者(児)(1~3級)、在宅精神薄弱者(IQ50以下)を対象に年額1人10,000円を支給しており、平成8年度の支給対象者は267人です。
- | 平成3年度 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
対象者 | 290人 | 294人 | 228人 | 241人 | 255人 | 267人 | |
- | 身体障害者 | 253人 | 260人 | 203人 | 216人 | 226人 | 239人 |
知的障害者 | 37人 | 34人 | 25人 | 25人 | 29人 | 28人 | |
事業内容 | 身体障害者(児)1~3級、在宅精神薄弱者(児)IQ50以下の障害者に対し、一人年額10,000円を支給する。 | ||||||
実施主体 | 北島町 | ||||||
事業開始 | 昭和55年度 |
資料:保健相談センター
9. 扶養共済制度掛金減免事業
北島町の単独事業で、県で減免を受けた障害者の1口目の掛金の1/2を助成しており、平成8年度の対象者は17人です。
- | 平成3年度 | 平成4年度 | 平成5年度 | 平成6年度 | 平成7年度 | 平成8年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
対象者 | 7人 | 6人 | 6人 | 6人 | 9人 | 17人 |
事業内容 | 県において、減免を受けた障害者について、1口目の掛金の1/2を助成する。 | |||||
実施主体 | 北島町 | |||||
事業開始 | 昭和61年度 |
資料:保健相談センター
10. 日常生活用具の給付・貸与
在宅の重度心身障害者に対して、日常生活を支える用具を給付する事業を実施しています。平成8年度の実施状況は、特殊寝台、文字放送デコーダーなど7件の給付がありました。
区分 | 件数 | 区分 | 件数 |
---|---|---|---|
特殊寝台 | 2 | 点字図書 | 1 |
聴覚障害者用屋内信号灯 | 1 | 文字放送デコーダー | 2 |
聴覚障害者用通信装置 | 1 | 計 | 7 |
資料:保健相談センター
11. 補装具の交付・修理
身体障害者(児)に補装具の交付・修理を助成する事業を実施しています。平成8年度には、ストマ用装具54件、車いす5件、補聴器6件などを交付し、車いすなどの修理を助成しています。
身体障害者(児)補装具助成事業(平成8年度)
種目 | 区分 | 交付件数 | 修理件数 |
---|---|---|---|
総数 | 68件 | 5件 | |
装具 | 下肢 | 1件 | 2件 |
靴型 | - | 1件 | |
座位保持装置 | 1件 | - | |
補聴器 | 標準型箱形 | 1件 | - |
標準型耳掛形 | 2件 | - | |
高度難聴用箱形 | 1件 | 1件 | |
高度難聴用耳掛形 | 2件 | - | |
車いす | 普通型 | 5件 | 1件 |
歩行器 | 1件 | - | |
ストマ用装具 | 54件 | - |
種目 区分 |
交付件数 | 修理件数 |
---|---|---|
総数 | 1件 | 2件 |
座位保持装置 | 1件 | - |
車いす | - | 1件 |
補聴器 | - | 1件 |
資料:中央福祉事務所
4 施設福祉サービス
平成8(1996)年度の障害者(児)の福祉施設入所状況は、身体障害者療護施設「有誠園」に2人、重度身体障害者授産施設「眉山園」に2人の計4人です。
知的障害者の福祉施設利用状況は、精神薄弱者更生施設「春叢園」「おおぎ園」「草の実学園」「淡島学園」「吉野川育成園」へ入所10人、「しあわせの里」も併せると通所3人の利用があり、精神薄弱者授産施設では、「鳴門授産センター」へ入所1入、「鳴門授産センター(藍住分場)」「まゆやま学苑」へ通所2人が利用しています。
種別 | 年度 施設名 |
平成3年 | 平成4年 | 平成5年 | 平成6年 | 平成7年 | 平成8年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
身体障害者療護施設 | 社会福祉法人 有誠園 |
2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
重度身体障害者授産施設 | 社会福祉法人 眉山園 |
1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 |
計 | 3 | 3 | 3 | 3 | 4 | 4 |
資料:健康相談センター
種別 | 施設名称 | 入所 | 通所 | ||
---|---|---|---|---|---|
A | B | A | B | ||
精神薄弱者更生施設 | 春叢園 | 1 | 0 | 0 | 1 |
おおき園 | 1 | 0 | - | - | |
草の実学園 | 4 | 0 | - | - | |
淡島学園 | 1 | 0 | - | - | |
吉野川育成園 | 0 | 3 | 1 | 0 | |
しあわせの里 | - | - | 1 | 0 | |
小計 | 7 | 3 | 2 | 1 | |
10 | 3 | ||||
精神薄弱者授産施設 | 鳴門授産センター | 1 | 0 | - | - |
鳴門授産センター(藍住分場) | - | - | 0 | 1 | |
まゆやま学苑 | - | - | 1 | 0 | |
小計 | 1 | 0 | 1 | 1 | |
1 | 2 |
資料:保健相談センター
5 保育・教育サービス
(1) 障害児保育
公立・私立保育所では、障害児の状態・入所希望に応じて、障害児を受け入れています。幼児教育では、障害児施設へ通園する障害児も多く、町内の幼稚園の取り組みはまだ不十分な状況です。
(2) 障害児教育
町内の小学校に1教室、中学校に1教室の障害児学級がありますが、障害の種類・程度に応じては、県の盲学校・聾学校・養護学校に通学しています。各学校の在籍者の状況は次のとおりです。
- | 学部別在学者数 | 計 | 学級数 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
幼稚部 | 小学部 | 中学部 | 高等部 | 専攻科 | |||
盲学校 | 3 | 7 | 8 | 19 | 57 | 94 | 25 |
聾学校 | 14 | 8 | 8 | 11 | 0 | 41 | 20 |
板野養護学校 | - | 60 | 27 | 26 | - | 113 | 46 |
国府養護学校 | - | 50 | 55 | 103 | - | 208 | 49 |
国府養護池田分校 | - | 21 | 23 | 17 | - | 61 | 20 |
鴨島養護学校 | - | 4 | 10 | 9 | - | 23 | 14 |
ひのみね養護学校 | - | 32 | 21 | 34 | - | 87 | 35 |
阿南養護学校 | - | 13 | 11 | 24 | - | 48 | 15 |
阿南養護ひわさ分校 | - | 5 | 6 | 7 | - | 18 | 9 |
国立養護学校 | - | 20 | 18 | 27 | - | 65 | 9 |
計 | 17 | 220 | 187 | 277 | 57 | 758 | 242 |
資料:北島町教育委員会
6 雇用促進・職業リハビリテーション
(1) 障害者雇用の促進
公共職業安定所において、職業案内、相談、事業者への求職情報の提供をしています。
7 移動・交通サービス
(1) 自動車運転免許取得費の助成
視覚障害者を除く1~4級の身体障害者が自動車運転免許を取得する場合、取得費の一部を助成しています。
(2) 旅客鉄道株式会社・航空・バス・タクシー運賃割引
障害者本人、介護者(制限あり)の移動に対し、鉄道、航空、バス、タクシー運賃の割引制度があります。
(3) 有料道路通行料金の割引
本人または家族の車を自分で運転するとき、または第一種障害者を乗せて介護者が運転するとき、有料道路通行料金を半額割引します。
(4) 自動車改造費の助成
上肢・下肢・体幹機能障害1~4級の者が就労等に伴い自動車を改造する場合、その改造費の一部を助成します。
(5) 駐車禁止規制の適用除外
身体障害者手帳の交付を受けている歩行困難な人、またはその人のために家族が使用中の車について、申請により「駐車禁止除外指定車標章」の交付を受けることができます。
主題:
笑顔でささえあい・きたじま 北島町障害者計画 No.3
61頁~91頁
発行者:
北島町
発行年月:
平成10年3月
文献に関する問い合わせ先:
北島町
徳島県板野郡北島町新喜来南古田88-1
TEL.0886-98-8909
FAX.0886-98-8925