海部町障害者計画
No.2
平成10年3月
徳島県海部町
1.基本的なことについて
問1.あなたの年齢・性別・家族状況についてご記入下さい。
(1)年齢(平成9年4月1日現在の年齢)
年齢 |
女 |
男 |
計 |
無回答 |
3 |
1 |
4 |
20歳まで |
0 |
1 |
1 |
21歳~30歳 |
0 |
1 |
1 |
31歳~40歳 |
0 |
3 |
3 |
41歳~50歳 |
2 |
1 |
3 |
51歳~60歳 |
4 |
6 |
10 |
61歳~70歳 |
9 |
17 |
26 |
71歳~80歳 |
17 |
20 |
37 |
81歳以上 |
11 |
9 |
20 |
計 |
46 |
59 |
105 |
年齢別人口
年齢 |
人数 |
0~20歳 |
1 |
21~40歳 |
5 |
41~64歳 |
20 |
65歳以上 |
75 |
計 |
101 |
年齢別では、65歳以上の障害者が75人で全体の71パーセントを占め、障害者の高齢化が進んでいる。特に61歳以上については83人79パーセントとなっている。
また、性別では、男子59人56パーセント、女子46人44パーセントとなっている。
(2)同居している家族は、あなたを含めて何人ですか。
無回答 |
5 |
1人 |
16 |
2人 |
32 |
3人 |
21 |
4人 |
14 |
5人 |
7 |
6人 |
8 |
7人 |
1 |
8人 |
1 |
計 |
105 |
障害者と同居している家族数については、(1)2人世帯が32人、(2)3人世帯が21人、(3)1人暮らし16人、(4)4人世帯が14人となっている。
(3)現在、一緒に住んでいる方はどなたですか。
夫または妻 |
61 |
子 |
41 |
父 |
5 |
母 |
8 |
嫁 |
17 |
兄弟姉妹 |
3 |
祖父母 |
0 |
その他 |
12 |
一人暮らし |
17 |
計 |
164 |
現在一緒に住んでいる人は、夫又は妻と住んでいる人61人、子どもと住んでいる人41人で、両方で102人62パーセントとなっている。
一人暮らしの方は17人10パーセントとなっている。
(4)あなたの家族の生計の中心はどなたですか。
本人 |
45 |
配偶者 |
23 |
親 |
4 |
子供 |
25 |
兄弟姉妹 |
1 |
その他 |
5 |
無回答 |
2 |
計 |
105 |
生計の中心者は、障害者本人が1番多く45人43パーセント、続いて子ども25人24パーセント、配偶者23人22パーセントの順となっている。
障害者の高齢化と共に、障害者本人が生計の中心者となっていることが分かる。
問2.あなたの障害の等級は次のどれですか。
1級 |
23 |
2級 |
15 |
3級 |
10 |
4級 |
19 |
5級 |
11 |
6級 |
22 |
無回答 |
5 |
計 |
105 |
障害者の等級別では、1級2級で38人全体の36パーセントを占めている反面、5級6級の比較的障害の軽い方も33人31パーセントとなっている。
問3.あなたの身体障害者手帳に記載されている障害の種類は次のどれですか。(3つまで)
視覚機能障害 |
11 |
聴覚機能障害 |
21 |
平衡機能障害 |
1 |
音声・言語・そしゃく機能障害 |
3 |
上肢機能障害(切断を含む) |
14 |
下肢機能障害(切断を含む) |
23 |
四肢機能障害 |
7 |
体幹機能障害 |
7 |
片まひ・片上下肢機能障害 |
8 |
心臓機能障害 |
9 |
呼吸器機能障害 |
1 |
じん臓機能障害 |
5 |
ぼうこう・直腸機能障害 |
2 |
小腸機能障害 |
0 |
その他 |
4 |
計 |
116 |
障害の種類別では、(1)下肢機能障害23人、(2)聴覚障害21人、(3)上肢機能障害14人、(4)視覚障害11人の順となっており、全体の約60パーセントを占めている。
回答者の中で、重複の障害をもっている方は、11人となっている。
問4.現在、お使いの補装具は、次のうちどれですか。
盲人安全つえ |
7 |
補聴器 |
17 |
義肢 |
2 |
装具 |
4 |
車いす |
8 |
電動車いす |
3 |
歩行補助つえ |
17 |
歩行器 |
1 |
ストマ用装具 |
3 |
収尿器 |
6 |
人工喉頭 |
0 |
頭部保護帽 |
0 |
その他 |
7 |
使っていない |
30 |
計 |
105 |
現在使用中の補装具については、(1)補聴器、(2)歩行補助つえ、(3)車いすの順となっている。全体では70人71パーセントの人が何らかの補装具を使用しているが、補装具を使用していない人も30人29パーセントといる。
問5.あなたの障害の主な原因となったものは次のうちどれか。
交通事故 |
4 |
労働災害 |
13 |
スポーツ事故 |
1 |
戦争による負傷 |
3 |
感染症 |
4 |
中毒性疾患 |
2 |
出生時の損傷 |
4 |
その他の疾患 |
39 |
不明 |
23 |
無回答 |
12 |
計 |
105 |
障害の原因となった主なものについては、(1)その他の疾患39人、(2)労働災害13人となっているが、不明及び無回答と答えた方が35人33パーセントといる。
問6.あなたの主な障害が発生した時期または気づいた時期は何歳頃ですか。
0~5歳 |
13 |
6~14歳 |
5 |
15~19歳 |
4 |
20~29歳 |
7 |
30~39歳 |
9 |
40~49歳 |
10 |
50~59歳 |
25 |
60~64歳 |
11 |
65歳以上 |
17 |
無回答 |
4 |
計 |
105 |
障害が発生した時期については、(1)50歳代が25人、(2)60歳代以上が28人、(3)5歳までが13人となっている。
20歳から59歳の就労中と思われる時期に合計51人約49パーセントの方に障害が発生している。
問7.徳島県や各市町村社会福祉協議会などでは、身体障害者(児)のために次のような福祉事業サービスを行っています。
(1)あなたはこれらをご存じでしたか
(2)あなたが利用したり、参加したことがあるものはどれですか
(3)今後利用したい,参加したいと思うものはどれですか
- |
(1) |
(2) |
(3) |
相談や指導 |
28 |
10 |
11 |
障害基礎年金・特別障害手当等の支給 |
28 |
13 |
11 |
ホームヘルパーの派遣 |
28 |
10 |
11 |
重度障害者(児)短期入所事業 |
12 |
5 |
7 |
補装具の交付・修理 |
29 |
13 |
11 |
日常生活用具の給付・貸与 |
19 |
6 |
10 |
生活訓練や点字等の講習会開催 |
8 |
4 |
2 |
点字広告の発行や字幕入りビデオカセットの貸出 |
5 |
1 |
2 |
ガイドヘルパーや手話通訳奉仕員等の派遣 |
5 |
1 |
2 |
身体障害者用自動車の改造費や運転免許取得費の助成 |
13 |
4 |
7 |
身体障害者スポーツ大会の開催 |
29 |
16 |
7 |
リフトバスの運行サービス |
12 |
4 |
5 |
公営住宅等への優先入居 |
5 |
0 |
3 |
更正医療の給付や重度身障者への医療費の助成 |
25 |
14 |
13 |
身体障害者扶養共済制度 |
5 |
1 |
6 |
生活福祉資金の貸付 |
8 |
0 |
5 |
計 |
259 |
102 |
113 |
県や市町村及び社会福祉協議会が行っている福祉サービス事業については、ほとんどの方が何らかの事業について知っているが利用したり参加したことがあると答えた方は、知っている人の39パーセントまた、今後利用したり参加したいと答えた方は知っている人の44パーセントとなっており、事業については知っているが、利用したり参加したことがある人及び今後利用したり参加したいと考えている人は半数にも満たない。
2.介護について
問8.あなたは次の動作を一人でできますか。それとも介助が必要ですか。
- |
できる |
できない |
無回答 |
一人でできる |
一部介助 |
全部介助 |
食事をする |
74 |
13 |
3 |
15 |
着替えをする |
69 |
12 |
8 |
16 |
入浴をする |
68 |
9 |
12 |
16 |
トイレを使う |
70 |
8 |
9 |
18 |
寝返りをする |
75 |
6 |
5 |
19 |
家の中を移動する |
71 |
5 |
9 |
20 |
計 |
427 |
53 |
46 |
104 |
日常生活動作のうち、なんらかの手助けが必要な方は、一部介助を含め複数回答ではあるが99人いる。
問9.問8で介助を必要とすると答えた方にお聞きします。
(1)お昼、あなたの介助を主にしているのはどなたですか。
配偶者 |
8 |
子ども |
2 |
父 |
0 |
母 |
1 |
嫁 |
6 |
兄弟姉妹 |
0 |
祖父母 |
0 |
親族 |
0 |
友人知人 |
0 |
家政婦等の雇い人 |
0 |
ホームヘルパー |
0 |
ボランティア |
0 |
施設の職員 |
2 |
その他 |
4 |
計 |
23 |
介助の必要な方をお昼、主に介助しているのは(1)配偶者、(2)嫁、(3)その他の順になってるが、子ども・母を含めると家族で介助しているのは17人74パーセントになり、ほとんどの世帯で家族の誰かが障害者の介助をしていることになる。
問1の3で嫁と暮らしていると答えた方が17人いるが、その内6人の方が嫁の介助を受けている。
(2)主に介護している人の年齢は何歳ですか。
20歳代 |
1 |
30歳代 |
1 |
40歳代 |
4 |
50歳代 |
4 |
60歳代 |
7 |
70歳以上 |
6 |
計 |
23 |
介助している人の年齢は60歳代7人、70歳以上6人、50歳代4人となっており、17人74パーセントの人が50歳以上であり、介護者の高齢化進んでいる。
40歳代を含めると介護者の高齢者率は実に91パーセントとなる。
(3)主に介助している人の健康状態はいかがですか。
介護者の健康状態については、18人78パーセントの方が良い又は普通と答えているが、病気がちと答えた人も5人22パーセントいる。
(4)主な介護者が急病・事故・出産とうで一時的に介護できなくなった場合どのようにしていますか。また、どのようにしようと考えていますか。
同居している家族で介助 |
6 |
親類・知人に頼む |
4 |
近所の人に頼む |
1 |
家政婦を頼む |
0 |
福祉サービスを利用 |
3 |
施設・病院に入所 |
7 |
その他 |
2 |
計 |
23 |
介護者が急病等により介護できなくなったときの介護については、(1)施設・病院に入所さす、(2)同居している家族で介助する、(3)親類・知人に頼むの順となっている。
問10.あなたが1日のうちで、介助を必要としている時間帯は次のどの時間帯ですか。
午前7時~午前9時 |
12 |
午前9時~正午 |
9 |
正午~午後3時 |
15 |
午後3時~午後5時 |
4 |
午後5時~午後7時 |
9 |
午後7時~午後10時 |
6 |
午後10時~午前7時 |
7 |
特に援助の必要なし |
20 |
計 |
82 |
介助の必要な時間帯については、(1)正午~午後3時、(2)午前7時~午前9時、(3)午後5時~午後7時の順となっており、家庭での食事及び食事の準備の時間帯に最も介助を必要としている。
3.住宅の状況について
問11.あなたの住宅の種類は、次のどれですか。
自宅 |
92 |
民営借家(一戸建て) |
1 |
民間借家(アパートなど) |
2 |
間借り |
0 |
町の公営住宅 |
1 |
社宅・管公舎など |
0 |
社会福祉施設 |
3 |
その他 |
0 |
無回答 |
6 |
計 |
105 |
住宅の種類については、92人88パーセントのほとんどの方が、自宅で生活しているが社会福祉施設で生活している人も3人いる。
問12.あなたの専用の部屋がありますか。
自分専用の部屋については、65人62パーセントの方が専用の部屋があると答え、無いと答えた方は28人27パーセントであった。
問13.今まで住宅の中で、あなたや介助者のために新設したり改善したところがありますか。
玄関 |
2 |
風呂 |
19 |
トイレ |
28 |
居間 |
3 |
台所 |
6 |
階段 |
8 |
エレベータ |
0 |
廊下 |
4 |
住宅内の段差 |
5 |
玄関から道路までの通路 |
2 |
その他 |
1 |
特にない |
31 |
計 |
109 |
住宅の新設や改善については、トイレ、風呂・階段・台所・住宅内の段差の解消等について78人72パーセントの人がなんらかの改善、新設を行っている。
特に改善等を行っていない人は31人28パーセントであった。
問14.今後、住宅のなかであなたや介護者のために新設したり改善したい所がありますか。
玄関 |
3 |
風呂 |
15 |
トイレ |
22 |
居間 |
3 |
台所 |
8 |
階段 |
5 |
エレベータ |
1 |
廊下 |
1 |
住宅内の段差 |
12 |
玄関から道路までの通路 |
2 |
その他 |
5 |
特にない |
29 |
計 |
106 |
今後の住宅内の改善、新設については、(1)トイレ、(2)風呂、(3)住宅内の段差の解消、(4)台所の順になっており、問い13と同様な結果となっている。
特に改善、新設の必要がないと答えた人も29人27パーセントいた。
(2)改善するときの問題点として、どのような問題点がありますか。
スペースがない |
8 |
構造上難しい |
10 |
借家のため許可が得られない |
2 |
どこに相談すればいいか分からない |
5 |
資金がない |
29 |
その他 |
1 |
特に問題はない |
17 |
計 |
72 |
住宅改造の問題点として、(1)資金がない、(2)構造上難しい、(3)スペースがない等があげられており、47人65パーセントを占めている。
問15.住宅対策として、県・市町村に特に要望したいことはなにですか。
障害者の特性に配慮した公営住宅の拡充 |
5 |
障害者(児)のいる世帯の公営住宅への入居の優先枠の増 |
7 |
障害者に配慮した住宅への改造費の助成または融資 |
21 |
障害者に配慮した住宅への改造の相談・助言・指導 |
14 |
その他 |
0 |
特になし |
31 |
計 |
78 |
住宅対策として県・市町村への要望については、(1)住宅改造費の助成・融資、(2)住宅改造の相談・助言、(3)公営住宅への優先入居の順となっている。
4.医療・機能訓練について
問16.あなたは現在、医師の治療を受けていますか
(機能訓練・リハビリテーションは除く)
障害に関する医療 |
その他の医療 |
在宅で治療を受けている |
4 |
在宅で治療を受けている |
2 |
通院している |
34 |
通院している |
28 |
入院している |
3 |
入院している |
0 |
治療は受けていない |
26 |
治療は受けていない |
13 |
無回答 |
38 |
無回答 |
62 |
計 |
105 |
計 |
105 |
障害に関する医療については、41人39パーセントの人が障害に関する治療を受けており、障害に関しないその他の治療については30人29パーセントの人が治療を受けている。
障害に関する治療とその他の治療を合計すると、71人68パーセントの人がなんらかの治療を受けていることになる。
問17 あなたが治療を受けるにあたって、困ったことはどのようなことですか。
近所に診てくれる医師がいない |
15 |
近所に診てくれる歯科医がいない |
3 |
障害のための症状を正確に伝えれない |
7 |
案内アナウンスなど呼出しが聞こえない |
6 |
受付で受診手続きができない |
0 |
診療(歯科診療を除く)をことわられる |
1 |
歯科診療を断られる |
1 |
入院のとき付き添いを求められる |
8 |
その他 |
3 |
特に困ったことはない |
23 |
計 |
67 |
治療を受けるのに困ったことについては、(1)近所に診てくれる医師がいない、(2)入院のとき付き添いを求められる、(3)障害のため症状を正確に伝えることができない等で困っており、その他案内アナウンスなど呼び出しが聞こえない人も6人いる。
問18.あなたは、障害に伴う機能回復訓練(リハビリテーション)を受けたこと(現在受けている)がありますか。
受けている(受けたことがある) |
30 |
受けていない(受けたことがない) |
41 |
無回答 |
34 |
計 |
105 |
障害に伴う機能回復訓練については、30人29パーセントの人が受けておる反面、41人39パーセントの人は機能回復訓練については受けていない。
(1)過去1ヶ月に何回受けましたか。
0回 |
3 |
1回 |
6 |
2回 |
5 |
3回 |
3 |
4回 |
2 |
5回 |
1 |
9回 |
1 |
20回 |
2 |
25回 |
1 |
無回答 |
6 |
計 |
30 |
過去1ヶ月の間に受けた機能回復訓練の回数については、最も多い人で25回が1人、少ない人で1回が6人となっており、月平均4.7回となっている。
過去1ヶ月の機能回復訓練の回数が9回を越える人については、施設関係等で実施した回数も含まれるものと思われる。
(2)どこで受けましたか、
病院 |
17 |
障害者入所・通所施設 |
1 |
保健所 |
0 |
養護学校 |
0 |
市町村が実施する事業 |
11 |
民間団体・サークル |
0 |
高齢者入所・通所施設 |
0 |
その他 |
1 |
計 |
30 |
機能回復訓練を受けた場所については、病院17人、市町村が実施する事業11人、入所施設1人、その他1人となっている。
(3)機能訓練について、今後あなたが最も強く希望することはなにですか。
1.もっと回数を増やしてほしい |
ア.週1回 |
2 |
イ.週2回 |
3 |
ウ.週3回 |
0 |
エ.週3回以上 |
4 |
内容を充実してほしい |
0 |
自宅の近くで受けたい |
6 |
自宅で受けたい |
3 |
送迎をしてもらいたい |
2 |
その他 |
0 |
計 |
20 |
今後の機能訓練について希望することについては、(1)回数を増やしてほしい人が9人で、45パーセント、(2)自宅の近くで受けたい人6人30パーセント、(3)自宅で受けたい人3人となっており、自宅で受けたい又は自宅近くで受けたいと答えた人は9人45パーセントになる。
なお、送迎してほしいと答えた人が2人いるが、町の機能回復訓練については送迎しており、知らない人への周知が必要である。
問19.問18で受けたことがないと答えた方におたずねします。
(1)機能訓練を受けたことがないのは何故ですか
必要がない |
27 |
利用したいが、場所や方法がわからない |
4 |
利用したいが、介護者や交通手段が確保できない |
1 |
利用したいが、時間がない |
0 |
利用したいが、希望する専門的なサービスがない |
4 |
その他 |
4 |
計 |
40 |
機能訓練を受けたことのない理由として、受ける必要がないと答えた人が27人68パーセントいる。受けたいと希望しながら場所や方法が分からない人4人、希望する専門的なサービスがないと答えた人4人、交通手段が確保できないと答えた人が1名となっており、機能訓練の場所や方法及び交通手段の確保についてはいっそうの広報啓発が必要であり、専門的なサービスについては実施可能かどうか今後十分検討する必要がある。
問20.あなたは、今後障害に伴う各種訓練やリハビリテーションを受けたいと思いますか。
受けたい |
27 |
受ける必要がない |
29 |
その他 |
4 |
無回答 |
45 |
計 |
105 |
今後機能訓練を受けたいと答えた人と、受ける必要がないと答えた人はほぼ同数であり、受けたいと考えている人は、問い18の受けている(受けたことがある)人、30人とほぼ一致している。
(1)1.受けたいと答えた人にうかがいます。どのような各種訓練やリハビリテーションを受けたいですか。
身体の機能を回復させるための訓練 |
15 |
身体の機能を維持するための訓練 |
10 |
日常生活動作(食事・排泄・入浴等)の訓練 |
1 |
職業訓練 |
1 |
その他 |
0 |
計 |
27 |
受けたいと答えた人27人のうち最も受けたいと思っている訓練は、(1)機能を回復させるための訓練が15人56パーセント、(2)機能を維持するための訓練10人37パーセントとなっており、機能回復・維持訓練の両方で25人93パーセントとなっている。また、職業訓練と日常生活動作の訓練を希望する人も1人づついる。
5.仕事・就職について
問21.あなたは、現在働いていますか。
働いている |
33 |
以前働いたことがあるが現在働いていない |
45 |
働いたことがない |
14 |
無回答 |
13 |
計 |
105 |
仕事に対する問については、現在働いている人が33人31パーセント、以前働いていたが現在働いていない人が45人43パーセントとなっている。
どこで働いていますか。
会社・団体の役員 |
1 |
一般の常勤職員 |
3 |
臨時雇用者 |
2 |
内職 |
1 |
家業(農漁業を含む) |
17 |
家業の手伝い |
4 |
福祉作業所 |
0 |
官公庁の常勤職員 |
0 |
その他 |
2 |
計 |
30 |
働いている場所については、家業及び家業の手伝いが21人70パーセントと一番多く、続いて一般の常勤職員・臨時雇用となっており、官公庁の職員・福祉作業所で働いている人はいない。
時代的にも、官公庁の職員雇用について考えていかなければいけない時期に来ていると思われる。
現在働いていない理由はなんですか。
障害を負ったため |
7 |
障害が重くなったため |
10 |
収入が少なかったため |
0 |
仕事の内容が自分に合わなかった |
0 |
職場の人間関係が悪いため |
0 |
通勤が大変なため |
0 |
勤め先の都合 |
0 |
家庭の都合 |
0 |
高齢なため |
32 |
その他 |
1 |
計 |
50 |
現在働いていない理由については、高齢のためと答えた人が32人64パーセントと一番多くなっているが、障害を負ったため及び障害が重くなったためと、障害に関することにより働けなくなった人も17人34パーセントといる。
働いたことがない理由は何ですか。
障害のため |
7 |
家事・育児のため |
2 |
職業訓練中のため |
0 |
自分に合った仕事がないため |
1 |
受け入れてくれる職場がないため |
0 |
修学中のため |
2 |
病弱なため |
1 |
働く必要がないため |
2 |
その他 |
1 |
計 |
16 |
働いたことがない理由については、障害のためと答えた人が7人44パーセントいる他、就学中と答えた人も2人いる。
問22.現在仕事を探していますか。
現在仕事を探していると答えた人は3人しかいない反面、探していない人は46人94パーセントあり、その理由としては障害によることと、障害者の高齢化によることが考えられる。
問23.全員にお聞きします。あなたが、仕事について県・市町村に要望することはなんですか。
小規模作業所の設置の促進 |
9 |
福祉工場の設置の促進 |
7 |
民間企業への就職の斡旋 |
9 |
民間企業の就職情報の提供 |
5 |
海部郡内における技術取得の場の創設 |
9 |
官公庁の積極的な雇用 |
8 |
その他 |
4 |
計 |
51 |
仕事についての県・市町村への要望事項として、小規模作業所の設置促進から官公庁の積極的な雇用まですべてに要望があり、町としてもその要望に計画的に応えていく必要がある。
外出について
問24.通勤・通学や仕事以外での外出についてお聞きします。
(1)あなたは、月に何回ぐらい外出していますか
月に10回以上 |
25 |
月に5~9回程度 |
13 |
月に3~4回程度 |
13 |
月に1~2回程度 |
20 |
ほとんど外出しない |
20 |
無回答 |
14 |
計 |
105 |
外出の回数については、月1・2回程度の外出とほとんど外出しない人の合計は40人38パーセントいる反面、10回以上外出する人も25人24パーセントいるが、回数的には障害及び高齢のため外出をひかえている人の方が多い。
(2)(1)の外出の目的は何でしょうか。あてはまるものすべてに○をつけてください。
通院 |
40 |
訓練・リハビリ施設への通所 |
8 |
買物や散歩 |
43 |
親類や友人とのつきあい |
28 |
学習・趣味・スポーツなどの活動 |
11 |
旅行・ハイキング |
10 |
その他 |
3 |
計 |
143 |
外出の目的については、(1)買い物や散歩、(2)通院、(3)親類・友人とのつきあいの順となっている。
ほとんどの外出が通院・買い物・散歩・つきあい等近い場所への外出に限られており、趣味活動・旅行などの遠距離の外出については、敬遠の傾向にある。
(3)外出のとき、どの交通手段を使いましたか。
路線バス |
11 |
送迎バス |
6 |
タクシー |
20 |
JR |
21 |
自分で運転する自家用車 |
20 |
家族・友人の運転する自家用車 |
27 |
その他の交通手段 |
8 |
徒歩 |
18 |
計 |
131 |
外出の交通手段については、友人の運転する自家用車・JR・タクシー・自分で運転する自家用車の合計で、全体の67パーセントを占めている。また、路線バス・送迎バス・タクシー・JR・友人の車等、自分の車以外の交通手段を利用する人は、全体の93人71パーセントになっている。
(4)これまで、外出のとき知らないひとに、介助を頼んだり手伝ってもらったことがありますか。
よくある |
3 |
たまにある |
11 |
まったくない |
53 |
無回答 |
38 |
計 |
105 |
外出時の介助については、介助を頼んだと答えた人は14人13パーセント、全くないと答えた人は53人50パーセントである。
(5)通勤・通学や外出のとき、不便または困ったと思うことはなんですか。
JR・バスやタクシーの利用が困難不便である |
12 |
駐車場が少なく、駐車スペースがせまい |
8 |
歩道が狭く障害物がある |
6 |
建物に段差があり、階段が多くエレベータがない等 |
11 |
障害者用トイレがない、段差等で利用できない |
5 |
その他 |
2 |
特に不便なことや困ることはない |
32 |
計 |
76 |
外出時の困ったことについては、JR・バス・タクシーの利用が不便と答えた方が12人16パーセント、段差が多くエレベータがないと答えた人が11人14パーセントとなっており、外出時になんらかの不便を感じている人は44人58パーセントとなっている。
なお、特に不便はないと答えた人も32人42パーセントいる。
問25.この1年間に、あなたは趣味や学習・スポーツ・社会活動などをしましたか。
今後したいこと |
一緒に行きたい方 |
コンサートや映画・スポーツなどの鑑賞 |
8 |
一人でいきたい |
3 |
スポーツやレジャーなどの活動 |
6 |
家族 |
23 |
旅行・ドライブ |
18 |
親せき |
5 |
学習活動 |
3 |
友人 |
23 |
趣味の同好会活動 |
6 |
ボランティアの方 |
3 |
ボランティアなどの社会活動 |
3 |
その他 |
4 |
障害者団体などの活動 |
4 |
- |
- |
親せき・友人との娯楽.飲食 |
26 |
- |
- |
その他 |
6 |
- |
- |
計 |
78 |
計 |
61 |
この1年間にした趣味・学習・社会活動等については、(1)親せき・友人との娯楽・飲食26人33パーセント、(2)旅行・ドライブ18人となっており、その他映画スポーツの鑑賞・スポーツやレジャー活動・趣味の活動も希望している。
問26.今後どのような活動をしたいと思いますか
今後したいこと |
一緒に行きたい方 |
コンサートや映画・スポーツなどの鑑賞 |
8 |
一人でいきたい |
5 |
スポーツやレジャーなどの活動 |
7 |
家族 |
23 |
旅行・ドライブ |
25 |
親せき |
6 |
学習活動 |
1 |
友人 |
19 |
趣味の同好会活動 |
8 |
ボランティアの方 |
4 |
ボランティアなどの社会活動 |
3 |
その他 |
2 |
障害者団体などの活動 |
6 |
- |
- |
親せき・友人との娯楽.飲食 |
18 |
- |
- |
その他 |
5 |
- |
- |
計 |
81 |
計 |
59 |
1年間の趣味や学習・スポーツなどの社会活動への参加については、(1)旅行・ドライブ、(2)親せき友人との娯楽飲食の順となっている。
問27.あなたが活動に参加するためには、どのような条件が必要だと思いますか。
活動について情報が提供されること |
10 |
一緒に行く仲間がいること |
20 |
施設が身近なところにあること |
10 |
外出のための手段が確保されていること |
9 |
魅力的な内容であること |
11 |
適切な指導者がいること |
10 |
障害者に配慮した施設や設備があること |
18 |
その他 |
1 |
特にない |
15 |
計 |
104 |
社会活動に参加するための条件として、(1)一緒に行く仲間がいること、(2)障害者に配慮した施設や設備があることの順であるが、すべての項目について10名前後の人が条件整備が必要であると回答しており、条件整備がなければ社会活動への参加がさまたげられている。
問29.あなたは、障害者のためのサービスとして、今後特に必要とされるもの、または、強く望みたいことを、次のうちから選んで下さい。
社会が、障害者に理解と関心をもってほしい |
34 |
道路・乗物・建物を障害者が利用しやすく整備の促進 |
20 |
ホームヘルプサービスなど在宅福祉サービスの充実 |
18 |
スポーツ・サークル・文化活動等への安易な参加 |
4 |
障害者の雇用促進や就職情報の提供の充実 |
9 |
障害の状況に応じた職業訓練が受けられるようにしてほしい |
6 |
授産施設・療護施設の新設 |
3 |
日常生活用具・補装具の改善、開発などの充実を図ってほしい |
12 |
日常生活の中で介助が必要なので、介助体制の充実 |
2 |
公的年金・手当の増額など所得保障を充実してほしい |
35 |
病気にかかりやすいので医療制度の拡充を図ってほしい |
15 |
障害者が安心して入居できる住宅を整備してほしい |
5 |
日常生活に必要な情報の提供を増やしてほしい |
7 |
相談窓口の充実を図ってほしい |
2 |
リハビリテーションの充実と機能回復訓練を受ける体制の強化 |
12 |
医師・専門職員等による在宅訪問指導体制を強化してほしい |
13 |
結婚についての相談事業を進めてほしい |
1 |
その他 |
5 |
計 |
203 |
障害者のためのサービスとして今後必要とされることについては、(1)所得保障の充実、(2)障害者への理解と関心、(3)障害者が利用しやすいための施設整備の順となっており、全体の44パーセントを占めている。
また、全ての項目について必要、要望があり要望実現に向けて、計画的な事業執行が望まれる。
問30.あなたが日頃感じていることはなんですか。
自分の力で生活しているので特別扱いしないでほしい |
12 |
自分たちの生活の実情をもっと知ってほしい |
19 |
ボランティアの積極的な支援がほしい |
3 |
行政の積極的な支援がほしい |
15 |
福祉に関する教育を充実してほしい |
11 |
健常者といつも交流できる場所がほしい |
7 |
健常者から特別な目で見られることがある |
7 |
家族や親類に自分のことをもっとみてほしい |
2 |
その他 |
10 |
計 |
86 |
障害者が日頃感じていることについては、(1)生活の実情を知ってほしい、(2)行政の積極的な支援、(3)特別扱いしないでほしい、(4)福祉教育の充実の順となっており、全体の66パーセントを占めている。
問31.あなたは、福祉サービスに関し、役立つ情報をどこから得ていますか。
県や市町村の窓口 |
32 |
身体障害者相談員・精神薄弱者相談所 |
9 |
民生児童委員 |
3 |
障害者の団体や親の会 |
4 |
テレビや新聞 |
40 |
町の広報誌などのお知らせ |
22 |
友人・知人 |
16 |
その他 |
3 |
情報を得る所がない |
5 |
計 |
134 |
福祉サービスの情報収集については、(1)テレビ・新聞、(2)県・市町村の窓口、(3)町の広報誌の順となっており、全体の70パーセントを占め広報啓発活動の重要性を示している。
また、5人ではあるが情報を得るところがないと答えた人もいるため、わかりやすい情報の提供も必要である。
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主題:
海部町障害者計画 No.2
参考資料1頁~14頁
発行者:
徳島県海部町
発行年月:
平成10年3月
文献に関する問い合わせ先:
徳島県海部町