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牟岐町障害者計画

No.1

地域社会の一員としての自立と完全参加・平等を目指して

平成10年3月

徳島県牟岐町

項目 内容
立案時期 平成10年3月
計画期間 平成10年度~平成14年度(5年間)

はじめに

 牟岐町では、国、県、の諸計画等をふまえ、各種障害者福祉施策の実施をしているところであります。しかし、高齢化や核家族化の急速な進行などの障害者を取り巻く社会環境が大きく変化しております。また、障害の重度化・重複化など、新たな課題も多くでてきており、今後さらに施策の充実が必要となってきております。
 そのためにも牟岐町を取り巻く状況を十分にふまえ、障害者福祉に関するきめ細かい施策や事業を総合的に実現していくことが必要であることから、町民及び心身障害者に対しアンケート調査による障害者福祉に関する意識調査を行い、それを基にして各障害者団体関係者、障害者福祉関係者による障害者計画策定委員会を組織し、「牟岐町障害者計画」を策定しました。
 今後は、この計画の目標である「地域社会の一員としての自立と完全参加・平等」をめざし積極的に取り組んで参りたいと考えておりますので、町民の皆様の深いご理解とご協力をお願いいたします。

平成10年3月
牟岐町長 皆谷又男

目次

第1章 序論

第2章 障害者の現状

第3章 重点課題と課題別計画

参考資料

 第1章 序論   

1 計画策定の背景趣旨

 国際連合は、国際障害者年(1981年)「障害者の社会への完全参加と平等」の趣旨の具体化を図るため「障害者に関する世界行動計画」を採択し、この計画の実施のため「国連・障害者の十年」(1983年~1992年)を宣言し、各国において行動計画を策定し、障害者福祉を増進するよう提唱しました。
 その後、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)は、「国連・障害者の十年」が終了し、ESCAP域内の障害者施策はかなり進展したものの、開発途上国等との間に格差が見られること等から第2次の障害者の十年ともいうべき「アジア太平洋障害者の十年」(1993~2002年)を宣言し、平成5年からスタートしています。
 このような障害者を取り巻く社会経済情勢の変化等に対応するため、わが国の障害者施策は、「障害者対策に関する長期計画」等に基づく施策の推進により、保健医療、福祉、教育、雇用等の分野に置いて着実な進展が見られ、この間に国民の間にも“障害のある人も地域の中で普通の暮らしができる社会に”というノーマライゼーシヨンの理念が徐々に定着し、施策の流れも施設福祉中心から地域福祉・在宅福祉へと大きく変化してきました。
 そして、平成5年3月には、おおよそ10年間にわたる施策の基本方法を示す「障害者対策に関する新長期計画-全員参加の社会づくりを目指して-」を策定するとともに、平成5年11月には障害者施策に関する基本的事項を定める障害者基本法が成立しています。
 さらに、平成7年12月には新長期計画の重点施策実施計画として、数値目標を盛り込むなど具体的施策目標を示す「障害者プラン~ノーマライゼーション7か年戦路~」が策定されました。
 徳島県では、昭和57年3月に「徳島県心身障害者対策基本構想」が策定され「完全参加と平等」の実現に向け障害者施策の総合的な取組みの基本構想が示されました。
 その後平成7年3月に「徳島県障害者施策長期計画」が策定されました。
 また、平成8年3月に「ひとにやさしい町づくり条例」が制定され、障害者、高齢者をはじめとしたすべての県民にとって安全かつ快適な生活環境の整備の推進が図られることと成りました。
 本町では、障害者の積極的な自立を支援するとともに、社会への完全参加と平等を実現するため、国、県の諸計画等をふまえ、各種施策の実施をしているところでありますが、今後さらに施策の充実が必要となっています。
 この計画は、牟岐町が目指す「地域社会の一員としての自立と完全参加・平等」の実現のため実施する障害者施策の目標と、基本的な方針を長期的、総合的展望にたって策定するものであります。

2 計画の基本理念

 この計画は、障害者が障害のない人と同じように生活し活動する社会を目指す「ノーマライゼーション理念」と、一生涯の全ての段階において全人間的復権を目指す「リハビリテーション理念」の基本理念のもとに、障害者の「完全参加と平等」の目標の実現を目指すものであります。
「リハビリテーションの理念」
 障害者の一生涯の全ての段階において医学的、心理的及び社会的に人格の尊厳性を回復する可能性をもち、その自立は社会全体の発展に寄与するものである、という考え方。
「ノーマライゼーションの理念」
 障害者が障害を持たない人と同等に生活し、活動する社会を目指す、という考え方。

3 計画期間

 この計画は、「障害者対策に関する新長期計画」、「障害者プラン」、「徳島県障害者施策長期計画」に合わして、平成14年度までの5ケ年とし、社会情勢の変化等により、必要な場合見直しを行うものとします。

第2章 障害者の現状

1 身体障害者の推移(表1参照)

 牟岐町の総人口と身体障害者手帳の所有者との割合は、4.7%~4.8%程度で推移しており、身体障害者手帳の所有者は、平成9年4月1日現在310名で、65歳以上が194名と全体の62.6%を占め、18歳~64歳は111名(35.8%)、18歳未満は5名(1.6%)となっております。そのことからも、高齢化対策、特に平成12年度から導入が予定されている介護保険制度及び、平成11年度に見直しを予定されている老人福祉計画との関連性が重要となってくると思われます。
 また、障害者別平成9年4月1日現在の人数は、肢体不自由が180名(58.1%)と最も多く、次いで、内部障害56名(18.1%)聴覚・平衡障害52名(16.8%)となっています。

2 身体障害者程度別状況(表2参照)

 障害者程度別では、1,2級125名(40%)、3,4級118名(38.1%)、5,6級68名(21.9%)となっています。ただ身体障害者手帳の所有していないが、なんだかの障害を持っている人で(特に軽度の5,6級程度の障害者)身体障害者手帳の交付申請をしていない人は、多少いると思われます。

3 知的障害者の状況(表3,表4参照)

 療育手帳の交付状況は平成9年4月1目現在35名で、その内A判定22名(63%)、B判定13名(37%)となっており、施設入所は12名(34.3%)となっています。

4 精神障害者の状況

 牟岐町では、平成9年4月1目現在、入院患者(医療保護入院、措置入院)や通院公費負担制度利用者が43名(海部郡では168名)となっていますが、入院患者・通院公費負担制度利用者以外の方や、精神科以外で治療されている方を含めると人数はもっと増えてくると思われます。尚、人口の1%程度の方が精神科で治療を受けているといわれています。
 精神障害者保健福祉手帳交付者は牟岐町では3名(海部郡では9名)となっています。

5 特定疾患(難病)患者の状況

 平成9年4月1目現在、牟岐町の特定疾患治療研究事業(特定疾患調査研究事業対象118疾患のうち、38疾患)の対象者は、36名の方がおり、うち、身体障害者手帳の所持している方は、7名となっています。

6 障害者の住宅状況

(1)身体障害者の住宅状況

 身体障害者アンケート調査(参考資料28ぺージ 3.住宅について 問11参照)の結果によると、自宅74%、社会福祉施設5%、民家借家(1戸建)3%、町営住宅3%、民営借家(アパート等)2%となっています。

(2)知的障害者の住宅状況

 知的障害者アンケート調査(参考資料46ページ 間3参照)によると自宅(32%)、社会福祉施設(21%)、グループホーム(16%)、借家(11%)となっています。
表1.身体障害者の推移(障害種別、年齢別の状況)
(  )内は延べ人数
平成5 平成6 平成7 平成8 平成9
牟岐町総人口 6857 6746 6635 6498 6427
18歳未満人口 1261 1182 1127 1062 1029
18歳以上65歳未満 3931 3859 3791 3708 3662
65歳以上人口 1665 1705 1717 1728 1736
身体障害者人口 319 319 313 311 310(333)
視覚 18歳未満 0 0 0 0 0
18歳以上65歳未満 5 6 5 5 7(8)
65歳以上 23 19 18 14 14(20)
小計 28 25 23 19 21(28)
聴覚
平衡
18歳未満 1 1 1 1 1
18歳以上65歳未満 17 16 17 17 15
65歳以上 32 34 36 33 36(43)
小計 50 51 54 51 52(59)
音声
言語
18歳未満 0 0 0 0 0
18歳以上65歳未満 0 0 0 1 1(5)
65歳以上 0 0 0 0 0
小計 0 0 0 1 1(5)
肢体 18歳未満 3 3 2 2 2
18歳以上65歳未満 86 82 80 75 73(74)
65歳以上 99 101 104 109 105(108)
小計 188 186 186 186 180(184)
内部 18歳未満 3 3 3 2 2
18歳以上65歳未満 18 17 15 17 15
65歳以上 32 37 32 35 39(40)
小計 53 57 50 54 56(57)
18歳未満 7 7 6 5 5
18歳以上65歳未満 126 121 117 115 111(117)
65歳以上 186 191 190 191 194(211)

                                    

表2.身体障害者程度別状況
( )内は延べ人数
平成5 平成6 平成7 平成8 平成9
身体障害者人口 319 319 313 311 310(333)
視覚 1,2級 14 12 11 9 8(9)
3,4級 6 5 4 4 7
5,6級 8 8 8 6 6(12)
小計 28 25 23 19 21(28)
聴覚
平衡
1,2級 16 17 17 17 15(14)
3,4級 15 15 14 13 16(18)
5,6級 19 19 23 21 21(27)
小計 50 51 54 51 52(59)
音声
言語
1,2級 0 0 0 0 0
3,4級 0 0 0 1 1(5)
5,6級 0 0 0 0 0
小計 0 0 0 1 1(5)
肢体 1,2級 78 77 76 76 72(73)
3,4級 65 67 68 69 68(69)
5,6級 45 42 42 41 40(42)
小計 188 186 186 186 180(184)
内部 1,2級 28 26 24 28 30(29)
3,4級 24 29 26 26 26(28)
5,6級 1 2 0 0 0
小計 53 57 50 54 56(57)
1,2級 136 132 128 130 125
3,4級 110 116 112 113 118(127)
5,6級 73 71 73 68 68(81)
表3.療育手帳交付状況
H.9.4.1現在
A B
18歳未満 18歳以上 18歳未満 18歳以上
16 12 35
表4.知的障害者援護施設入所状況
H3.4.1現在
更正施設 授産施設 通勤寮 グループホーム 合計
小計 小計 小計 小計 小計
H9.4.1現在
更正施設 授産施設 通勤寮 グループホーム 合計
小計 小計 小計 小計 小計
10 12

第3章 重点課題と課題別計画

1 施策の重点課題

 この計画は、牟岐町が目指す「地域社会の一員としての自立と完全参加・平等」の実現を目標にしています。その実現の為には、障害者の身近な生活支援サービスの充実とともに、日々ともに生活する地域住民の福祉への理解と参加が、不可欠であります。
 町民アンケート246名中、「今後、障害をもつ人に対するボランティア活動に参加したいと思いますか」の問に対して、「ぜひ参加したい」「機会があれば参加したい」を合わせ、70%(186名)の方が答えており、牟岐町民はボランティアへの参加に積極的な考えを持っている人が多く、参加希望者への呼びかけ、受け入れ体制、機会・情報等の周知が今後重要であります。
 また、身体障害者、知的障害者アンケートの結果から「あなたが活動に参加するためには、どのような条件が必要ですか」との問いに対して「一緒に行く仲間がいること」が第一の条件であり、次いで「障害者に配慮した施設・設備」となっています。町民のアンケートに於いても「牟岐町の生活環境は、障害者や高齢者にとって住みやすく配慮されていると思いますか」の問いに対し、「あまり配慮されていない」が、39%と1番多くなっており、また「公共的な建物・道路に段差をなくしたり、点字ブロックなどの設備改善されることについて」の問いに対しては、84%(222名)の方が、「誰もが、住みよい環境とするために、積極的にすべきである」と答えています。
 以上の点からも、障害者が地域社会の中で安心していきいきと生活ができ、社会参加活動が何の障害もなく、実現出来る様な生活環境の整備を、ソフト・ハード両面から促進していく必要があります。そして、障害者自ら自分の人生は自分で描き、自立性・自主性を確立し、究極の目的「地域社会の一員として完全参加・平等」に向け、全町民一丸となって促進していかなくてはなりません。

2 課題別計画

(1)啓発・広報活動

 牟岐町に於ける町民アンケートの結果からも障害者福祉の関心度が高く、理解も進んでいると考えられるが、障害者の行動や社会参加の障壁がまだ多く現存していることからも、牟岐町では啓発広報活動の充実を図り、広報紙、パンフレット、生涯教育の中での障害者福祉に関する教育の推進を行なっていきます。
 また、障害者に対する福祉施策の周知はもちろんのこと、障害者自らが、積極的に文化・スポーツ・レクリエーションに関する活動に参加出来るよう、必要な情報の提供を、あらゆる手段を使って行なっていく必要があります。その為にも、牟岐町では関係機関、団体(県、福祉事務所、保健所、身体障害者・知的障害者相談員、民生児童委員、各障害者団体、社会福祉協議会、ボランティア団体等)との情報交換を密にし連携強化を図り、地域での各種行事の参加への支援・受入れ体制の整備が重要課題であります。

(2)保健・医療サービスの充実

 障害の発生予防・除去・軽減・健康の保持・増進については、保健・医療の果たす役割は大きく、特にだれもが安心して日常生活を送るためには、いつでも必要なときに保健・医療サービスが提供される必要があります。
 牟岐町には、県立病院1、開業医8(内科系2、外科系1、眼科1、歯科3、その他1)、接骨院1、老人保健施設1があり、隣接他町村と比較しても高い水準の医療サービスが受けられる体制が整っています。また今後もより一層の充実を図るために、関係医療機関等との連携を取り、だれもが適切な医療サービスを容易に受けられる体制作り及び施設整備の充実を積極的に推進していきます。
 その中でも障害の予防・早期発見のために、保健所や各種医療機関と有機的連携を取りながら、妊産婦に対する健康診査・乳幼児健康診査・1歳6か月児健診・2歳児健診・3歳児健診などの実施を行なっていきます。
 後天的障害の発生は、脳卒中あるいは骨折などに起因することが多くその原因となる高血圧症・高脂血症等の生活習慣病を予防するための健康教育・健康相談・健康診査などの実施を行なつているが、今後より一層多種健康診査の充実を図る必要があります。
 また、在宅の心身障害者(児)や特定疾患患者とその家族に対して、訪問指導・健康相談等日常的・将来的な不安の解消を含めた精神的支援をし、介護方法の指導・援助等を積極的に行なうとともに、障害者(身体・知的・精神・特定疾患)の医療費の負担を軽減するため、一層の充実を国・県に働きかけます。

(3)雇用・就業の促進

 障害者が働く場を得て、障害を持たない人と共に、職業を通じて社会経済活動に参加し、そこに安定した生活を確立し、生きがいを見い出すことが重要です。
 牟岐町の障害者に対するアンケート結果では、「現在働いていますか」との問いに対して、「働いている」との回答は身体障害者では18%、知的障害者では21%となっています。そして、身体障害者アンケートで、仕事を探している方は、現在働いていない方89名中3名しかなく、また、知的障害者アンケートでも、現在の学校を卒業後、就職を希望している方は一人もなく、現在は仕事をしていない方の就労に関する要望は低くなっています。その理由として、身体障害者では65歳以上の高齢者が62.6%となっており、重度の障害者の割合が40%と高い率である事が、大きな原因と考えられます。
ア 雇用の促進
 法定雇用率、町(一般職)2.1%及び、民間企業1.8%等の達成に向け、障害種別や程度に応じた雇用機会の拡大を図るとともに、関係機関との連携の強化をし、各種制度についての周知を行ない障害者雇用の促進を積極的に行ないます。
イ 福祉的就労促進
 就労意識を有しながら一般雇用されることの困難な障害者に対しては精神障害者の家族、その他の団体等が運営する小規模共同作業所等の福祉的就労の場は、重要な役割を果たしています。ただし、牟岐町だけでは就労希望者も多くない点からも、海部郡の近隣町村と協議を進め、その確保を図るとともに援助を行っていく必要があります。

(4)福祉サービスの充実

 障害者が地域社会の中で自立し、積極的に社会へ参加するなど、生きがいのある主体的な生活を送るためには、所得保障の充実とともに、介助手段の確保が重要であります。そのためにも、所得保障制度やホームヘルプサービス、福祉機器サービス(補装具の交付・修理、日常生活用具の給付等)等の、在宅福祉サービスの充実が必要であります。
 また、在宅福祉サービスと併せて、グループホーム等の施設サービスの充実も促進しなければなりません。
 さらにアンケート集計結果からも、障害者と密着した相談機能の充実が必要であり、各種障害者相談員、民生児童委員及びボランティア活動の役割が増々重要になっております。
 以上のことを推進し、障害者が地域社会で自立し、積極的に社会参加のできる体制に向け、公的サービスの充実と併せて地域に密着したボランティア活動等による支援が必要であります。
 ア 在宅支援サービスの充実
・ホームヘルプサービス
 介護保険制度の対応だけでなく、身体障害者、知的障害者、精神障害者、特定疾患患者等介助の必要な方々へのサービスの充実、ヘルパー派遣拡大の検討・実施を行ないます。
・入浴サービス
 自宅での浴室で入浴できない障害者に対して、デイサービスセンター等での入浴サービスの検討・実施を行ないます。
・食事サービス
 現在ボランティア活動の中で、独居老人等の会食、配食サービスが行なわれていますが、牟岐町の福祉行政施策として障害者を含めた方々への配食サービスの拡大を図っていく必要があります。
・福祉機器サービス
 福祉機器に関する相談、周知を図り利用拡大を促進します。また福祉機器のリサイクル事業も推進し、社会福祉協議会において、不用となった福祉機器について、必要とする方に斡旋を行ないます。
・相談機関の拡大
 各種相談に対応するため、行政機関窓口での相談業務の充実を図り、また、介護支援センターによる福祉用具の相談業務の充実とともに、各種相談員、民生児童委員等の相談活動の援助を行ないます。
 イ 施設サービスの充実
 在宅において生活が困難な障害者に対しては、適切な施設の利用を進めることが大切であります。また小規模作業所の設置・充実と、グループホームの実現に向け、近隣の町と連携をとりながら援助及び体制を整えていきます。
 ウ ボランティア活動の促進
 町民アンケートの集計結果によると、ボランティアに対し、参加意欲を持っている方が70%と、多くの方が関心を持っておりますが、その意欲を生かすためにも、ボランティアの受入れ体制の整備が重要です。参加希望者に対して情報提供をボランティア連絡協議会、社会福祉協議会において行なうとともに、登録制度の充実を図ります。また平成10年度よりボランティアセンターの設置をします。

(5)生活環境の整備

 ア 人にやさしい町づくり
 徳島県においては、平成8年に「徳島県人にやさしい町づくり条例」を制定しており、特定施設(官公庁施設、社会福祉施設、教育施設、文化施設、公共交通機関の施設、道路(歩道等)、公園)については、その条例にしたがって整備を進めていくこととします。特に公共的建築物については、徳島県のやさしいまちづくりアドバイザー派遺事業を活用し、増改築を年次的計画により行ないます。またアンケート結果からも段差の解消、トイレの改造等障害者にやさしい施設整備に努めます。
 イ 住宅の整備
 平成10年度より実施を予定している、住宅マスタープラン事業により、住宅の政策の全般にわたり、総合的に障害者や高齢者に対応した施策の展開方向を決定していき、その中で、身体障害者・高齢者向けの公営住宅の促進を図ります。
 また牟岐町営住宅管理条例の改正に伴って、グループホームの利用も可能となっており、条件が整えばその活用も図っていきます。
 さらに平行して平成10年度より、人にやさしい住まいづくり推進事業により、バリアフリー住宅(長寿社会対応住宅)の普及を図り、障害者・高齢者にやさしい住まいづくりの促進を行ないます。
 現存の住宅については、重度身体障害者住宅改造費助成事業の周知に努め、住宅(特に玄関、トイレ、浴室)の整備を促進します。
 ウ 道路環境の整備
 歩行者の安全を確保するために側溝、歩道等のすり付け勾配の点検、整備を図ります。
 また駅周辺の放置自動車及び、視覚障害者、車いす利用者等の通行の支障となる、歩道・道路上の不法占用物件等を排除し、歩行者の安全な通行を図ります。
 その他、障害者が安全な通行のできるよう、関係機関等に働きかけ整備を図ります。

(6)教育・育成

 子供の頃から障害者との交流の機会を拡げ、ボランティア活動等を通じた障害者との交流等を進めるとともに、障害及び障害者についての町民の理解を深めることが重要です。そして、すべての障害者に対する差別や誤解、偏見をなくすような人権教育を推進する必要があります。
 ア 幼児教育
 牟岐町においては幼稚園がなく、保育所において就学前教育が実施されているが、障害をもつ児童の受入れと、障害に対応した日常生活訓練等、児童相談所等の指導の中、適切な対応を行なっていきます。
 イ 義務教育
 障害の状態に応じた適切な教育を行なうため、児童福祉施設や医療機関との連携を強化し、適切な就学指導を行なうため、就学相談や指導体制を充実します。
 また、障害児(者)と他児童・生徒との相互理解を深めるため、交流教育を促進していきます。
 その他、学校教育の場を活用し、青少年ボランティアの育成を図ります。
 ウ 生涯教育(学習)
・生涯教育の中での各種の教育講座、趣味のサークル、スポーツ、レクリェーション活動等への障害者の参加の促進を図るため、障害者への配慮を十分に取り入れた、「いつでも、どこでも、だれでも、参加出来る受入れ体制」の積極的な展開を図ります。また障害者自ら活動の場へ参加し、障害者と障害をもたない人の交流、相互理解を深める必要があることから、障害者の積極的社会参加を促進します。
・社会参加の促進を図るためにも、障害者の研修会、その他の行事(海部郡障害者の集い、日和佐育成苑あまべっこ祭り等)への積極的参加への周知、移動ボランティアの確保、すべての障害者自らが参加・交流の出来る機会の拡大を図ります。また、障害者のスポーツ大会の啓発・普及を図り、参加の促進を行なうことによって、障害者同士の連帯感を養い、参加する障害のない方々にも理解を深めます。

(7)計画の推進

 この牟岐町障害者計画を有意義なものにするために、牟岐町障害福祉担当課、各種障害者相談員、障害福祉関係機関等による、牟岐町障害者計画推進委員会を組織し、毎年1回11月頃に委員会を開催します。その中で、牟岐町内の公共的施設(道路、公園、建築物等)の整備必要個所について現場点検等の活動を行い、関係機関に整備の働きかけをするなど、今後の牟岐町障害者福祉向上のため、意見等を交換していきます。

参考資料

牟岐町障害者計画アンケート調査集計結果

1 調査目的

 心身に障害をもつ方々の生活状況や公的援助についての意見や希望等並びに、牟岐町民の障害者福祉に関する意見等を把握し、障害者計画の策定をはじめ、今後の障害者福祉事業を遂行するために必要な基礎資料を得ることを目的とする。

2 調査対象者

 調査基準日(平成9年4月1日)において、牟岐町内全域の心身障害者並びに町民であって次の区分によるものとする。
(1) 身体障害者手帳所持者 304人
(2) 療育手帳所持者 29人
(3) 牟岐町民(無作為に20歳以上10%抜粋) 517人

3 調査期間

平成9年8月8日~9月30日

4 回収率

身体障害者手帳所持者 176/304 58%
療育手帳所持者 19/29 66%
牟岐町民 265/517 51%
合計 459/850 54%

身体障害者(児)基礎調査集計結果

1 基本的なことについて

問1 あなたの性別は
人数
84 48%
80 45%
無回答 12 7%
176 100%
あなたの年齢は
人数
17歳以下 4 2%
18歳~29歳 2 1%
30歳代 4 2%
40歳代 14 8%
50歳~64歳 37 21%
65歳以上 104 59%
無回答 11 6%
176 100%
問2 一緒に住んでいる人は
人数
夫または妻 99 40%
53 21%
13 5%
21 8%
16 6%
兄弟姉妹 8 3%
祖父母 3 1%
その他 16 6%
一人暮らし 19 8%
248 100%
同居家族の人数は
人数
1人 72 41%
2人 20 11%
3人 20 11%
4人 10 6%
5人以上 19 11%
無回答 35 20%
176 100%
問3 身体障害者手帳の等級は
人数
1級 40 23%
2級 38 22%
3級 30 17%
4級 29 16%
5級 15 9%
6級 15 9%
無回答 9 5%
176 100%
問4 手帳に記載されている障害の種類は(3つまで)
人数
視覚障害 11 5%
聴覚障害 29 14%
平行機能障害 7 3%
音声・言語・そしゃく機能障害 3 1%
上肢機能障害(切断を含む) 25 12%
下肢機能障害(切断を含む) 40 19%
四肢機能障害 19 9%
体幹機能障害 12 6%
片まひ・片上下肢機能障害 13 6%
心臓機能障害 24 11%
呼吸器機能障害 0 0%
じん臓機能障害 9 4%
ぼうこう・直腸機能障害 7 3%
小腸機能障害 1 0%
その他(1~14以外の障害) 13 6%
213 100%
問5 現在使っている補装具は(あてはまるものすべて)
人数
盲人安全つえ 2 1%
補聴器 27 15%
義肢 3 2%
装具 7 4%
車いす 22 13%
電動車いす 1 1%
歩行補助つえ 37 21%
歩行器 4 2%
ストマ用装具 4 2%
収尿器 5 3%
人口喉頭 0 0%
頭部保護帽 1 1%
その他 10 6%
使っていない 50 28%
無回答 3 2%
176 100%
問6 障害の原因は
人数
交通事故 9 5%
労働災害 21 12%
スポーツ事故 2 1%
戦争による負傷 7 4%
感染病 6 3%
中毒性疾患 1 1%
出生時の損傷 4 2%
その他の疾患 58 33%
不明 43 24%
先天性疾患 17 10%
無回答 8 5%
176 100%
問7 県や市町村、社会福祉協議会などでは、身体障害者(児)のために次のような福祉事業・サービスを行っています。
(1) あなたはご存じでしたか。
(2) 利用・参加したことがあるものは
(3) 今後利用・参加したいとおもうものは
※それぞれあてはまるものすべて
知っていた 利用・参加したことがある 今後利用・参加したい
相談や指導 70 27 25
障害基礎年金、特別障害者手当などの支給 77 31 20
ホームヘルパーの派遣 71 14 19
重度身体障害者(児)短期入所(ショートステイ)事業 41 5 8
補装具の交付・修理 62 32 20
日常生活用具の給付・貸与 39 11 14
生活訓練や点字・カナタイプなどの講習会の開催 19 0 4
点字広報の発行や字幕入りビデオカセットの貸出 16 0 1
ガイドヘルパーや手話通訳奉仕員などの派遣 19 1 1
身体障害者用自動車の改造費や運転免許取得の助成 25 3 9
身体障害者スポーツ大会の開催 62 16 9
リフトバスの運行サービス 25 4 6
公営住宅等への優先入居 22 1 8
更生医療の給付や重度身体障害者への医療費の助成 49 21 18
心身障害者扶養共済制度 26 5 16
生活福祉資金の貸付 30 6 15
653 177 193

2 介助について

問8 次の動作をあなたは一人でできますか、介助が必要ですか。
できる できない
一部介助 全部介助
食事をする 122 15 8
着替えをする 107 21 13
入浴をする 96 23 24
トイレを使う 110 17 12
寝返りをする 123 4 9
家の中を移動する 107 20 12
665 100 78
問9 介助を必要と答えた人にお聞きします。
(1) 日頃、主に介助してくれる人は
人数
配偶者 30 49%
5 8%
1 2%
6 10%
7 11%
兄弟姉妹 1 2%
祖父母 0 0%
親戚 0 0%
友人・知人 0 0%
家政婦等の雇人 1 2%
市町村派遣のホームヘルパー 2 3%
ボランティア 0 0%
施設の職員 8 13%
その他 0 0%
61 100%
(2) 主に介助してくれる人の年齢は
人数
40歳未満 3 6%
40歳代 8 15%
50歳代 8 15%
60歳代 19 35%
70歳以上 16 30%
54 100%
(3) 主に介助してくれる人の健康状態は
人数
良い 9 17%
普通 27 50%
よく病気をする 18 33%
54 100%
(4) 主に介助してくれる人が、病気、事故、出産、急用などで一時的に介助ができないときはどうしていますか。
人数
同居している家族で介助 16 31%
親戚、知人に頼む 11 21%
近所の人に頼む 0 0%
家政婦を頼む 2 4%
施設、病院に依頼 16 31%
その他(ホームヘルパー等) 7 13%
52 100%
問10 1日のうちで、援助を必要としている時間帯は(あてはまるものすべて)
※通所施設等を利用している時間帯はのぞく
人数
午前7時~9時 19 14%
午前9時~正午 14 11%
正午~午後3時 13 10%
午後3時~5時 6 5%
午後5時~7時 16 12%
午後7時~10時 16 12%
午後10時~午前7時 6 5%
特に援助の必要はない 43 32%
133 100%

3 住宅について

問11 あなたの住宅の種類は
人数
自宅(一戸建て) 130 74%
自宅(分譲マンションなど) 1 1%
民家借家(一戸建て) 6 3%
民営借家(アパートなど) 4 2%
間借り 0 0%
県営・市町村営の公営住宅(賃貸) 6 3%
社宅・官公舎など 0 0%
社会福祉施設(身障療護施設・老人ホームなど) 8 5%
その他 4 2%
無回答 17 10%
176 100%
人数
自宅(一戸建て) 130 74%
自宅(分譲マンションなど) 1 1%
民家借家(一戸建て) 6 3%
民営借家(アパートなど) 4 2%
間借り 0 0%
県営・市町村営の公営住宅(賃貸) 6 3%
社宅・官公舎など 0 0%
社会福祉施設(身障療護施設・老人ホームなど) 8 5%
その他 4 2%
無回答 17 10%
176 100%
問12 あなたの専用の部屋がありますか。
人数
ある 90 51%
ない 60 34%
無回答 26 15%
176 100%
問13 今までに、住宅の中で、あなたや介助者のために新設したり特別に改善したところがありますか。
人数
玄関 13 7%
風呂 32 17%
トイレ 46 24%
居室 6 3%
台所 5 3%
階段 9 5%
エレベーター 0 0%
ろうか 9 5%
ろうかと居室の境などの段差 4 2%
玄関から道路までの通路 2 1%
その他 5 3%
特にない 62 32%
193 100%
問14 (1) 今後、住宅の中で、あなたや介助者のために新設したり特別に改善を必要とする所がありますか。
※ マンションなどの共有部分もふくむ(必要とするところすべて)
人数
玄関 10 5%
風呂 36 19%
トイレ 37 20%
居室 13 7%
台所 8 4%
階段 16 8%
エレベーター 0 0%
ろうか 4 2%
ろうかと居室の境などの段差 11 6%
玄関から道路までの通路 8 4%
その他 2 1%
特にない 44 23%
189 100%
(2) 改善するときの問題は
人数
スペースがない 21 15%
構造上難しい 23 17%
借家のため許可が得られない 4 3%
どこに相談すればいいかわからない 9 7%
資金がない 42 31%
その他 1 1%
特に問題はない 36 26%
136 100%
問15 住宅対策として、県・市町村に特に要望したいことは(2つまで)
人数
障害の特性に配慮した公営住宅の拡充 11 7%
障害者(児)のいる世帯の公営住宅への入居の優先枠を増やす 12 7%
障害に配慮した住宅への改造費の助成又は融資 50 30%
障害に配慮した住宅への改造の相談・助言・指導 39 24%
その他 0 0%
特にない 53 32%
165 100%

4 医療・機能回復訓練について

問16 現在医師の治療を受けていますか(リハビリは除く)
◎ 障害に関する医療
人数
在宅で治療(往診など)を受けている 7 4%
通院している 83 47%
入院している 5 3%
治療は受けていない 38 22%
無回答 43 24%
176 100%
◎ その他の医療
人数
在宅で治療(往診など)を受けている 6 3%
通院している 58 33%
入院している 8 5%
治療は受けていない 23 13%
無回答 81 46%
176 100%
問17 治療を受けるにあたって、困ったことは(あてはまるものすべて)
人数
近所に診てくれる医師(歯科を除く)がいない 18 14%
近所に診てくれる歯科医がいない 8 6%
障害のための症状を正確に伝えることができない 7 5%
案内アナウンスなど呼び出しが聞こえない 13 10%
受付で受診手続きができない 9 7%
診療(歯科診療を除く)をことわられる 0 0%
歯科診療をことわられる 2 2%
入院の時付き添いを求められる 10 8%
その他 5 4%
特に困ったことはない 59 45%
131 100%
問18 機能回復訓練(リハビリテーション)を受けていますか。
人数
受けている 35 20%
受けていない 97 55%
無回答 44 25%
176 100%
(1) 過去1ヶ月に何回受けましたか。
人数
1回 4 12%
2回 9 27%
3回 0 0%
4回以上 20 61%
33 100%
(2) どこで受けましたか。(受けているところすべて)
人数
病院 25 68%
障害者入所・通所施設 4 11%
保健所 0 0%
福祉センター 0 0%
養護学校 0 0%
民間団体、サークル 0 0%
高齢者入所・通所施設 2 5%
職業訓練校 0 0%
役場 6 16%
その他 0 0%
37 100%
(3) 機能回復訓練について、今後強く希望することは(あてはまるもの1つ)
人数
回数を増やしてほしい(週1回) 6 16%
回数を増やしてほしい(週2回) 2 5%
回数を増やしてほしい(週3回) 1 3%
回数を増やしてほしい(週4回以上) 5 14%
内容を充実してほしい 10 27%
送迎をしてもらいたい 8 22%
自宅近くで受けたい 3 8%
自宅で受けたい 2 5%
37 100%

5 就職について

問19 現在働いていますか。
人数
働いている(福祉作業所を含む) 32 18%
以前働いたことがあるが、現在は働いていない 69 39%
働いたことがない 29 16%
無回答 46 26%
176 100%
(1) どこで働いていますか。(働いている人のみ)
人数
会社・団体の役員 0 0%
一般の常勤職員 2 6%
臨時雇用者・日々雇用者 3 10%
内職 0 0%
家業(農漁業を含む) 15 48%
家業の手伝い 7 23%
福祉作業所(授産施設・福祉工場) 0 0%
官公庁の常勤職員 1 3%
その他 3 10%
31 100%
(2) 現在働いていない理由は(以前働いていたが現在は働いていない人のみ)
人数
障害を負った 18 23%
障害が重くなった 16 20%
収入が少なかった 0 0%
仕事内容が自分にあわなかった 1 1%
職場の人間関係が悪い 1 1%
通勤が大変だった 0 0%
勤め先の都合(解雇を含む) 1 1%
家庭の都合 4 5%
高齢のため 35 44%
その他 3 4%
79 100%
(3) 働いたことがない理由は(働いたことがない人のみ)
人数
障害のため 17 45%
家事・育児のため 3 8%
職業訓練中のため 0 0%
自分に合った仕事がないため 1 3%
受入れてくれる職場がないため 0 0%
就学中のため 3 8%
病弱のため 7 18%
働く必要がないため 5 13%
その他 2 5%
38 100%
問20 仕事を探していますか。(現在働いていない人のみ)
人数
探している 3 3%
探していない 86 97%
89 100%
  ◎ 探していると答えた方にお聞きします。
(1) どのようなところに相談に行っていますか。(あてはまるものすべて)
人数
公共職業安定所(ハローワーク) 1 20%
学校(養護学校など) 0 0%
市町村の窓口 0 0%
親戚、友人 1 20%
その他 0 0%
相談には行っていない 3 60%
5 100%
問21 仕事について県、市町村に要望することは
人数
小規模作業所の設置の促進 8 19%
福祉工場の設置の促進 9 21%
民間企業への就職のあっせん 4 10%
民間企業の就職情報の提供 4 10%
職業訓練校の技術取得の場の創設 9 21%
その他 8 19%
42 100%

6 外出の状況について

問22 通勤・通学や仕事以外での外出についてお聞きします。
(1) あなたは1年に、どのくらい外出していますか。
人数
月に10回以上 50 28%
月に5~9回程度 9 5%
月に3~4回程度 23 13%
月に1~2回程度 23 13%
あまり外出しない 40 23%
無回答 31 18%
176 100%
(2) (1)の外出の目的は(あてはまるものすべて)
人数
通院 93 34%
訓練・リハビリ施設への通所 14 5%
買い物や散歩 76 28%
親戚や友人とのつきあい 40 15%
学習・趣味・スポーツなどの活動 13 5%
旅行・ハイキング 15 6%
その他 20 7%
271 100%
(3) 外出の時、どの交通機関を使いましたか。(あてはまるものすべて)
人数
路線バス 13 5%
送迎バス 17 7%
タクシー 49 19%
JR 38 15%
自分で運転する自家用車 21 8%
家族・友人の運転する自家用車 55 21%
その他の交通機関 26 10%
徒歩 40 15%
259 100%
(4) これまで外出の時、知らない人に介助を頼んだり手伝ってもらったりすることがありますか。
人数
よくある 2 1%
たまにある 28 16%
まったくない 92 52%
無回答 54 31%
176 100%
(5) 通勤・通学や外出の時、不便又は困ったと思うことは
人数
交通機関 30 20%
駐車場 17 11%
歩道 16 11%
建物 27 18%
トイレ 27 18%
その他 4 3%
特にない 30 20%
151 100%
(6) 外出時、困ったことで特に改善してほしいことは
人数
公共施設の段差解消、手すり・エレベーター設置 5
公共施設等のトイレ(洋式)の整備 4
車道・歩道の段差解消、車いす専用道路を整備 3
歩道橋の廃止 2
障害者用トイレ地図の設置 1
障害者の会は段差の無い場所で 1
障害者の理解を 1

7 文化・スポーツ・レクリェーション活動について

問23 この1年間に、あなたは趣味や学習、スポーツ、社会活動などをしましたか。(3つまで)
◎ この1年間にしたこと
人数
コンサートや映画、スポーツなどの鑑賞 15 10%
スポーツやレジャーなどの活動 9 6%
旅行・ドライブ 39 26%
学習活動 3 2%
趣味の同好会活動 12 8%
ボランティアなどの社会活動 3 2%
障害者団体などの活動 6 4%
親戚・友人との娯楽、飲食 48 32%
その他 13 9%
148 100%
◎ 一緒に誰と行きましたか
人数
1人で行った 22 17%
家族 50 38%
親戚 16 12%
友人 37 28%
その他 6 5%
131 100%
問24 今後どのような活動をしたいと思いますか。(3つまで)
◎ 今後したいこと
人数
コンサートや映画、スポーツなどの鑑賞 26 15%
スポーツやレジャーなどの活動 17 10%
旅行・ドライブ 53 30%
学習活動 7 4%
趣味の同好会活動 16 9%
ボランティアなどの社会活動 3 2%
障害者団体などの活動 8 4%
親戚・友人との娯楽、飲食 38 21%
その他 10 6%
178 100%
◎ 一緒に行きたい方
人数
1人で行きたい 14 10%
家族 58 41%
親戚 20 14%
友人 42 30%
その他 6 4%
140 100%
問25 あなたが活動に参加するためには、どのような条件が必要ですか。(あてはまるものすべて)
人数
活動について情報が提供されること 26 11%
一緒に行く仲間がいること 41 18%
施設が身近なところにあること 31 13%
外出のための手段が確保されていること 28 12%
魅力的な内容であること 28 12%
適切な指導者がいること 20 9%
障害者に配慮した施設や設備があること 37 16%
その他 2 1%
特にない 18 8%
231 100%

8 視覚・聴覚障害者のコミュニケーションの確保について

 視覚障害者の方にお聞きします。

問26 (1) 点字を読むことができますか。
人数
読める 1 8%
読めない 11 92%
12 100%
(2) 家族に点字を読める人がいますか。
人数
いる 2 18%
いない 9 82%
11 100%
(3) マスコミの情報をなんで得ていますか。
人数
ラジオ 4 22%
テレビの音声 10 56%
家族、知人に新聞を読んでもらう 4 22%
その他 0 0%
18 100%
(4) 点字図書を借りたことがありますか。
人数
知っており借りたことがある 1 11%
知っているが借りたことはない 3 33%
知らない 5 56%
9 100%

 聴覚障害者の方にお聞きします。

問26 (1) 意志疎通(コミュニケーション)をどのように行っていますか。
人数
手話 3 10%
筆談 11 38%
口話 14 48%
その他 1 3%
29 100%
(2) 手話を使うことができますか。
人数
使える 3 14%
使えない 18 86%
21 100%
(3) 家族に手話ができる方がいますか。
人数
いる 3 14%
いない 18 86%
21 100%
(4) 自宅にファックスがありますか。
人数
ある 3 15%
ない 17 85%
20 100%
(5) 字幕入りビデオを借りたことがありますか
人数
知っており借りたことがある 1 5%
知っているが借りたことはない 6 30%
知らない 13 65%
20 100%
(6) 手話サークルがあるのをご存じですか。
人数
知っており参加したことがある 1 5%
知っているが参加したことがない 7 35%
知らない 12 60%
20 100%

9 福祉施策への要望

問27 今後特に必要とされるもの、又は強く望みたいことがらは(5つ以内)
人数
社会が、障害者に理解と関心をもつ 58 15%
道路、乗り物(リフト付きタクシーなど)、建物を障害者が利用しやすい整備 50 13%
ホームヘルパーなど在宅福祉サービスを充実 26 7%
スポーツ、サークル、文化活動などに簡単に参加できるように 10 3%
障害者の雇用促進や就職情報の提供の充実 12 3%
障害の状況に応じた職業訓練が受けられるように 5 1%
授産施設、療護施設の増設 7 2%
日常生活用具、補装具の改善・開発などの充実 25 6%
日常生活の中で介助(手話、点訳、朗読奉仕等)が必要なので、介助体制の充実 8 2%
公的年金、手当の増額など所得保障を充実 69 18%
医療制度の拡充 34 9%
障害者が安心して入居できる住宅の整備 11 3%
日常生活に必要な情報の提供をふやす 16 4%
相談窓口の充実 22 6%
リハビリテーションを充実させ、専門的な機能回復訓練が受けられるよう対策強化 19 5%
医師、専門職員などによる在宅訪問指導(療育等)体制を強化 15 4%
結婚についての相談事業を進める 1 0%
その他 2 1%
390 100%
問28 福祉サービスに関し、役立つ情報をあなたはどこから得ていますか。(あてはまるものすべて)
人数
県や町の窓口 51 23%
身体障害者・精神薄弱者相談員 12 6%
民生児童委員 13 6%
障害者の団体や機関紙・親の会 20 9%
テレビや新聞 55 25%
広報紙などのお知らせ 24 11%
友人・知人 27 12%
その他 7 3%
情報を得るところはない 9 4%
218 100%

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主題:
牟岐町障害者計画  No.1
1頁~40頁

発行年月:
平成10年3月

発行者:
牟岐町役場福祉課

文献に関する問い合わせ先:
徳島県海部郡牟岐町大字中村字本村7-6
牟岐町役場福祉課