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とやま障害者自立共生プラン No.3

富山県障害者計画

富山県

5 参考資料

1 平成7年度富山県身体障害者福祉ニーズ調査結果の概要

1 調査の目的

 この調査は、身体障害者の日常生活等における基本事項についての現況及び福祉ニーズを障害別に把握し、今後の身体障害者福祉施策推進のための基礎資料を得ることを目的とした。

2 調査の対象

 県内に居住し、障害等級が1級~3級の身体障害者手帳を有する在宅の身体障害児・者のうち40%の者とした。調査対象者は8,238人で、入院や転居による調査不能者を除く7,292人から回答を得た(回答率 88.5%)。

3 調査基準日

平成7年7月1日

4調査結果の概要

(1)年齢階級別状況

 回答者7,292人の年齢構成は、「18歳未満」が123人(1.7%)、「18歳から64歳まで」が3,306人(45.3%)、「65歳以上」が3,863人(53.0%)となっており、高齢者が多い。

【第1表】 年齢階級別状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 0~17歳 18~64歳 65歳以上 合計
0~5歳 6~14歳 15~17歳 小計 18~19歳 20~39歳 40~59歳 60~64歳 小計 65~69歳 70歳以上 小計
人数
構成比
34
0.5
60
0.8
29
0.4
123
1.7
28
0.4
412
5.7
1,869
25.9
997
13.7
3,306
45.3
1,174
16.1
2,689
36.9
3,863
53.0
7,292
100.0

(2)男女別状況

 総数7,292人のうち、「男性」は4,005人(54.9%)、「女性」は3,287人(45.1%)となっており、男性の占める割合が高い。

【第2表】 男女別状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 男性 女性 合計
18歳未満構成比 61
49.6
62
50.4
123
100.0
18歳以上構成比 3,944
55.0
3,225
45.0
7,169
100.0
合計構成比 4,005
54.9
3,287
45.1
7,292
100.0

(3)障害の種類、等級別状況

  • ア 障害の種類では、「肢体不自由」3,459人(47.5%)、「内部障害」1,851人(25.3%)、「聴覚・言語障害」1,149人(15.8%){内訳:「聴覚障害」852人(11.7%)、「音声・言語障害」209人(2.9%)、「平衡機能障害」86人(1.2%)、「そしゃく機能障害」2人(0.0%)}、「視覚障害」833人(11.7%)の順に多い。
  • イ 等級別では「1級」が2,637人(36.1%)、「2級」が2,243人(30.8%)、「3級」が2,412人(33.1%)となっている。

    【第3表】 障害の種類、等級別状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分視覚聴覚・言語肢体不自由内部合計
    聴覚平衡機能音声・言語そしゃく
    1級433135154707911,2162,637
    36.1
    2級260387396011,461352,243
    30.8
    3級1403303210211,2076002,412
    33.1
    合計
    構成比
    833
    11.4
    852
    11.7
    86
    1.2
    209
    2.9
    2
    0.0
    3,459
    47.5
    1,851
    25.3
    7,292
    100.0

(4)主たる障害の原因

 主たる障害の原因では、「疾病」(46.3%)、「事故又は災害」(14.3%)、「出生時の損傷」(7.0%)の順に多い。

【第4表】 主たる障害の原因

(単位:%)
区分 疾病 疾病 事故又は災害 出生時の損傷 戦疾病
戦災
その他 不明 合計
脳血管障害
構成比 46.3 20.0 14.3 7.0 1.4 14.6 16.4 100.0

(5)療育手帳等の所持状況

 総数の7.5%が療育手帳等を所持しており、その内訳は、「療育手帳A」(4.9%)、「療育手帳B」(1.3%)、「戦傷病者手帳」(1.3%)となっている。

【第5表】 療育手帳等の所持状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 療育手帳A 療育手帳B 戦傷病者手帳 不所持 無回答 合計

構成比
357
4.9
98
1.3
94
1.3
6,686
91.7
57
0.8
7,292
100.0

(6)世帯員の状況

 全体では、「6人以上」(28.7%)の世帯が最も多く、次いで「2人世帯」(19.8%)、「3人世帯」(17.5%)となっている。

【第6表】 世帯員の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 1人 2人 3人 4人 5人 6人以上 無回答 合計

構成比
335
4.6
1,444
19.8
1,281
17.5
1,116
15.3
1,018
14.0
2,091
28.7
7
0.1
7,292
100.0

(7)治療の状況

 過去1年間で治療を受けた者は6,354人(87.1%)であり、障害に関係した治療を受けた者は4,797人(65.8%)である。
 障害種類別にみると、障害に関係した治療を受けた者の割合は、「内部障害」(87.0%)、「肢体不自由」(67.9%)、「視覚障害」(52.1%)の順に高くなっている。

【第7表】 治療の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 治療を受けた 治療を受けたことがない 無回答 合計
障害に関係 関係しない 無回答 小計
視覚
構成比
434
52.1
273
32.8
2
0.2
709
85.1
119
14.3
5
0.6
833
100.0
聴覚・言語
構成比
403
35.1
467
40.6
1
0.1
871
75.8
264
23.0
14
1.2
1,149
100.0
肢体不自由
構成比
2,349
67.9
678
19.6
0
0.0
3,027
87.5
412
11.9
20
0.6
3,459
100.0
内部
構成比
1,611
87.0
136
7.4
0
0.0
1,747
94.4
91
4.9
13
0.7
1,851
100.0
合計
構成比
4,797
65.8
1,554
21.3
3
0.0
6,354
87.1
886
12.2
52
0.7
7,292
100.0

(8)介助の状況

 「食事」、「排泄」、「衣服着脱」、「入浴」、「家の中の移動」の日常的な基本動作5項目を総合してみると、「各動作の全てが1人でできる者」は、4,736人(65.0%)で、「各動作の1つでも何らかの介助が必要な者」は、2,531人(34.7%)となっており、そのうちでも「各動作全てに全部介助が必要な者」は、335人(4.6%)となっている。
【第8表】 介助の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 各動作が全て1人でできる 各動作の1つでも何らかの介助が必要 各動作の1つでも何らかの介助が必要 無回答 合計
各動作の全てに何らかの介助が必要 各動作の全てに何らかの介助が必要
全ての動作に全部介助が必要
視覚
構成比
616
74.0
215
25.8
51
6.1
22
2.6
2
0.2
833
100.0
聴覚・言語
構成比
895
77.9
246
21.4
47
4.1
35
3.0
8
0.7
1,149
100.0
肢体不自由
構成比
1,589
45.9
1,859
53.8
342
9.9
273
7.9
11
0.3
3,459
100.0
内部
構成比
1,636
88.4
211
11.4
27
1.5
5
0.3
4
0.2
1,851
100.0
1級
構成比
1,590
60.3
1,041
39.5
235
8.9
234
8.9
6
0.2
2,637
100.0
2級
構成比
1,189
53.0
1,046
46.6
190
8.5
80
3.6
8
0.4
2,243
100.0
3級
構成比
1,957
81.1
444
18.4
42
1.7
21
0.9
11
0.5
2,412
100.0
合計
構成比
4,736
65.0
2,531
34.7
467
6.4
335
4.6
25
0.3
7,292
100.0

(9)介助者の状況

 「各動作の1つでも何らかの介助が必要な者」2,531人について、各動作ごとに主な介助者をみると、すべての動作において「配偶者」が最も多く、次いで「子」、「子の配偶者」、「母」の順になっている。

【第9表】 介助者の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 配偶者 子の配偶者 兄弟・姉妹 その他親族 ホームヘルパー その他 合計
食事
構成比
596
53.2
124
11.1
136
12.1
140
12.5
16
1.4
17
1.5
16
1.5
12
1.1
63
5.5
1,120
100.0
排泄
構成比
675
52.9
128
10.0
180
14.1
160
12.6
22
1.7
15
1.2
13
1.0
10
0.8
74
5.7
1,277
100.0
衣服着脱
構成比
1,080
58.1
205
11.0
227
12.2
201
10.8
23
1.2
15
0.8
21
1.2
13
0.7
74
3.9
1,859
100.0
入浴
構成比
1,088
49.3
329
14.9
246
11.2
172
7.8
54
2.5
27
1.2
29
1.3
98
4.4
163
7.4
2,206
100.0
家の中の移動
構成比
738
51.5
205
14.3
183
12.8
130
9.1
23
1.6
20
1.4
44
3.0
14
1.0
77
5.3
1,434
100.0
合計
構成比
4,177
52.9
991
12.6
972
12.3
803
10.2
138
1.7
94
1.2
123
1.6
147
1.9
451
5.7
7,896
100.0

(10) 福祉機器の使用状況(各動作の1つでも何らかの介助が必要と答えた者のみ)

 「各動作の1つでも何らかの介助が必要な者」は2,531人であるが、それらの者を対象に福祉機器を種類別に見ると、「特殊ベット」が559人と最も使用されており、今後の使用希望も485人と最も多い。次いで「特殊便器」が226人に使用されており、今後使用したいが362人となっている。
 「特殊尿器」は186人が使用しており、今後使用したいが302人である。「入浴担架」は62人が使用で、あまり普及していないが、今後の使用希望は380人と多い。「体位変換器」も82人が使用しているが、使用希望は335人と多い。また、「移動用リフト」や「階段昇降機」は必要ないとする回答が多い。

【第10表】 福祉機器の使用状況(各動作の1つでも何らかの介助が必要と答えた者のみ)

(単位:上段・人、下段・%)
区分 特殊ベッド 体位変換器 特殊便器 特殊尿器 入浴担架 移動用リフト 階段昇降機
現在使用中
構成比
559
22.1
82
3.2
226
8.9
186
7.3
62
2.4
45
1.8
28
1.1
今後使用希望
構成比
485
19.2
335
13.2
362
14.3
302
11.9
380
15.0
263
10.4
247
9.8
必要ない
構成比
1,487
58.8
2,114
83.5
1,943
76.8
2,043
80.7
2,089
82.5
2,223
87.8
2,256
89.1
合計
構成比
2,531
100.0
2,531
100.0
2,531
100.0
2,531
100.0
2,531
100.0
2,531
100.0
2,531
100.0

(11)仕事の状況

 「仕事をしている者は1,954人(26.8%)で、その仕事の種類は「製造業」459人(23.5%)、「農業・林業・漁業」283人(14.5%)、「卸・小売業・飲食店」183人(9.4%)の順に多い。障害別では、「視覚障害」で「あんま・はり・きゅう・マッサージ」が、他の障害では「製造業」が多い。

【第11表】 仕事の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 仕事をしている 仕事をしている 仕事をしていない 無回答 合計
製造業 農・林
・漁業
卸・小売業
・飲食店
サービス業 あんま・はり
・き.ゅう
・マッサージ
その他 無回答 小計
視覚
構成比
18
8.6
20
9.5
10
4.8
7
3.3
130
61.9
23
11.0
2
0.9
210
100.0
210
25.2
621
74.5
2
0.3
833
100.0
聴覚・言語
構成比
119
32.5
70
19.1
15
4.1
24
6.6
0
0.0
128
35.0
10
2.7
366
100.0
366
31.9
781
68.0
2
0.2
1,149
100.0
肢体不自由
構成比
167
23.9
108
15.5
80
11.5
67
9.6
3
0.4
258
37.0
14
2.0
697
100.0
697
20.2
2,741
79.2
21
0.6
3,459
100.0
内部
構成比
155
22.8
85
12.5
78
11.5
64
9.4
1
0.1
293
43.0
5
0.7
681
100.0
681
36.8
1,161
62.7
9
0.5
1,851
100.0
合計
構成比
459
23.5
283
14.5
183
9.4
162
8.3
134
6.9
702
35.9
31
1.6
1,954
100.0
1,954
26.8
5,304
72.7
34
0.5
7,292
100.0

(12)仕事の形態

 仕事をしている者全体(1,954人)では、「一般雇用」(42.5%)、「自営」(33.0%)が多い。障害種別に見ると「視覚障害」では「一般雇用」(19.0%)が少なく、「自営」(63.3%)が多い。「聴覚・言語障害」では「自営」(22.1%)と他の障害種別に比べて少ない。また、「肢体不自由」では「内職」(7.2%)と他の障害に比べて多い。

【第12表】 仕事の形態

(単位:上段・人、下段・%)
区分 一般雇用 自営 パート 臨時雇用 内職 その他 無回答 合計
視覚
構成比
40
19.0
133
63.3
17
8.1
5
2.4
4
1.9
9
4.3
2
1.0
210
100.0
聴覚・言語
構成比
178
48.6
81
22.1
33
9.0
19
5.2
16
4.4
26
7.1
13
3.6
366
100.0
肢体不自由
構成比
298
42.8
213
30.6
58
8.3
41
5.9
50
7.2
24
3.4
13
1.9
697
100.0
内部
構成比
315
46.3
217
31.9
62
9.1
32
4.7
15
2.2
29
4.3
11
1.6
681
100.0
合計
構成比
831
42.5
644
33.0
170
8.7
97
5.0
85
4.4
88
4.5
39
2.0
1,954
100.0

(13)障害を受けてからの通算勤務年数

 仕事をしている者1,954人について障害を受けてからの通算勤務年数をみてみると、「15年以上」(38.5%)が最も多く、次いで「5~10年」(17.3%)、「10~15年」(13.8%)と続く。
 また、障害種類別にみると、「視覚障害」、「聴覚・言語障害」、「肢体不自由」では「15年以上」が、「内部障害」では「5~10年」が、それぞれ最も多くなっている。

【第13表】 障害を受けてからの通算勤務年数

(単位:%)
区分 1年未満 1~3年 3~5年 5~10年 10~15年 15年以上 無回答 合計
視覚 2.9 6.2 6.7 9.0 11.4 60.5 3.3 100.0
聴覚・言語 3.0 7.1 7.3 28.0 16.1 36.9 1.6 100.0
肢体不自由 3.3 5.2 7.7 13.8 14.2 52.5 3.3 100.0
内部 9.2 19.5 19.1 25.6 13.2 10.6 2.8 100.0
合計 5.1 10.5 11.4 17.4 13.8 38.5 3.3 100.0

(14)過去の仕事の経験

 現在仕事をしていない者5,304人について過去の仕事の経験をみると、「以前に仕事をしていたことがある者」は4,224人(79.6%)、「仕事をした経験のない者」は945人(17.8%)となっている。
 また、障害種類別にみると、どの障害においても70%以上の者が過去に仕事をしていた経験がある。

【第14表】 過去の仕事の経験

(単位:上段・人、下段・%)
区分 ある ない 無回答 合計
視覚
構成比
470
75.7
139
22.4
12
1.9
621
100.0
聴覚・言語
構成比
587
75.2
159
20.4
35
4.5
781
100.0
肢体不自由
構成比
2,191
79.9
489
17.9
61
2.2
2,741
100.0
内部
構成比
976
84.1
158
13.6
27
2.3
1,161
100.0
合計
構成比
4,224
79.6
945
17.8
135
2.5
5,304
100.0

(15)仕事をしていない理由

 15歳以上で就労していない者5,212人について、仕事をしていない理由をみると、「障害が重いため」2,061人(39.5%)、「高齢のため」1,280人(24.6%)、「病気のため」973人(18.7%)の順に多い。

【第15表】 仕事をしていない理由

(単位:上段・人、下段・%)
区分 障害が重いため 高齢のため 病気のため 家事・就学に専念するため 適職がないため 働く場がないため 通勤が困難なため その他 無回答 合計
15~17歳
構成比
5
17.9
0
0.0
0
0.0
17
60.7
1
3.6
0
0.0
0
0.0
5
17.8
0
0.0
28
100.0
18~64歳
構成比
876
48.9
70
3.9
390
21.8
123
6.9
113
6.3
60
3.3
17
0.9
111
6.2
32
1.8
1,792
100.0
65歳以上
構成比
1,180
34.8
1,210
35.7
583
17.2
91
2.7
38
1.1
13
0.4
7
0.2
190
5.6
80
2.3
3,392
100.0
合計
構成比
2,061
39.5
1,280
24.6
973
18.7
231
4.4
152
2.9
73
1.4
24
0.5
306
5.9
112
2.1
5,212
100.0

(16)住宅の所有状況

 「持ち家」が93.4%を占め、「その他」が5.9%となっている。

【第16表】 住宅の所有状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 持ち家 その他 無.回答 合計

構成比
6,811
93.4
428
5.9
53
0.7
7,292
100.0

(17)住宅の改造希望

 「現在住んでいる住宅についての改造希望」は36.4%となっている。

【第17表】 住宅の改造希望

(単位:上段・人、下段・%)
区分 改造したいところがある 改造したいところがない 無回答 合計
視覚
構成比
253
30.4
570
68.4
10
1.2
833
100.0
聴覚・言語
構成比
349
30.4
791
68.8
9
0.8
1,149
100.0
肢体不自由
構成比
1,530
44.2
1,890
54.6
39
1.1
3,459
100.0
内部
構成比
520
28.1
1,310
708
21
1.1
1,851
100.0
合計
構成比
2,652
36.4
4,561
62.5
79
1.1
7,292
100.0

(18)住宅改造の希望箇所

 改造を希望する箇所は、「風呂」(26.6%)、「便所」(26.3%)が多く、「関」(11.6%)、「台所」(10.1%)、「居室」(10.0%)と続く。障害種類別では「肢体不自由」(44.2%)、「内部障害」(28.1%)の順に改造希望者が多い。
 「肢体不自由」では他に比べて「風呂」(28.1%)、「玄関」(13.6%)、「階段」(7.9%)が高い。「内部障害」では「便所」(30.6%)が高い。「視覚障害」では「台所」(13.8%)が他に比べて高い。「聴覚・言語障害」では「居所」(12.8%)が他の障害に比べて高い。

【第18表】 住宅改造の希望箇所(複数回答・3つまで)

(単位:上段・人、下段・%)
区分 風呂 便所 玄関 台所 居室 階段 廊下 その他 無回答 合計
視覚
構成比
134
25.4
140
26.5
57
10.8
73
13.8
51
9.7
27
5.1
30
5.7
16
3.0
0
0.0
528
100.0
聴覚・言語
構成比
170
23.2
209
28.6
74
10.1
84
11.5
94
12.8
36
4.9
41
5.6
24
3.3
0
0.0
732
100.0
肢体不自由
構成比
897
28.1
781
24.4
435
13.6
258
8.1
291
9.1
254
7.9
190
5.9
90
2.8
1
0.0
3,197
100.0
内部
構成比
254
25.2
308
30.6
70
7.0
138
13.7
113
11.2
59
5.9
30
3.0
34
3.4
0
0.0
1,006
100.0
合計
構成比
1,455
26.6
1,438
26.3
636
11.6
553
10.1
549
10.0
376
6.9
291
5.3
164
3.0
1
0.0
5,463
100.0

(19)外出するうえで不便を感じること

  • ア 外出するうえで不便を感じることをみると、回答者7,292人のうち4,347人が何らかの不便を感じていると答えており、そのうちで「道路に段差が多い」が最も多く、次いで「障害者が利用できるトイレが少ない」、「利用できる交通機関が少ない」、「公共建物に障害者に配慮した設備が少ない」の順に多くなっている。
  • イ 障害別でみると、「内部障害」以外は全て「道路に段差が多い」が最も多く、次いで、「聴覚・言語障害」では「利用できる交通機関が少ない」が、「肢体不自由」では「障害者が利用できるトイレが少ない」が、視覚障害では「視覚障害者用の信号が少ない」が、それぞれ多くなっている。また、内部障害では、「休憩所が少ない」、「駅にエレベーターやエスカレーターが少ない」の順に多い。

    【第19表】 外出するうえで不便を感じること(複数回答・3つまで)

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分道路に段差が多い障害者が利用できるトイレが少ない利用できる交通機関が少ない公共建物に障害者に配慮の設備が少ない駅にエレベーターやエスカレーターが少ない歩道が狭い休憩所が少ない駐車場が少ない介助者がいない視覚障害者用信号が少ない案内板が少ない点字ブロックが少ないその他合計回答者の実数
    視覚
    構成比
    350
    56.3
    59
    9.5
    107
    17.2
    92
    14.8
    55
    8.8
    178
    28.6
    52
    8.4
    21
    3.4
    99
    15.9
    229
    36.8
    12
    1.9
    128
    20.6
    51
    8.1
    1,433622
    100.0
    聴覚・言語
    構成比
    198
    33.7
    82
    13.9
    146
    24.8
    152
    25.9
    70
    11.9
    140
    23.8
    109
    18.5
    47
    8.0
    62
    10.5
    2
    0.3
    100
    17.0
    0
    0.0
    62
    10.5
    1,170588
    100.0
    肢体不自由
    構成比
    1,092
    17.7
    788
    34.4
    591
    25.8
    559
    24.4
    551
    24.1
    442
    18.5
    391
    17.1
    329
    14.4
    247
    10.8
    1
    0.0
    48
    21.0
    0
    0.0
    143
    6.2
    5,1642,289
    100.0
    内部
    構成比
    213
    25.1
    111
    13.1
    144
    17.0
    164
    19.3
    277
    32.7
    161
    19.0
    301
    35.5
    175
    20.6
    54
    6.4
    3
    0.4
    58
    6.8
    0
    0.0
    68
    8.0
    1,729848
    100.0
    合計
    構成比
    1,853
    42.6
    1,040
    23.9
    988
    22.7
    967
    22.2
    953
    21.9
    903
    20.8
    853
    19.6
    572
    13.2
    462
    10.6
    235
    5.4
    218
    5.0
    128
    2.9
    324
    7.5
    9,4964,347
    100.0

(20)運転免許証の所持及び取得希望

 運転免許証を持っている者は、2,097人(28.8%)となっている。所持者の割合を障害種類別にみると、「内部障害」(49.4%)が最も高く、次いで、「肢体不自由」(26.0%)となっている。
 運転免許証を持っていない者のうち、「取得を希望する者」は232人(3.2%)となっており、希望者の割合を障害種類別にみると、「聴覚・言語障害」(5.1%)が最も高く、次いで、「肢体不自由」(3.2%)となっている。

【第20表】 運転免許証の所持及び取得希望

(単位:上段・人、下段・%)
区分 持っている 持っていない 持っていない 無回答 合計
取得したい 取得したいと思わない 無回答
視覚
構成比
19
2.3
796
95.5
19
2.3
776
93.1
1
0.1
18
2.2
833
100.0
聴覚・言語
構成比
263
22.9
866
75.4
59
5.1
806
70.1
1
0.1
20
1.7
1,149
100.0
肢体不自由
構成比
900
26.0
2,506
72.4
112
3.2
2,393
69.2
1
0.0
53
1.6
3,459
100.0
内部
構成比
915
49.4
915
49.5
42
2.3
872
47.1
1
0.1
21
1.1
1,851
100.0
合計
構成比
2,097
28.8
5,083
69.7
232
3.2
4,847
66.5
4
0.0
112
1.5
7,292
100.0

(21) 自動車の所有及び所有希望

  • ア 本人が普通の自動車を所有している者は2,001人(27.4%)で、本人が操向装置(ハンドル)及び駆動装置(アクセル、ブレーキ等)などの一部を改造した自動車を所有している者は173(2.4%)となっている。
  • イ 本人が自動車を所有していない者4,959人のうち、今後家族が所有する場合も含めて、「所有を希望する者」は687人(13.8%)で、「所有したいと思わない者」は4,269人(86.1%)となっている。

    【第21表】 自動車の所有状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分本人が所有している所有していない無回答合計
    普通自動車改造自動車

    構成比
    2,001
    27.4
    173
    2.4
    4,959
    68.0
    159
    2.2
    7,292
    100.0

    【第22表】改造自動車の所有状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分所有したい所有したいとは思わない無回答合計
    本人所有家族所有

    構成比
    227
    4.6
    460
    9.2
    4,269
    86.1
    3
    0.1
    4,959
    100.0

(22)スポーツ活動の状況

  • ア 現在行っているもの(複数回答・2つまで)
     回答者7,292人のうち、スポーツ活動を行っている者は、971人で回答者全体の13.3%となっており、最も多い順に「ゲートボール」(24.0%)、「ボウリング」(13.1%)、「水泳」(10.9%)となっている。
     障害種類別にみると、「視覚障害」では「卓球」が、その他の障害では「ゲートボール」が最も多い。
     年齢別では、「18歳未満」では「卓球」が、「18歳から64歳」では「ボウリング」が、「65歳以上」では「ゲートボール」が最も多い。

    【第23表】 スポーツ活動の状況(現在行っているもの)(複数回答・2つまで)

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分ゲートボールボウリング水泳スキー卓球ゴルフ野球陸上バレーボールバスケットボールアーチェリー
    ・剣道
    その他合計回答者の実数
    視覚
    構成比
    6
    7.4
    11
    13.6
    10
    12.3
    5
    6.2
    12
    14.8
    1
    1.2
    4
    4.9
    1
    1.2
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    45
    55.6
    9581
    100.0
    聴覚・言語
    構成比
    55
    25.6
    31
    14.4
    26
    12.1
    37
    17.2
    30
    14.0
    9
    4.2
    25
    11.6
    11
    5.1
    10
    4.7
    1
    0.5
    0
    0.0
    3
    1.4
    54
    25.1
    262215
    100.0
    肢体不自由
    構成比
    88
    25.7
    47
    13.7
    38
    11.1
    26
    7.6
    39
    11.4
    9
    2.6
    10
    2.9
    3
    0.9
    2
    0.6
    9
    2.6
    6
    1.8
    3
    0.9
    123
    36
    403342
    100.0
    内部
    構成比
    84
    25.2
    38
    11.4
    32
    9.6
    33
    9.9
    17
    5.1
    59
    17.7
    13
    3.9
    1
    0.3
    2
    0.6
    2
    0.6
    4
    1.2
    3
    0.9
    112
    33.6
    400333
    100.0
    0~17歳
    構成比
    0
    0.0
    0
    0.0
    10
    31.1
    6
    18.8
    12
    37.5
    0
    0.0
    4
    12.5
    0
    0.0
    0
    0.0
    2
    6.3
    0
    0.0
    3
    9.4
    7
    21.9
    4432
    100.0
    18~64歳
    構成比
    52
    9.0
    111
    19.2
    83
    14.4
    94
    16.3
    77
    13.3
    70
    12.1
    46
    8.0
    15
    2.6
    13
    2.2
    10
    1.7
    6
    1.0
    3
    0.5
    176
    30.4
    756578
    100.0
    65歳以上
    構成比
    181
    50.1
    16
    4.4
    13
    3.6
    1
    0.3
    9
    2.5
    8
    2.2
    2
    0.6
    1
    0.3
    1
    0.3
    0
    0.0
    4
    1.1
    3
    0.8
    151
    41.8
    390361
    100.0
    合計
    構成比
    233
    24.0
    127
    13.1
    106
    10.9
    101
    10.4
    98
    10.1
    78
    8.0
    52
    5.4
    16
    1.6
    14
    1.4
    12
    1.2
    10
    1.0
    9
    0.9
    334
    34.4
    1,190971
    100.0


  • イ 今後取り組んでいきたいもの
     回答者7,292人のうち、今後取り組んでいきたいスポーツ活動がある者は、497人で回答者全体の6.8%となっており、最も多い順に「ゲートボール」(25.8%)、「水泳」(23.7%)、「ボウリング」(19.3%)となっている。
     障害種類別にみると、「視覚障害」では「水泳」、「スキー」、「ボウリング」を行いたい者が最も多く、「聴覚・言語障害」では「スキー」が、その他の障害では「ゲートボール」を行いたい者が最も多くなっている。
     年齢別では、18歳未満では「スキー」が、18歳から64歳では「水泳」が、65歳以上では「ゲートボール」が最も多い。

    【第24表】 スポーツ活動の状況(今後取り組みたいもの)(複数回答・3つまで)

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分ゲートボール水泳ボウリングスキーゴルフ卓球野球アーチェリーバレーボール陸上バスケットボール
    ・剣道
    その他合計回答者の実数
    視覚5
    13.9
    8
    22.2
    8
    22.2
    8
    22.2
    1
    2.8
    5
    13.9
    6
    16.7
    0
    0.0
    1
    2.8
    2
    5.6
    0
    0.0
    0
    0.0
    16
    44.4
    6036
    100.0
    聴覚16
    19.0
    17
    20.2
    19
    22.6
    21
    25.0
    7
    8.3
    17
    20.2
    12
    14.3
    0
    0.0
    8
    9.5
    7
    8.3
    1
    1.2
    1
    1.2
    21
    25.0
    14784
    100.0
    平衡機能1
    25.0
    2
    50.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    1
    25.0
    44
    100.0
    音声・言語3
    50.0
    0
    0.0
    1
    16.7
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    1
    16.7
    0
    0.0
    0
    0.0
    3
    50.0
    86
    100.0
    そしゃく0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    0
    0.0
    00
    0.0
    肢体不自由53
    28.0
    50
    26.5
    35
    18.5
    19
    10.1
    13
    6.9
    21
    11.1
    5
    2.6
    8
    4.2
    4
    2.1
    5
    2.6
    4
    2.1
    2
    1.1
    55
    29.1
    274189
    100.0
    内部50
    28.1
    41
    23.0
    33
    18.5
    29
    16.3
    46
    25.8
    19
    10.7
    10
    5.6
    9
    5.1
    2
    1.1
    0
    0.0
    4
    2.2
    3
    1.7
    43
    24.2
    289178
    100.0
    0~17歳0
    0.0
    10
    47.6
    1
    4.8
    11
    52.4
    1
    4.8
    6
    28.6
    3
    14.3
    0
    0.0
    3
    14.3
    1
    4.8
    2
    9.5
    1
    4.8
    5
    23.8
    4421
    100.0
    18~64歳56
    16.8
    98
    29.4
    86
    25.8
    64
    19.2
    57
    17.1
    53
    15.9
    29
    8.7
    16
    4.8
    11
    3.3
    14
    4.2
    7
    2.1
    4
    1.2
    74
    22.2
    569333
    100.0
    65歳以上72
    50.3
    10
    7.0
    9
    6.3
    2
    1.4
    9
    6.3
    3
    2.1
    1
    0.7
    1
    0.7
    1
    0.7
    0
    0.0
    0
    0.0
    1
    0.7
    60
    42.0
    169143
    100.0
    合計
    (構成比)
    128
    25.8
    118
    23.7
    96
    19.3
    77
    15.5
    67
    13.5
    62
    12.5
    33
    6.6
    17
    3.4
    15
    3.0
    15
    3.0
    9
    1.8
    6
    1.2
    139
    28.0
    782497
    100.0

(23)レクリエーション・文化活動の状況

 レクリエーション・文化活動を行っている者は、2,127人で回答者全体の29.2%となっており、多い順にみると「盆栽・園芸」(27.8%)、「旅行」(23.6%)、「囲碁・将棋」(13.2%)となっている。

【第25表】 レクリエーション・文化活動の状況(複数回答・2つまで)

(単位:上段・人、下段・%)
区分 視覚
構成比
聴覚・言語
構成比
肢体不自由
構成比
内部
構成比
合計
構成比
盆栽・園芸 37
20.2
107
30.7
219
24.8
228
32.0
591
27.8
旅行 40
21.9
92
26.4
189
21.4
181
25.4
502
23.6
囲碁・将棋 11
6.0
45
12.9
124
14.0
101
14.2
281
13.2
手芸 12
6.6
33
9.5
133
15.1
66
9.3
244
11.5
コーラス
詩吟・民謡
43
23.5
13
3.7
89
10.1
52
7.3
197
3.3
華道・茶道 16
8.8
38
10.9
53
6.0
63
8.8
170
8.0
写真 3
1.6
34
9.7
58
6.6
61
8.6
156
7.3
書道 5
2.7
18
5.2
51
5.8
49
6.9
123
5.8
絵画 0
0.0
19
5.4
60
6.8
43
6.0
122
5.7
文学 11
6.0
14
4.0
60
6.8
30
4.2
115
5.4
工芸・陶芸
彫刻
8
4.4
13
3.7
27
3.1
23
3.2
71
3.3
楽器演奏 15
8.2
7
2.0
14
1.6
23
3.2
59
2.8
その他 42
22.9
53
15.2
131
14.8
108
15.1
334
24.7
合計 243 486 1,208 1,028 2,965
合計の実数 183
100.0
349
100.0
883
100.0
712
100.0
2,127
100.0

(24) 課税・年金・手当の状況

  • ア 世帯の課税状況
     世帯の課税状況をみると「所得税課税世帯」が4,330人(59.4%)で最も多く、次いで「市町村民税課税世帯」1,320人(18.1%)、「市町村民税非課税世帯」915人(12.5%)となっている。

    【第26表】 世帯の課税状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分所得税課税市町村民税
    課税
    市町村民税
    非課税
    無回答合計

    構成比
    4,330
    59.4
    1,320
    18.1
    915
    12.5
    727
    10.0
    7,292
    100.0

  • イ 年金の状況(障害基礎年金以外の年金の状況)
     障害基礎年金以外の年金を受けている者は、2,735人(37.5%)で、受けていない者は4,188人(57.4%)となっている。

    【第27表】 年金の状況(障害基礎年金以外の年金の状況)

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分受けている受けていない無回答合計

    構成比
    2,735
    37.5
    4,188
    57.4
    369
    5.1
    7,292
    100.0

  • ウ 手当の状況
     手当を受けている者は2,844人(39.0%)となっている。

    【第28表】 手当の状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分受けている受けていない無回答合計
    障害児福祉手当特別障害者手当福祉手当特別児童扶養手当その他の手当小計

    構成比
    38
    0.5
    872
    12.0
    926
    12.7
    80
    1.1
    928
    12.7
    2,844
    39.0
    6,568
    48.9
    880
    12.1
    7,292
    100.0

(25)福祉サービスに対する希望状況

 福祉サービスへの希望について見ると、最も多い順に「年金などの所得保障の充実」(47.0%)、「医療費の助成」(32.2%)、「障害者が利用しやすいような公共施設の改善」(27.8%)となっている。障害別では、各障害を通じて「年金などの所得保障の充実」が最も多く、次に多いものとしては、「視覚障害」では「障害者のための交通安全対策の推進」が、「聴覚・言語障害」と「内部障害」では「医療費の助成」、「肢体不自由」では「障害者が利用しやすいような公共施設の改善」となっている。

【第29表】 福祉サービスの希望(複数回答・5つまで)

(単位:上段・人、下段・%)
区分 視覚
構成比
聴覚・言語
構成比
肢体不自由
構成比
内部
構成比
合計
構成比
年金などの所得保障の充実 314
52.0
314
40.2
1,154
44.5
632
54.9
2,414
47.0
医療費の助成 187
31.0
233
29.8
754
29.0
481
41.8
1,655
32.2
障害者が利用しやすいような公共施設の改善 176
29.1
165
21.1
811
31.2
273
23.7
1,425
27.8
在宅障害者のための訪問指導制度の充実 137
22.7
157
20.1
745
28.7
216
18.8
1,255
24.4
障害者に対する正しい理解の啓発 135
22.4
205
26.2
525
20.2
247
21.4
1,112
21.7
障害者に対する相談機能の充実 126
20.9
148
19.0
555
21.4
260
22.6
1,089
21.2
デイサービス等の充実 98
16.2
132
16.9
644
24.8
151
13.1
1,025
20.0
能力に応じた職業訓練の実施・働く場の確保 85
14.1
152
19.5
496
19.1
251
21.8
984
19.2
ホームヘルパーや介護人の派遣 124
20.5
124
15.9
564
21.7
151
13.1
963
18.8
障害者のための交通安全対策の推進 226
37.4
137
17.5
408
15.7
138
12.0
909
17.7
専門的な機能回復訓練の実施 44
7.3
112
14.3
642
24.7
89
7.7
887
17.3
ボランティアの養成・地域交流の機会の増加 139
23.0
142
18.2
430
16.5
170
14.8
881
17.2
障害に適した設備をもった住宅の確保 87
14.4
80
10.2
482
18.6
107
9.3
756
14.7
手話通訳者の養成・派遣の充実 2
0.3
187
23.9
1
0.0
1
0.1
191
3.7
その他 228
37.7
283
36.2
778
30.0
419
36.4
1,708
33.3
合計 2,075 2,525 8,864 3,540 17,004
合計の実数 604
100.0
781
100.0
2,596
100.0
1,152
100.0
5,133
100.0

(26)施設の利用希望状況

 回答者7,292人のうち、3,123人(希望時期による重複回答者を含む。)が何らかの施設サービスを希望しており、そのうち、「養護・特別養護老人ホーム」を希望する者(921人)が最も多く、次いで、「デイサービスセンター」を希望する者(510人)が多い。

【第30表】 施設の利用希望

(単位:上段・人、下段・%)
区分 入所更生施設 療護施設 養護・特別養護老人ホーム デイサービスセンター 福祉ホーム 身体障害者福祉センター その他 合計
今すぐ希望
1年以内
96
11.2
81
9.5
116
13.6
223
26.1
16
1.9
74
8.7
248
29.0
854
100.0
今後希望
2~5年後
46
4.9
65
7.0
268
28.8
141
15.2
37
4.0
83
8.9
291
31.2
931
100.0
近い将来希望
6~10年後
27
3.6
37
5.0
277
37.2
101
13.6
59
7.9
60
8.1
184
24.6
745
100.0
将来希望
11年後以降
13
2.2
42
7.1
260
43.9
45
7.6
69
11.6
73
12.3
91
15.3
593
100.0
合計 182
5.8
225
7.2
921
29.5
510
16.3
181
5.8
290
9.3
814
26.1
3,123
100.0

2 平成7年度富山県精神薄弱者実態調査結果の概要

1 調査の目的

 精神薄弱者福祉の向上を図るためには、各種の関係施策を体系的、総合的に推進していく必要がある。このため、対象となる者の生活の実状とニードを正しく把握し、今後の福祉行政の基礎資料に資することを目的とする。

2 調査対象

 県内に居住する者(県出身者で県外施設等の入所者を含み、県外出身者で県内施設等の入所者を除く)であって、児童相談所、精神薄弱者更生相談所、精神保健福祉センター、もしくは医療機関において精神薄弱(精神遅滞、精神発達遅滞)と判定されたもの、または精神薄弱(精神遅滞、精神発達遅滞)と他の障害が合併していると判定されたもの。

3 調査の期間・方法

(1) 予備調査

 平成7年6月1日現在とし、調査は平成7年6月1日から6月20日までの間に、福祉事務所、児童相談所、社会福祉施設、学校、病院等の各機関が把握している調査の対象となる者の名簿を作成した。

(2) 本調査

 平成7年7月1日現在とし、調査は平成7年7月1日から7月31日までの間に、調査員が調査の対象となる者の家庭を訪問する等の方法により調査票を作成した。

4 調査結果の概要

(1)総数

 本県における精神薄弱者の総数は、平成7年7月1日現在で、4,739人となっている。
内訳は、18歳未満の精神薄弱児以下「児」という。)が1,302人、18歳以上の精神薄弱者(以下「者」という。)が3,437人となっている。

【第1表】 精神薄弱者の総数

(単位:上段・人、下段・%)
区分 18歳未満 18歳以上 合計

構成比
1,302
27.5
3,437
72.5
4,739
100.0

(2)男女別状況
 総数4,739人のうち、「男性」は2,829人(59.7%)、「女性」は1,910人(40.3%)となっている。男女比は「児」、「者」とも男性が占める割合が高い。

【第2表】 精神薄弱者の男女別状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 男性 女性 合計
18歳未満
構成比
851
65.4
451
34.6
1,302
100.0
18歳以上
構成比
1,978
57.6
1,459
42.4
3,437
100.0
合計
構成比
2,829
59.7
1,910
40.3
4,739
100.0

(3)障害程度別状況

 障害程度別では、「軽度」1,102人(23.3%)、「中度1,670」人(35.2%)、「重度」1,967人(41.5%)となっており、重度の占める割合が高い。

【第3表】 障害程度別状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 軽度 中度 重度
18歳未満
構成比
397
30.5
446
34.3
459
35.3
1,302
100.0
18歳以上
構成比
705
20.5
1,224
35.6
1,508
43.9
3,437
100.0
合計
構成比
1,102
23.3
1,670
35.2
1,967
41.5
4,739
100.0

(4)年齢別状況

 総数4,739人の年齢構成は、「18歳未満」が1,302人(27.5%)、「18歳から64歳まで」が3,195人(67.5%)、「65歳以上」が242人(5.1%)となっている。

【第4表】 年齢別状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 0~17歳 18~64歳 65歳~ 合計
0~5歳 6~14歳 15~17歳 小計 18~19歳 20~39歳 40~59歳 60~64歳 小計 65歳~ 小計
軽度 21 293 83 397 70 358 199 30 657 48 48 1,102
中度 71 243 132 446 69 575 420 78 1,142 82 82 1,670
重度 54 298 107 459 135 722 464 75 1,396 112 112 1,967
合計
構成比
146
3.1
834
17.6
322
6.8
1,302
27.5
274
5.8
1,655
34.9
1,083
22.9
183
3.9
3,195
67.5
242
5.1
242
5.1
4,739
100.0

(5)配偶者の有無

 「配偶者を持つ者」は、全体の2.6%である。

【第5表】 配偶者の有無

(単位:上段・人、下段・%)
区分 配偶者有 配偶者無 合計

構成比
121
2.6
4,618
97.4
4,739
100.0

(6)療育手帳の所持状況

 療育手帳の所持者は3,998人であり所持率は84.8%である。そのうち、「児」は836人、「者」は3,162人である。「18歳以上」では、所持率が92%と高いが、「18歳未満」では所持率が64.2%と低い。

【第6表】 療育手帳の所持状況

(単位:人)
区分 重度(A) 所持率(%) 中軽度(B) 所持率(%) 所持者合計 所持率(%)
18歳未満
不所持
392
287
57.7 444
179
71.3 836
466
64.2
18歳以上
不所持
1,430
78
94.8 1,732
197
89.8 3,162
275
92.0
合計
不所持
1,822
365
83.3 2,176
376
85.3 3,998
741
84.8

(7)療育手帳を持っいてない理由

 療育手帳を持っていない者は741人であるが、その理由として最も多いものは、「必要とは思わない」であり、ほぼ半数を占める。次いで、「療育手帳のことについて知らなかった」136人(18.4%)となっている。

【第7表】 療育手帳を持ってない理由

(単位:上段・人、下段・%)
区分 必要でない 知らなかった 申請中(予定) その他 合計

構成比
363
49.0
136
18.4
44
5.9
198
26.7
741
100.0

(8)合併障害の状況

  • ア 総数4,739人のうち他の障害を合併している者は2,089人で、全体の44.1%を占めている。合併障害の内訳は、「肢体不自由」740人(35.4%)、「てんかん」433人(20.7%)、「音声・言語」289人(13.8%)の順になっている。

    【第8表】 合併障害の状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分肢体不自由てんかん音声・言語視覚障害聴覚障害内部障害平衡機能その他合計

    構成比
    740
    35.4
    433
    20.7
    289
    13.8
    109
    5.2
    104
    5.0
    90
    4.3
    24
    1.1
    300
    14.4
    2,089
    100.0


  • イ 合併障害がある者のうち、身体障害者手帳の所持者は1,014人である。また、「重度」のうち、身体障害者手帳1級及び2級の所持者は538人であり、手帳所持者の過半数を占める。

    【第9表】 身体障害者手帳所得状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分1級2級3級4~6級合計
    軽度
    構成比
    25
    26.3
    21
    22.1
    18
    18.9
    31
    32.6
    95
    100.0
    中度
    構成比
    43
    21.9
    42
    21.4
    31
    15.8
    80
    40.8
    196
    100.0
    重度
    構成比
    371
    51.3
    167
    23.1
    94
    13.0
    91
    12.6
    723
    100.0
    合計
    構成比
    439
    43.3
    230
    22.7
    143
    14.1
    202
    19.9
    1,014
    100.0

(9)居所の状況

 全体の居所別状況は、「児の施設に入所・通所している者」が523人、「者の施設に入所・通所している者」が1,176人、「精神病院等に入院中の者」が327人、「グループホーム・福祉ホーム等に入所している者」が44人、「在宅の者(下宿・住み込み等を含む)」が2,669人となっている。

【第10表】 居所の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 児の施設 者の施設 病院に入院 福祉ホーム等 在宅その他 合計

構成比
523
11.0
1,176
24.8
327
6.9
44
0.9
2,699
57.0
4,739
100.0

(10)介護の状況

  • ア 在宅の2,548人のうち、「介護が常に必要な者」は321人、「ある程度必要な者」は、754人で併せて1,075人であり、42.2%を占めている。

    【第11表】 介護の状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分常に必要
    a
    ある程度必要
    b
    小計
    a+b=c
    ほとんど必要なし
    d
    合計
    c+d=e
    軽度46973791864
    中度37329366557923
    重度280356636125761
    合計3217541,075
    42.2
    1,473
    57.8
    2,548
    100.0


  • イ また、主な介護者は「母」813人(77.1%)、「兄弟姉妹」103人(9.8%)であり、次いで「祖父母」54人(5.1%)、「父」52人(4.9%)の順となっている。

    【第12表】 介護者の状況

    (単位:上段・人、下段・%)
    区分介護が必要な者の介護者の内訳合計
    構成比
    兄弟姉妹祖父母配偶者その他
    軽度
    構成比
    57
    78.1
    3
    4.1
    2
    2.7
    6
    8.2
    1
    1.4
    1
    1.4
    3
    4.1
    73
    100.0
    中度
    構成比
    283
    77.3
    32
    8.7
    14
    3.8
    14
    3.8
    5
    1.4
    0
    0.0
    18
    4.9
    366
    100.0
    重度
    構成比
    473
    76.8
    68
    11.0
    38
    6.2
    32
    5.2
    1
    0.2
    2
    0.3
    22
    3.6
    616
    100.0
    合計
    構成比
    813
    77.1
    103
    9.8
    54
    5.1
    52
    4.9
    7
    0.7
    3
    0.3
    43
    4.1
    1,055
    100.0


  • ウ 年令階級別に介護が必要な人の比率をみると、どの階層でも30%を越えており、その中でも11歳未満の児童と50歳以上の者については50%を越えている。

    【第13表】 年齢階級別介護の必要度

    (単位:人)
    区分0~5歳6~11歳12~14歳15~17歳18~19歳20~29歳30~39歳40~49歳50~59歳60~64歳65歳以上合計
    常に必要1710227221340303120613321
    ある程度必要191248658461416183633736754
    必要なし22221691751003211731557633471,473
    合計3844828225515950226426915976962,548
    必要な者の合計362261138059181911148343491,075
    必要な者の割合(%)94.750.440.131.437.136.134.542.452.256.651.042.2

(11)保育等の状況

 学齢未満児とは7歳未満の幼児であるが、そのうちの7割近くが「通園施設」に通っており、次いで「保育所」、「どこへも行っていない」の順に多い。

【第14表】 保育等の状況(学齢未満児のみ)

(単位:上段・人、下段・%)
区分 通園施設 保育所 通園訓練事業等参加 幼稚園 養護学校
(幼稚部)
どこへも行っていない 合計

構成比
109
69.9
23
14.7
7
4.5
2
1.3
1
0.6
14
9.0
156
100.0

(12) 就学の状況

  • ア 学齢(7歳)以上の者のうち、就学している者は1,111人であるが、小学校段階では「軽度」は「特殊学級」が多く、「中度」は「特殊学級」と「養護学校」がほぼ半々となっている。また、「重度」は「養護学校」が多い。
  •  イ 中学校段階では、「中度」の「特殊学級」にいる人数が減り、「養護学校」にいる人数の割合が高い。

    【第15表】 就学している者の学校種別状況

    -小学校(小学部)-

    (単位:人)
    区分普通特殊養護ろう訪問小計
    軽度016322100186
    中度07265300140
    重度0121532126194
    合計
    構成比・%
    0
    0.0
    247
    47.5
    240
    46.2
    6
    1.2
    1
    0.2
    26
    5.0
    520
    100.0

    -中学校(中学部)-

    (単位:人)
    区分普通特殊養護ろう訪問小計
    軽度08526200113
    中度03073000103
    重度01980114114
    合計
    構成比・%
    0
    0.0
    116
    35.2
    197
    59.7
    2
    0.6
    1
    0.3
    14
    4.2
    330
    100.0

    -高校(高等部)-

    (単位:人)
    区分普通養護ろう小計各種学校合計
    軽度26420683370
    中度0123011240367
    重度06501660374
    合計
    構成比・%
    2
    0.8
    252
    97.7
    2
    0.8
    2
    0.8
    258
    100.0
    31,111

(13)卒業後の進路希望(中学校、高校等に就学している者のみ)

 中学段階では「進学」が最も多く7割近くを占め、次いで「施設入所」、「進学」の順になっている。また、高校段階では「就職」が過半数を占め、次いで「小規模作業所」、「施設入所」の順になっている。

【第16表】 卒業後の進路希望(中学校、高校等に就学している者のみ)

(単位:上段・人、下段・%)
区分 進学 就職 施設入所 施設通所 小規模作業所 家事 その他 合計
中学校
(中学部)
221
67.0
20
6.1
42
12.7
12
3.6
12
3.6
5
1.5
18
5.5
330
100.0
高校
(高等部)
12
4.7
138
53.5
31
12.0
28
10.9
43
16.7
1
0.4
5
1.9
258
100.0
合計
構成比
233
39.6
158
26.9
73
12.4
40
6.8
55
9.4
6
1.0
23
3.9
588
100.0

(14)就労の状況

 総数4,739人から学齢未満児と就学児を除いた3,472人のうち、「就労している者」は600人、「就労していない者」は1,400人、「施設等に入所している者」は1,472人である。
 また就労していない者で、「小規模作業所に通所している者」が269人、「以前就労していた者」が437人、「就労経験がない者」が694人である。

【第17表】 就労の状況

(単位:上段・人、下段・%)
区分 就労している者 就労していない者 施設等に入所している者 合計
小規模作業所に通所 以前就労していた者 就労経験がない者

構成比
600
17.3
269
7.7
437
12.6
694
20.0
1,472
42.4
3,472
100.0

(15) 就労している者の状況

  • ア 就労している者を職種別にみると、男女とも「製造加工業」が359人と最も多く、合計では以下「クリーニング店」41人、「工事業」34人、「清掃業」24人の順になっている。

    【第18表】 職種別就労状況

    (単位:人)
    区分製造加工業クリーニング店工事業清掃業卸小売業農林漁業飲食店出版印刷業旅館運送業その他合計
    男性25225331716141081157434
    女性107161763405017166
    合計35941342422171486174600

  • イ また雇用形態は、「常時雇用」が483人、「臨時雇」が83人、「自家業」が34人であり、継続して安定した報酬がある「常時雇用」が80.5%を占めている。

    【第19表】 就労の形態

    (単位:人)
    区分常雇臨時雇自家業合計
    軽度2824012334
    中度1763315224
    重度2510742
    合計4838334600


  • ウ 就労者600人のうち、465人(77.5%)が「月5万円以上」の収入を得ており、「月10万円以上」の収入を得ている者は152人(25.3%)いる。

    【第20表】 勤労者の収入

    (単位:人)
    区分1万円未満3万円未満5万円未満10万円未満15万円未満15万円以上合計
    男性22154821611617434
    女性13152297190166
    合計35307031313517600

(16) 就労していない者の理由

 小規模作業所に通所している者を含む就労しないもの1,400人の主な理由は、「障害が重い」が671人(47.9%)、「病気」205人(14.6%)、「会社が倒産・人員整理・働く場がない」155人(11.1%」となっている。

【第21表】 就労していない者の理由

(単位:上段・人、下段・%)
区分 障害が重い
(重度化)
病気 会社が倒産
人員整理
働く場がない
家事都合
(家事に専念)
対人関係 高齢 通勤が困難 その他 合計
構成比 671
47.9
205
14.6
155
11.1
91
6.5
86
6.1
52
3.7
11
0.8
129
9.2
1,400
100.0

(17)福祉サービスに対する希望状況

 福祉サービスに対する希望内容は、「暖かい地域社会の形成促進・啓発」が最も多く、次いで「年金制度の充実」、「障害者に配慮した医療機関の充実」、「ショートステイの充実」、「相談、指導、情報提供の充実」、「スポーツ・文化活動等参加機会の充実」の順となっている。

【第22表】 福祉サービスの希望(第1希望)

(単位:人)
区分 軽度 中度 重度 合計
暖かい地域社会の形成促進・啓発 281 394 418 1,093
年金制度の充実 186 295 279 760
障害者に配慮した医療機関の充実 49 134 335 518
ショートステイの充実 27 134 240 401
相談、指導、情報提供の充実 94 124 121 339
スポーツ・文化活動等参加機会の充実 82 118 57 257
デイサービス・デイケアの充実 21 65 117 203
養護学校・特殊学級等の充実 96 59 46 201
職業のあっせん、就労の場の拡大 77 71 17 165
職業訓練の充実 37 83 35 155
医療費助成枠の拡大 36 46 33 115
ホームヘルパーの派遣 13 31 54 98
心身障害児に対する早期療育の充実 13 16 68 97
税の減免の充実 24 30 34 88
障害者が一般の医療を受けやすく 7 19 53 79
福祉機器の給付・貸与の充実 9 16 40 65
通常の学級への入学機会の充実 25 19 4 48
就職後の事後指導相談 19 9 8 36
低利な貸付金の充実 4 4 3 11
保育所・幼稚園への入学入所機会の充実 2 3 5 10
合計 1,102 1,670 1,967 4,739

 障害程度別にみると、どの区分でも「暖かい地域社会の形成促進・啓発」、「年金制度の充実」、「相談、指導、情報提供の充実」の割合が高いほか、軽度では「養護学校・特殊学校等の充実」、「職業のあっせん、就労の場の拡大」等の割合が高く、中度では「ショートステイの充実」、「デイサービス・デイケアの充実」、「障害者に配慮した医療機関の充実」、「職業訓練の充実」、「職業のあっせん、就労の場の拡大」等の割合が高く、重度では「障害者に配慮した医療機関の充実」、「ショートステイの充実」、「デイサービス・デイケアの充実」の割合が高くなっている。また、軽度・中度では重度よりも「スポーツ・文化活動等参加機会の充実」と職業に関する希望の割合が高い。

(18)社会福祉施設等の入所・通所の希望状況

 総数4,739人から精神薄弱者施設等入所者1,176人を除いた3,563人のうち、「社会福祉施設等への入所・通所を希望する者」は1,491人、「希望しない者」は2,072人となっている。
 「入所施設を希望する者」は、「児」263人、「者」568人おり、通所施設を希望する者は「児」294人、「者」99人となっている。「その他の施設」として、「福祉ホーム・グループホームを希望する者」は170人、「老人施設等を希望する者」が97人いる。
 特に「入所施設を希望している者」のうち5年以内に希望する者が497人いる。

【第23表】 入所・通所の希望状況

(単位:人)
希望時期 入所施設 通所施設 その他 合計
現在 20 122 12 29 34 217
5年以内 120 235 116 30 83 584
将来 123 211 166 40 150 690
合計 263 568 294 99 267 1,491

主題
とやま障害者自立共生プラン No.3 98頁~121頁

発行者
富山県厚生部障害福祉課

発行年月日
平成9年11月

文献に関する問い合わせ先
〒930-80 富山市新総曲輪1-7
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