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長野パラリンピック開催に向けて

大会を支える人たち

(財)長野パラリンピック冬季競技大会組織委員会

 長野パラリンピック冬季競技大会は、約5000人の人たちによって運営される予定です。内訳は、競技役員等競技運営に携わる人たちが約1000人、会場運営に携わる人たちが約4000人となっています。
 その4000人のうち、約2000人の人たちがボランティアとして参加しています。ボランティアの業務は、大きく分けて聖火リレー等の競技開始前の事前業務、競技会場の運営、開閉会式の運営等です。
 業務はいろいろありますが、主なものとしては、入場券の販売、会場内の観客案内、駐車場の整理、会場の警備、表彰式の運営があります。その他にも診療所での医師の手伝い、スタッフの食事や宿泊の手配などの業務や、競技会場の業務以外でも、車両の運転、聖火リレーの運営、パラリンピック村での開村準備、選手団に送るプレゼントの仕分け業務などがあります。
 大会の期間は、3月5日から3月14日までですが、ボランティアの人たちが参加する期間は、2月23日から3月16日までです。会場ごとに期間の長短がありますが、ちなみに、最も多くボランティアの人たちが参加する日は3月5日で約1500人となっています。
 大会の運営に直接かかわるボランティアのほかに、各競技会場やパラリンピック村などでの文化プログラムやアトラクションの出演では、市民団体や子どもたちによる約1万人の文化交流ボランティアの人たちがいます。各競技会場やパラリンピック村で、世界・日本そして長野の文化、芸術、伝統文化の紹介や郷土芸能などの演奏、実演を行い、競技による交流だけでなく、世界の人々とともに楽しさや感動を分かち合います。
 また、競技会場地や近隣の市町村からも多くの住民の皆さんにさまざまな面で大会成功のために協力をしていただきます。
 以上のとおり、長野パラリンピック冬季競技大会は、ボランティアをはじめとする多くの人たちによって支えられている大会です。多くの人たちの力を結集してすばらしい大会ができればと思います。また、「ふれあい」と「感動」を世界の人たちに長野から発信できればと願っています。


(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
1997年12月号(第17巻 通巻197号)60頁・61頁