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編集後記

 6月の中旬に横浜で開催されたヨコハマヒューマンテクノランド(ヨッテク)に行ってきました。
 私のお目当ては「インディペンデンス3000IBOT」でした。二輪で自動的にバランスをとって立ち上がることができる車椅子。「すごいものが日本に来た!」という噂を聞いていたけれど、この目で確かめたいと、横浜へ足を運んだわけです。
 会場で実際に二輪で立ち上がるのを目にしました。バランスを崩しそうとしても倒れない。このバランスの秘密は振り子の原理にあるそうです。「人間の三半規管の機能を使っています」と説明されたのですが、分かったようで分からないような…。電動車いすというより、ロボットという感じの「すごいもの」でした。現在アメリカで医療機器として申請中とか。このほか、階段を昇降できる電動車いすなどなど、21世紀の車いすは、今は夢だと思うようなことも技術の発達で現実のものになってしまうかもしれません。
 変わったのは車いすだけではありませんでした。会場を後にして、駅に向かう途中、ピンクや黄色などカラフルな色使いをした電動車いすに乗った2人の女の子を見かけました。2人ともおしゃれで、車いすの色に合わせて車いす周りの小物や洋服もコーディネートしているのでしょうか。とてもかわいかったです。

(K)

 今月号で河村ちひろさんも触れていましたが、ダスキンの第2期アジア研修生の帰国が近づいています(この本が出る頃には帰国しています)。昨年9月から約1年間の研修を終え、母国に戻る準備とうれしさで胸一杯のことでしょう。流暢になった日本語が彼らの姿を頼もしく見せています。日本で学んだ何が彼らの中で芽を出していくかが楽しみです。それは5年後?それとももっと早い時期でしょうか。1981年の国際障害者年から20年の月日が流れ、当時の機関誌の復刻版がでるようです。近くでその動きをみていた者としては、懐かしいだけでなく次代につながる何かをみつけられたらと思っています。

(S)