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カウントダウン AP10年

「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム・大阪フォーラム
第25回総合リハビリテーション研究大会

―メインテーマは「共に生きる地域づくり」
(Inclusive Society)―

正井秀夫

大阪では3回目の開催

 「総合リハビリテーション研究大会」は、リハビリテーションに携わる専門家の相互交流を目的として1977年(昭和52年)に東京で開催された「リハビリテーション交流セミナー」に端を発します。以来、〈包括的リハビリテーション〉の視点から各分野の連携を論じ、また、「国際児童年」「国際障害者年」「アジア太平洋障害者の十年」などの国際的な取り組みとも連動したセミナーとして定着し、1987年からは、現在の「総合リハビリテーション研究大会」と名称を改め、各地で大会を開催してきました。
 大阪は、昨年の第24回研究大会に引き続き3回目の開催となります。昨年は、厚生労働省の誕生で主要な課題となった「働くこと・働き続けること」をテーマに、ILO本部職業リハビリテーション専門官のBarbara Murryさんによる基調講演、現場で先進的な実践活動をされている方々によるシンポジウム・ポスターセッションなどを行い、全国から総勢550人の方々の参加を得て活発な研究会でした。

メインテーマは「共に生きる地域づくり」

 今年の「第25回総合リハビリテーション研究大会」は、ご案内の通り「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラム・大阪フォーラムの四つの会議の一つとして、10月22日(大阪フォーラム2日目の午前中)に「大阪市舞洲障害者スポーツセンター」を主会場として、「アジア太平洋障害者の十年」推進NGO大阪会議(RNN)と連携し、さらに、国内で進められている三つのキャンペーンである 1.「欠格条項」総点検キャンペーン、2.「市町村障害者計画」策定推進キャンペーン、3.「情報バリアフリーとITネットワークの整備」推進キャンペーンと連動しながら「共に生きる地域づくり(Inclusive Society)」をメインテーマに、四つの分科会 1.ハードルのないバリアフリーな地域づくり、2.当事者性と自立生活運動、3.欠格条項を取り除くために、4.「障害者プラン」の現状と「新障害者プラン」に向けて、を設け、まさに21世紀を展望する議論を展開します。

USJの検証とアジア参加者との意見交換

 また、午後からは、会場をUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に移し、バリアフリーの現状や障害のある人の雇用状況などをつぶさに検証したり、あるいはアジアから参加された障害のある方々との意見交換をすることにしています。
 私は、第25回総合リハビリテーション研究大会の担当事務局員ではありますが、大阪フォーラム組織委員会の事務局も当方に置き、フォーラム全体の円滑な運営を支えるための裏方も務めています。会議のキャンペーン・参加された方々の宿泊の手配や移送・ボランティアの方々の教育や配置・会場の装飾やアトラクション・食事の準備などなど、枚挙の暇がないほど数々の業務に忙殺されています。しかし、アジア各国や国内から参加される方々に不便をおかけしないよう、また、「障害者の権利実現へのパートナーシップ」の実現に確かな手応えをつかんでいただく大阪フォーラムであるよう、スタッフ一同万全の体制で臨むべく張り切っています。

(まさいひでお 第25回総合リハビリテーション研究大会事務局、「アジア太平洋障害者の十年」最終記念フォーラム・大阪フォーラム事務局)


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