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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2005年9月号

編集後記

初めて岡山を訪れた時、駅から家までタクシーで行こうという夫に、路面電車が走っているならそれで行こうよと誘った。何より楽しそうだし古い車両のレトロな雰囲気が気に入った。バスの見下ろすような高さから見るのと違って、窓から入る風も違った。初めて見る街並をゆっくり眺めながら観察できる速さも好きだった。これに乗って近くの神社の夏祭りに出かけ、輪くぐりも経験した。しばらく訪れていないので「MOMO」の記事を読んで懐かしさがこみあげてきた。話は変わって通勤にバスを利用している私も、いつノンステップバスが走っているかを地元で確認したら、時刻の上に黒丸印がついていた。ただこれまで車いす使用の人とバスで乗り合わせたことがない…。(S)


エンジョイライフで紹介した佐藤浩子さんのお宅に伺った時、最初にぜひ見てほしいところがあると、駐車場に出るドアのところに案内された。そのドアは電動で、佐藤さんはリモコンを使ってドアの開閉をしているという。電動のドアになったのは、今まで開けたままにしていたドアを閉めるということがきっかけ。ドアの開閉についてマンションの管理組合に申し入れをしたところ、駐車場へのドアが電動になったといいます。マンション前の道路から入り口へのアプローチのところにある小さな段差もきれいにカットされていました。マンション全体が住みやすい環境に変わってきたのは、佐藤さんの働きかけと住民の人たちや管理会社の理解も大きいと感じます。(K)