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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2005年12月号

編集後記

1年を振り返って漢字一文字にたとえるなら、障害者関係で言えば、今年は「闘(戦)」だろうか。人によってどの字を使うかはそれぞれだと思うが、「5大ニュース」でもほとんどの人が上げていた障害者自立支援法の成立。国会や厚労省前で反対運動を繰り返しながらも成立してしまった支援法に対する不安、これからの生活がどうなるのか先が見通せない当事者の方の心配は尽きない。3年後の見直し規定が盛り込まれたが、座談会でもそれを見据えた基盤作りが大切だと述べられている。この反対運動で障害者のパワーや連帯を実感した人も多いはず。手応えのあったこの力が次のステップに向かう原動力になることは確かだ。そして、よい結果が得られることを信じよう。(S)


「私が選んだ今年の5大ニュース」は、この1年、本誌に原稿を執筆していただいた方の中から12人の方にお願いしている。それぞれかかわっている領域のニュースを中心にあげられた全国的な話題や地域性のある話題から、この1年間が見えてくる。今年はやはり障害者自立支援法に関するものが多かった。添えてあるコメントで、さらに思いが伝わってくる。障害ごとの話題や地域性のある話題は「5大ニュース」で知ることが多く、日頃からの活動の様子が見えてくるので、毎年どんなニュースがあるのか楽しみにしている。大きな話題はもちろんのこと、各地の取り組みをこれからも紹介していきたいと思う。(K)