「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2006年1月号
編集後記
今年は戌年。にちなんで、ワンワン話で始めましょう。家の近くの神社にわが家の愛犬を連れて初詣に行った時のこと。途中、車の前に飛び出して動けなくなっているチワワを発見、保護した。ぶるぶる震えるチワワを家族の中で一番動物好きで面倒見の良い次女が抱っこしながらお参りし、警察に連絡した。早速御利益があったのか、1時間ほどで飼い主が現れたと警察から連絡があった。まずはよかった。犬を飼っている人は多く、年賀状にもたくさん登場してきた。戌年生まれの愛犬の余生を「楽喜健」(ラッキー犬:楽しく喜んで、健やかに生きる)と読んだ友人がいて、なるほどそうありたい……と和むあいさつ状だった。今年もどうぞよろしくお願いします。(S)
今月号の特集は、「障害者施策と行政組織」。総合的な福祉の推進や福祉と医療の連携など都道府県や市町村での取り組みを紹介した。今回紹介した取り組みでおわかりになるように地域特性が現れていて興味深い。地域で暮らす人たちの支援には、地域のことを熟知している関係者との連携やネットワークが欠かせない。「わがまちの障害者計画」で各自治体の施策のお話を伺うが、民間との連携について話が及ぶことも多い。
今年4月から障害者自立支援法が施行され、自治体の責務はより重くなってくる。利用者の立場にたったサービス提供のための組織づくりに注目したい。(K)