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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2006年11月号

編集後記

先月の初め、埼玉と山梨の県境にある日帰り温泉に友人らと行った帰り、若い頃にボランティアで訪問していたA園に立ち寄った。友人の1人はまだ1人で訪問を続けている。栗林だった辺りはすっかり様変わりしている。「ここは珍しいわね。門扉がないもの。昔もなかったけど」という友人の言葉に、確かにそうだとうなずいた。「どうぞご自由にお入りください」と言わんばかりの開放感だ。理事長先生が突然の訪問にもかかわらず笑顔で迎えてくれた。以前は児童施設だったが、今は更生施設に変更された。「うちはまだ開園以来、誰も欠けていないんですよ」と話す理事長先生はトレパン姿、家族のような言葉と笑顔がこころにしみた。(S)


先日、身近なものを活用した工夫(?)を体験した。メーカー勤務のお2人と話す機会があった。1人は聴障者だったので、職場でのコミュニケーションの方法を聞いてみた。2人が見せてくれたのは、今人気のゲーム機。職場では主にパソコンを使っているそうだが、今日のように社外に出たときに使っているという。実際に私もやらせてもらった。画面に書いたことをそのまま相手に送れる。コンパクトで手軽に使えて、こういった場所で使っていても違和感がない。日頃から職場内でコミュニケーションツールとしてどのようなものが使えるか、意見を出し合っているという。他にどんなものが提案されたのか聞けなかったのが残念だ。(K)