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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2008年5月号

編集後記

厚労省社保審障害者部会(4/23)が開かれて傍聴してきた。前回(06年2/9)から2年余が経過し自立支援法見直しに向けての部会ということで会議室は満員だった。2時間という制約の中で事務局の資料説明もあり、30人の委員全員から意見を聞くのは今後も難しいであろう。消化不良は否めないとして、この部会の意義を先に確認したい旨の発言があった。散漫になりがちな意見を次回からはテーマを決めてできるだけ事務局も事前の資料配付に努め、論点を積み上げる方向で委員会の方向が確認できたことはよかったと思う。次回は5月下旬が予定されている。議事録は厚労省のHPで公開されるのでぜひご覧いただけたらと思う。(S)


グラビアで紹介した小野まさ江さんの趣味は美術鑑賞だという。小野さんの絵の鑑賞方法は、何人かのグループで絵がどのように描かれているのか具体的に説明したり、どんな色合いなのかそのイメージなどを言葉を通して作品を鑑賞するのだという。世代の異なる人の考え方も分かって、とても楽しいそうだ。たとえば作品の中央部分奥に橋がかかっているとか、橋の右脇に木が何本あるのか、橋や樹々はどんな色か、などなど。言葉のやりとりの中で次第にイメージが広がっていく。普段私たちは一つひとつをそんなにしっかり見ていないことが多い。言葉で伝えながら作品を「見る」とまた新しい発見があっておもしろそうだ。(K)