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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2008年11月号

編集後記

列島縦断の「鮫川たんぽぽの家」。ここで触れるのは2度目である。「じゅうねんドレッシング」に感動し編集後記に書いたのが、4年前。そして今号は施設長の白岩さんに書いていただいた。実は本年7月、JICAの委託研修事業で途上国の研修生6人が就労コースの地方研修で鮫川村を訪れた。海外の研修生が見学に行くほどの意義があるということだ。一緒に農作業に取り組み交流を深めた。今かぼちゃ焼酎の販売に向け、ラベルや販売方法を検討中とか。過疎地で果敢に取り組む地に根の張った力強い白岩さんたちの挑戦が続く。同郷のよしみでまた紹介するのをお許し願おう、たんぽぽの家(TEL 0247-49-2022)。応援したい。(S)


今回の特集では、当事者団体の方々にアンケートをお願いしたところ、たくさんのご意見やご要望をお寄せいただいた。これらのご意見等は、放送に限らず情報をどう伝えたらよいのか、また「分かりやすさ」について考えさせられた。以前、知的障害の本人の会に送る書類を作ったときに、漢字にルビをつけて分かりやすく書いたつもりだったが、実際にはどうだったろうか。今回紹介したNHKの「週刊こどもニュース」は分かりやすい番組として知られている。この番組は知的障害のある人たちも見ている人が多いそうだが、「分かりやすさ」を追求している番組づくりをご紹介いただいて、人気の理由について納得がいった。(K)