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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年6月号

編集後記

今週で5月も終わりである。一つ紹介がある。ご覧になった方も多いと思うが、連休中に花田春兆先生がNHK教育TV「こころの時代」に登場した。「天邪鬼」と自らを称し、自在に遊び飛ぶ技、様、先生独自の生き方が紹介された。番組でアップになった天邪鬼は奈良の当麻寺の像。アップの顔は迫力があった。奈良と言えば、わがまちの取材で大和郡山市を訪れた時に、長年訪れたかった斑鳩のある地を訪ねた。一つは判明したが、もう一つはこの辺りか…と検討を付けただけ。法隆寺五重塔の相輪が見え、遠く生駒の山々を遙かに望める場所、腰を下ろし休んでいるうちにきっとこの辺りに違いないと、変な確信が生まれた。見渡した風景をしっかりこころに刻んで帰京した。(S)


3年ほど前に本誌グラビアで紹介した、平林望さんの個展が開催された。久しぶりに会う望さんは、以前に比べ穏やかな感じを受けた。母親の直江さんは、本人も作品も少しずつ成長しているという。改めて作品を見ると、作品の特徴である黒のラインが太くなり、それぞれの色のバランスが楽しい。望さんは、一口に「赤」といってもいろいろな種類があることや、白は塗る時に一番神経を使う色であることなどを話してくれた。絵の他にも習い事がいくつかあり、さらに幼稚園絵画教室の手伝いや当事者活動などで毎日忙しそうだ。望さんがどう成長していくのか、そして作品がどう進化していくのか、次に会う時が楽しみだ。(K)