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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年8月号

動きやすい体の維持にフィットネストレーニングは欠かせません!

長谷部義雄

平成10年に再発して症状が悪化したのを機に、動きにくくなった足を何とか動かしたいと思っていました。そして、自分にできそうな運動を探していたところ、他動的に足を動かしてくれるマシンがあることを知り、横浜ラポールのフィットネスルームを利用するようになりました。

今は、日曜祝日を除いてほとんど毎日ラポールに通っています。まずはマット上でセルフストレッチを行い、次にペダリングマシンで20分ほど足の運動をします。その後、筋力トレーニングマシンで腹筋と背筋の運動をしています。最近、定期的に受診しているリハセンターの担当PTにも勧められ、スタンディングマシンで立つ時間を長めにすることと、手すりにつかまりながらの歩行も取り入れるようにしています。少し疲労感はありますが、からだを動かすことは理屈抜きに気持ちのよいものです。

私は自分で車の運転をしますが、車いすから乗り移る時や、車いすを自動車に積み込む時など、運動をしていない日はからだが動きにくく、だるく感じてしまうのです。筋肉の拘縮を防ぎ、少しでも動きやすいからだを維持するために、毎日のフィットネストレーニングは欠かせません。

お気に入りはペダリングマシンです。何しろ勝手にからだを動かしてくれるのが良いですね!適度なリラクゼーション効果が得られるためか、途中で寝てしまうこともしばしばです(笑)。医師からは、からだが固くならないようにと薬を勧められていますが、薬に頼らず、できるだけ運動をすることで何とかしたいと思っています。ペダリングマシンは、日頃脚を動かす機会がほとんどない車いす利用者の人には、絶対におすすめの運動です!

(はせべよしお 多発性硬化症、四肢マヒ)