「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年8月号
大きく腕を振って、タンデムウォークを楽しんでます
西原雅子・永沼千恵子
スポーツボランティアの研修会でノルディックウォーキングを体験しました。その時、2人組になって腕を振る練習をしたのですが、この2人組歩き(タンデムウォーク)を応用して知的障害の方や視覚障害の方と一緒に歩いたという指導員の話を聞き、ぜひ永沼さんと一緒に歩きたいと思いました。
現在は週に2回、腕振りを意識してしっかり1時間、いつも2人で「三百六十五歩のマーチ」を歌いながら楽しく歩いています。時々周りの方が声をかけてくださることがあり、うれしく、とても励みになります。ウォーキングを始めてお互い少しスリムになったかな?と話をしています(笑)。
私自身、股関節に障害があり、以前からプールでの水中歩行や水泳などでからだを動かしていましたが、今はこのウォーキングとサウンドテーブルテニスで汗をかくのが楽しみです!
(にしはらまさこ 股関節機能障害)
タンデムウォークは、水泳教室でご一緒した西原さんに声をかけていただいたのがきっかけで始めました。これまでいろいろなスポーツにチャレンジしてきましたが、タンデムウォークは勝ち負けが関係なく、自分のペースで楽しめるのが魅力です。
とにかく今はウォーキングが楽しくて、雨の日でもスポーツセンターの地下グラウンドで3千~4千歩は歩いています!
普段、白杖を使って歩く時はどうしても下を向いてしまい、姿勢が悪くなりがちです。歩幅も小さくなってしまいます。ですから、タンデムウォークをする時は胸を張って姿勢良くすることと、大きく腕を振ることを心掛けています。そうやって歩くと、とても気持ちのよいものです。
西原さんの誘導は安心・安全で、ちっとも怖くありません。途中にある草花のことを教えてくれたり、いろいろな会話をしながら歩くことも楽しみです。
皆さんにもぜひ紹介したいです!
(ながぬまちえこ 視覚障害1級)