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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年4月号

編集後記

ピアカンと呼ばれるピアカウンセラーの養成は全国の自立生活センターの活動の柱だ。講習を経てピアカウンセラーとして活躍している人もいる。今回の特集に出てきたピアサポーターとは重なる部分が多いと感じた。両者に共通するのは当事者同士の(への)理解・共感であろうか。ガン体験者や大切な人を失くした方が体験談を話す機会は増えており、それが何よりの励ましや支えにつながっていることもよく読んだり耳にしたりする。その人の思いや願いに寄り添った支援、文字にしてしまえばたった20字にも満たない。しかし、やればやるほどその難しさ、奥深さを実感されている方も多いのではないか。だからこそ、やりがいのある、すばらしい仕事だと言える人達がいる。(S)


有楽町駅の改札口近くにラポートがある。お店のカウンター脇の壁には英語とタイ語でお菓子の種類を説明したものが貼ってある。タイ語のほうはお客さんが作ってくれたという。場所柄、お客さんは外国の方も多いそうだ。スタッフの人たちの働く姿を見て、お客さんとのコミュニケーションはどこの国の人であっても困らないだろうなと思った。私が取材をお願いしたいとお店を訪れたときも、筆談や口話、手話などを交えて連絡先を教えていただいた。毎日さまざまなお客さんと接するので、コミュニケーションの達人でもある。スムーズなコミュニケーションのポイントはすてきな笑顔かな、とグラビアの写真を見て思う。(K)