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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年12月号

編集後記

校正作業をしながら東川さんの原稿に胸が痛くなった。特集が、今の状況とぴたりと当たってしまった。目が離せない状況が続いている。支援法改正案衆院通過前後の動きは、東川さんの原稿がリアルタイムに伝えたとおり。東川さんもはせ参じた参院会館前に延べ1000人近い方が集まりいのちの叫びを上げた。その様子を薗部英夫さんが「基本合意をめざす会」ニュースでいち早く更新している。今週も今日(11/29)から3日間連続の集会を予定している。参院での可決を食い止めるためである。何度でも何度でもあきらめずに、再びの奇跡を起こそうと、この寒さのなか、怒りは前へ進む一歩になる。藤井克徳さんが言い続けている「運動は裏切らない」を強く強く信じて行こう。(S)


エンジョイライフでは、坂口登さんの工夫を紹介していただいた。携帯電話のカメラ機能を使うことは、身近にあってよく使うものの活用で、他にも応用ができそう。機器の機能を活用した工夫や色や形を目印にした工夫など、人の数だけ工夫があるので、毎回原稿を楽しみにしている。今回紹介できなかった工夫がある。それはトイレでの工夫だ。トイレ介助が必要な坂口さんにとって、トイレの問題は食べることと同じくらい大事だ。一般的な家のトイレは、本人と介助者が入れるだけのスペースが確保されていない。それをどんな方法で解決したのか…。次の機会に紹介していただこうと思っている。(K)