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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年2月号

特集 障害と生命倫理

重い障害があっても、一人の人間として生きる価値はみな平等である。

かつて、優生思想の考え方により、障害のある人の存在は否定的に捉えられ、障害のある人が生きる権利や子どもを生む権利さえも奪われてきた。70年代の青い芝の会に代表される障害者運動は「否定される命」から「生きる権利の宣言」であった。

論議がある中、昨年7月に施行された改正臓器移植法では、15歳未満の子どもの臓器移植や本人の意思は不明でも家族の承諾があれば臓器移植が可能となった。

今回の特集では、障害があって生きることや「いのち」について、さまざまな観点から問題提起をする。