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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年7月号

編集後記

初の企画である丸ごと1冊「東日本大震災」特集、校了間近の今、充実感からかこころは穏やかである。それは今号に登場していただいた方々の熱い思いが伝わってきたからだと思う。現地で支援活動に奔走され連絡もままならない方、新たに得た同郷の知人も同様に被災者や関係機関を回られている方、どなたも時間的にも体力的にも厳しいはずなのに、多忙だからなんていうのは言い訳と思えるほど、今やらなくちゃいけないことをスピーディーに確実に誠実に、対応され証明していただいた。これって今の政府に欠けているものではないか。岩手の鈴木先生から28日、「ようやく精神の作業所の再開が決まったのよ」と連絡があった。こんなうれしい明るいニュースもこれからはご紹介したい。(S)


今月号は大特集として東日本大震災を取り上げました。「グラビア」では、岩手、宮城、福島で支援活動している団体から写真を提供していただき、「時代を読む」では、阪神・淡路大震災のことを取り上げました。阿部一彦さんが書かれているように、今まで自治体や当事者団体で防災や災害時のための取り組みをしていましたが、みなさん、この大震災を教訓として今後に向けてしっかりとした仕組みづくりや法制度の整備などをあげています。これから被災地の状況や支援内容が変わっていき、新たな課題がでてきます。今後も大震災の特集を行い、被災地の現状や課題、新しい動きなどを伝えていくことにしています。(K)